ジュニアカテゴリーでも優勝すれば、プロへの道はすぐに開ける。特に最近はその傾向が高い。果たして、逸材は現れるだろうか?
過去の優勝者
-
2022 HERZOG Emil
-
2021 HAGENES Per Strand
-
2019 クイン・シモンズ
-
2018 レムコ・エヴェネプール
-
2017 JOHANSEN Julius
-
2016 EGHOLM Jakob
-
2015 フェリックス・ガル
-
2014 BOKELOH Jonas
-
2013 マチュー・ファンデルプール
-
2012 マテイ・モホリッチ
男子ジュニア
距離は127kmで争われる。
スタート
さあ、ニュートラルスタート。
オフィシャルスタート。
ジンバブエとウルグアイのライダーが、スタートから遅れる。
まずは、最初の位置取り争いだ。
ニュージーランドの選手がチェーンが外れたのか、沿道の人に押して貰って再スタート。
オランダのヴィエゴ・タイセンが単独でアタック。
残り8周
ヴィエゴ・タイセンが単独で最初の周回をクリアー。
ベルギーのヤルノ・ヴィダルがマシントラブルなのか長く止まっている。ベルギーチームのエースだ。
なんと22秒までタイム差を開いたヴィエゴ・タイセンがチェーン落ち。
サポートが来てチェーンをはめるが万事休す。
わずか22秒のリードは無くなってしまい、後続に追いつかれる。これは残念。
ノルウェーのオルン=クリストフ・フェリックスがアタック。
残り7周
オルン=クリストフ・フェリックスが14秒差で通過。
4人が追走に。
3人くらいが落車。カーブでフェンスの足に当たったのだろうか。ドイツのブルーノ・ケスラーは頭を打った様子。
4人の追走は捕まってしまう。
先頭に追走が追いつく。
先頭は3人となる。
残り89km。さらに一人追いついて4人に。
3人が落車。
4人のメンバーは
- ポール・フィーツケ ドイツ
- オルン=クリストフ・フェリックス ノルウェー
- ノルドハーゲン・ヨルゲン ノルウェー
- フィリプセン・アルベルト・ヴィッセン デンマーク
残り6周
4人が10秒差で残り6周に。
さらに追走3人が追いつき、先頭は7人に。
- ポール・フィーツケ ドイツ
- オルン=クリストフ・フェリックス ノルウェー
- ノルドハーゲン・ヨルゲン ノルウェー
- アルベルト・フィリプセン デンマーク
- ストーム・テオドール デンマーク
- デイビッド・シエラ イタリア
- ブレナン・マシュー 英国
集団の先頭を走っていたフランスのシュパーフェル・オーバンが落車。
ベルギーのシュテーナー・シュテフェンが追走に。
残り5周
先頭は残り5周に。
7人のリードは、集団に対して1分8秒に。このコースで1分の差は大きい。
残り4周
単独で追走していたベルギーのシュテーナー・シュテフェンは集団に吸収される。
集団は逃げにメンバーを乗せていないフランス、スペインなどが先頭を引く。
スロベニアが全開で引き始めた。
残り3周
先頭7人のリードは続く。
集団は38秒差までタイムを縮める。
先頭から英国のブレナン・マシューが切れる。
残り29.9km。先頭のペースが上がった所で、デンマークのストーム・テオドールは、アウターにギアが動かなくなった。
残り2周
33秒差で集団が通過。
先頭に一人追走が17秒差で追っている。
追走はおいつかず、集団に吸収される。
残り21.5kmで31秒差とあまり変わらない。
残り16.1km先頭は7人に戻っている。
先頭から、アルベルト・フィリップセンがアタックをかけた!
アルベルト・フィリップセンのアタックに、全員がおいていかれる。
残り1周
アルベルト・フィリプセン(デンマーク)が単独でラスト1周に。
このまま逃げ切れるのか。
残り11.5km。タイム差は20秒に開いた。
追走は38秒も開いた。
なんとイタリアのデイビッド・シエラはギアが急に重くなり失速。
追走は2人に。しかし、デンマークがいるので追いつくことはない。
- ポール・フィーツケ ドイツ
- ノルドハーゲン・ヨルゲン ノルウェー
アルベルト・フィリプセンが驚異的な逃げ切りを決めた!
