2023ツール・ド・レン第3ステージ 最終ステージで総合優勝は?

第2ステージでは、ゴールでマイケル・ストーラーが落車。今日のステージに影響がないと良いのだけど、打撲と擦過傷は酷いだろう。

EF Education-EasyPostもヒュー・カーシーが残り3kmで落車したのが痛かった。最終ステージは、さらに厳しいコースなので、最後まで総合優勝の行方は争われることになりそうだ。

 

第3ステージ    オヨナックス ～レレックス・モント・ジュラ　131.5km

 

最終日の獲得標高は、2,905m。ペイ ド ジェクススキーリゾートに到着する前も登りとなっている。小集団でのゴールとなりそうだ。

 

1. 2級山岳　Cote de Berthiand  4.8km・6.3%
2. 3級山岳　Cote de Corverlssant  3.4km・5.4%
3. 3級山岳　Cote de Matafelon 2.8km・5.9%
4. 3級山岳　Cote de Samognat 3.9km・5.9%
   
5. 3級山岳　Cote de Viry  4.3km・5.9%
   
6. 2級山岳　Cote de Giron 3.8km・7.3%
   
7. 1級山岳　メンティエール峠 9.1km・6.3%

 

5人の逃げ

残り61.4kmでタイム差1分22秒。Intermarché – Circus – Wantyのリリアン・カルメジャーヌを含む5人の逃げとなっている。

1. ピエールリュック・ペリション　　Cofidis
2. リリアン・カルメジャーヌ　Intermarché – Circus – Wanty
3. クレマン・ヴァントゥリーニ　AG2R Citroën Team
4. ドリース・ファンゲステル　TotalEnergies
5. テオ・ドラクロワ　St Michel – Mavic – Auber93

 

集団はEF Education-EasyPostが引いている。

 

残り58.5kmで1分17秒と縮まってきている。

 

2級山岳　Cote de Giron 3.7km・6%

先頭は2級山岳に。

 

一人ずつ先頭集団から切れていく。

 

AG2R Citroën Teamのクレマン・ヴァントゥリーニも切れていく。

 

さらに、TotalEnergiesのドリース・ファンゲステルも切れてしまう。

 

集団はGroupama – FDJが引く展開に。先頭はポイント賞ジャージを着用している、ジェイク・スチュワート。

 

逃げていたCofidisのピエールリュック・ペリションが集団に抜かれていく。

 

Groupama – FDJは、マイケル・ストーラーの逆転を狙う。

 

先頭はIntermarché – Circus – Wantyのリリアン・カルメジャーヌだけに。

 

残り44.7kmでリリアン・カルメジャーヌも捕まってしまった。

 

決戦は1級山岳となるか。

 

残り34.1km。Groupama – FDJが引く展開に変わりはない。

 

マイケル・ストーラーは、1級山岳で抜け出すことが出来るだろうか。Groupama – FDJでの最後の年なので結果が欲しいところだ。

 

先頭は新人賞ジャージのルーベン・トンプソン。

 

ルーベン・トンプソンが外れてアシストは一人だけに。だが、ここからマイケル・ストーラーを発射するために、猛烈なスピードで引く。

 

さあ、ここでマイケル・ストーラーがアタック!

 

ケニー・エリッソンドだけが、マイケル・ストーラーについている。

 

リーダーのジェフェルソン・セペダオルティスはアシストがいないので、一人で先頭を引くしかない。

 

二人は、すでに23秒引き離した。

1. マイケル・ストーラー　Groupama – FDJ
2. ケニー・エリッソンド　Lidl-Trek

 

ジェフェルソン・セペダオルティスのグループから次々にアタックが。

 

ジェフェルソン・セペダオルティスは完全にクラック。リーダージャージのキープは出来なかった。

 

マイケル・ストーラーは、ケニー・エリッソンドを引き離す。

 

マイケル・ストーラーが1級山岳を単独でクリアー。

 

3番手は、Cofidisのヘスス・エラダ。

 

マイケル・ストーラーは、残り18.6kmでケニー・エリッソンドに1分差。最後の登りに向かう。

 

1級山岳　メンティエール峠　 9.1km・6.3%

マイケル・ストーラーは、集団まで1分16秒に。

 

これは、スピードが衰える感じは全くない。

 

集団はまとまった。

 

残り3.5km。

 

ケニー・エリッソンドは、1分31秒離された。

 

残り1.6km。すでにゴール前の下りに入った。

 

マイケル・ストーラーは、大きく腕を振り回してアピール。

 

昨日のゴールで落車して2位となった借りを返すことに成功した。

 

マイケル・ストーラーは、2021年のツール・ド・レン第3ステージがプロ初勝利と総合優勝だった。今回2回目の総合優勝となる。

 

その後は、2021ブエルタ・ア・エスパーニャで大爆発。第7・10ステージを勝ち取り、山岳賞まで獲得した。今シーズンは、パッとした成績ではなかったけれど、ここにきて調子を上げたと言っても良い。

ただ、ブエルタの2021山岳王は、驚きのチームに移籍する。それは別記事で。

 

 

ステージ2位は、ケニー・エリッソンド。総合でも2位に浮上して終えている。

 

リザルト

マイケル・ストーラーのコメント(チーム公式サイトより)

言葉が見つからない、信じられないほどだ。このレース前から自分の調子が良いことは分かっていたし、チームもそれを分かっていた。我々には良い攻撃プランがあったし、連携も素晴らしかった。

周りにこれほど優秀な人々がいるのはかなり珍しい。選手たちは完璧なレースをして、鳥肌が立つほどだった。今日は本当に頑張りたいと思っていた。彼らがとてもやる気に満ちていて、攻撃に全力を尽くす準備ができているのを見るのは素晴らしかった。

仕事を終えることができて本当によかった。あと20km早くゴールしてほしかったです（笑）。

 

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