ワールドツアーチームは、スポンサーの確保と共に更に厳しい問題を課せられそうだ。
達成しないと2027年以降のワールドツアーライセンスが得られないというのだから大変だ。
その達成目標とは?
削減率50%
https://trib.al/5PRZzF2— Cycling Weekly (@cyclingweekly) July 2, 2023
UCI会長ダヴィド・ラパルティアン(David Lappartient)は、cyclingweeklyの独占取材に次ぎのように答えている。
「2030年にはカーボンニュートラルが義務化され、2027年には2019年比で排出量を50%削減することを目標とする。2027年以降は、ワールドツアーライセンスを取得することさえ義務化される。
2027年までに50%削減し、2030年までにゼロにしなければならない。これは独立した専門家によって認定される。
我々は同じビジョンを共有したい。だから、前回のワールドツアーセミナーでは、排出量削減についてみんなに理解してもらうために、このことについてプレゼンテーションを行ったんだ。
いいかい、これは好むと好まざるとにかかわらず、参加しなければならないことなんだ。
植林は、避けることができないもののために行うものだ。まずは減らすことだ。私たちは植林による補償だけを望んでいるのではない。」
現在、男子ワールドツアーには18チーム、女子ワールドツアーには15チームが参戦しており、さらに数チームが上位を争っている。
男女ともに、3年間の成績に基づいた昇格降格システムが採用されているが、財政的、道徳的、倫理的な基準を満たしたチームにのみライセンスが与えられる。
ただ、50%削減と言われても簡単でないことは誰でもわかる。移動のためにガソリン車を利用するし、海外に行くのに飛行機に乗らない訳にはいかない。
UCIが各チームに対策を促すのは
- 電気自動車、電気バス
- チーム本部へのソーラーパネル設置
スポンサーを探すのに四苦八苦している状態で、こんな資金を余分に出せるチームは少ない。UCIが目指すべきクリーンな態勢は十分に理解できるが、50%削減は難しいかもしれない。
ワールドツアーチームは、UCIポイントの獲得と共に、厳しい課題をクリアーしないといけなくなる。
すでに、Soudal – Quick Stepはカーボンニュートラルに2020年から取り組んでいる。
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