ゴール手前から笑顔。なんという余裕。16歳のデンマーク人で、2023デンマーク選手権ロードとTTを制している。3週間前には、欧州MTBジュニアでも勝利している。
16歳で世界選手権を制したのはGroupama – FDJで走るオリヴィエ・ルガック。2010年に記録。
だが、オリヴィエ・ルガックは10日後に17歳となっている。アルベルト・フィリップセンは9月まで17歳にならない。正確には、16歳11か月2日で達成している。
これは史上最年少のジュニア王者誕生だ。さすがに16歳ではプロ入りはないかな。しかし、すでにプロからは注目されているライダーだ。果たしてどこが獲得するだろうか。
リザルト
アルベルト・フィリプセンのコメント
私たちの計画はデンマークチームと攻撃的なレースをすることだった。私たちはレースをハードなものにしたかった。彼(ストーム)もまた強いデンマーク人だ。
この7人のグループでは、チームとして本当にうまく走れた。最後から2周目に小さなアタックをかけて、後続とのわずかな差を作った。行ったとき、逃げられるとわかっていた。
適切な瞬間を待つしかなかった。そこからはフルスロットルで走った。本当に本当に気持ちよかった。周回を重ねても脚は疲れなかった。始まったばかりのような気がした。
ゴールを越えたとき、心の中はどうなっていましたか?
ちょっと不思議な感じがする。私はこれを夢見て、長い間それに向かって努力してきた…ついにそれが実現したことが信じられない。とても誇りに思う。
それはとてもとても大きな成果だ。長い間この目標に向かって取り組んできたので、この目標を達成できてとてもうれしい。私にとっては大きな出来事だ。
これは、ロードでもマウンテンバイクでもプロになるという私の夢に向けた非常に良い一歩となる。私は多才なアスリートになろうと努力しており、あらゆる分野が好きだ。それは私にとって興味深いものであり続ける。
プロのサイクリストになって、自分の仕事を楽しみたいと思っている。私は自分と同じことをやっている人たち、つまり異なる分野を組み合わせている人たちを本当に尊敬している。マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールト、トム・ピドコックのような選手だ。彼らは私のアイドルです。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
PHILIPSEN Albert Withen
|
Denmark | 3:06:26 | |
2 |
FIETZKE Paul
|
Germany | 1:19 | |
3 |
ØRN-KRISTOFF Felix
|
Norway | ,, | |
4 |
SIERRA Juan David
|
Italy | 1:24 | |
5 |
STORM Theodor
|
Denmark | 1:29 | |
6 |
NORDHAGEN Jørgen
|
Norway | 1:43 | |
7 |
DE SCHUYTENEER Steffen
|
Belgium | 2:57 | |
8 |
GRINDLEY Sebastian
|
Great Britain | 2:59 | |
9 |
ERŽEN Žak
|
Slovenia | 3:01 | |
10 |
CHAMBERLAIN Oscar
|
Australia | ,, | |
11 |
REMIJN Senna
|
Netherlands | ,, | |
12 |
KRÁL Kryštof
|
Czech Republic | ,, | |
13 |
INGEBRIGTSEN Storm
|
Norway | ,, | |
14 |
SENTJENS Sente
|
Belgium | ,, | |
15 |
HAUGLAND Kasper
|
Norway | ,, | |
16 |
CLEMMENSEN Theodor August
|
Denmark | ,, | |
17 |
HOLMES Wil
|
Australia | ,, | |
18 |
TIJSSEN Viego
|
Netherlands | ,, | |
19 |
GRIMSTAD UGLEHUS Mikal
|
Norway | ,, | |
20 |
GRISEL Matys
|
France | ,, | |
21 |
BESSEGA Andrea
|
Italy | ,, | |
22 |
OMRZEL Jakob
|
Slovenia | ,, | |
23 |
PATTINSON Tomos
|
Great Britain | ,, | |
24 |
GOSZCZURNY Patryk
|
Poland | ,, | |
25 |
SEIXAS Paul
|
France | ,, | |
26 |
PERICAS Adria
|
Spain | ,, | |
27 |
LEIDERT Louis
|
Germany | ,, | |
28 |
CRANAGE Joshua
|
Australia | ,, | |
29 |
BORREMANS Kasper
|
Finland | ,, | |
30 |
ALVAREZ Hector
|
Spain | ,, |
コメント
デンマークにはどれだけ逸材がいるんだ…?
ちなみに3位のオルン=クリストフはアレクサンダー・クリストフの弟(19歳差!)だそうです。
そうですね。よく一緒にトレーニングするけれど、兄からはあまり学ばず、スタヴァンゲルスキークラブで何年も私をフォローしてきたスポーツディレクターから学んでいるとか。
それにしてもデンマーク強すぎ。チームパーシュートでもイタリヤを破ってましたね。