フィリッポ・ガンナは、ロードシーズン、トラックシーズンが終わって、ほぼ「5週間」自転車なしの生活を送っている。
フィリッポ・ガンナにとっては初めてのことだ。
観光地モーリシャスでの休暇には、シモーネ・コンソンニ(Cofidis)、エリア・ヴィヴィアーニ(INEOS Grenadiers)のトラック仲間も一緒。
ゆっくりと過ごし、来シーズンに備えている。
来シーズンのターゲットは
✅ UCI Hour Record
✅ Men Ind Pursuit World Record
✅ UCI Track World ChampionNot a bad few weeks for @GannaFilippo 🚀 pic.twitter.com/zU3m6Uc1lU
— UCI (@UCI_cycling) October 18, 2022
フィリッポ・ガンナの2022年シーズンの目標は、ツール・ド・フランスでのマイヨジョーヌ獲得だったはず。
ただ、初日の個人タイムトライヤルでは、10秒差の4位という結果に終わっている。これは大きな誤算があった。
だが、世界一の称号もまた手にいれた。アワーレコードチャレンジの成功だ。これで、誰にも抜けない記録を作ったのではないだろうか?
フィリッポ・ガンナの2023年シーズンは、パリ〜ルーベとジロ・デ・イタリアに専念する予定だ。
パリ~ルーベでは、2022年でも印象的な走りを見せたが、パンクにチェーントラブルで決勝では惜しくも敗退した。26歳のガンナは、今年のパリ〜ルーベで35位に終わった。
だが、世界一の独走力があり、ファビアン・カンチェラーラのように抜け出せば、優勝することも可能なはずだ。
パリ~ルーベは再ターゲットとなりますか?
2023年、再びそのレースに向けて特別なトレーニングをする。また、その日に自分の力をどこにどう投げるか、より良い計画を立てるようにする。
前回は、クラシックのスタート時よりも決勝の方がずっとクレバーに走れなかった。やはり大事な場面で脚に力がないとダメだ。
母国でのジロ・デ・イタリアでは、初日からレムコ・エヴェネプールとの対戦となりますが、どう考えていますか?
これから5年も経てば、いろいろなことが変わってくると思う。プレッシャーは感じていない。
ブエルタ・ア・サン・ファンでシーズンをスタートさせますが、そこでもレムコ・エヴェネプールと個人タイムトライヤルで対戦しますね。
まだそこで絶好調になることはない。でも、本当にそこで諦めてしまってはいけない。もちろん、私もそのポジションにいたいとは思っていない。
ブエルタ・ア・サンファンでは、レムコ・エヴェネプールに勝てないかもしれない。だが、ガンナのターゲットは母国イタリアでの、再度のマリアローザ獲得だ。
ジロ・デ・イタリアでは、すでに6回のステージ優勝を誇る。2023ジロで、3回ある個人タイムトライヤルにおいて、レムコとの対戦を勝たないと勝利の積み重ねは出来ない。
二人の対決は最高レベルでの戦いとなるはずだ。
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