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2022 ツール・ド・ハンガリー第5ステージ 最終ステージの登りゴールで大逆転が~

海外情報
Photo credit: gregoriosz on Visualhunt
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ツール・ド・ハンガリーは最終ステージ。

最終日にクイーンステージとなる。ここまでファビオ・ヤコブセンが2勝。ディラン・フルーネウェーヘンが1勝している。

だが、最終日に彼らスプリンターの出番はない。ハンガリーの最高峰ブルールーフの登りで決勝戦となる。

最後に、総合優勝の栄光を勝ち取るのはどのライダーだろうか?

 

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第5ステージ   ミシュコルツ~ジエンジエジュ-ブルールーフ   184km

コースレイアウト photo tourdehongrie

 

ボルショド・アバウーイ・ゼムプレーン県のミシュコルツからスタート。スタート直後から1級山岳を登らないといけない。

逃げはここで形成されるだろう。ゴールとなるブルールーフは、ハンガリーツアーの歴史の中で11回目の登場となる。

麓からの登坂距離は18kmを越え、最大勾配は10%を越える部分もある。総合を決めるのにピッタリの設定だ。

 

  1. 1級山岳 Hollosteto  6.2km・4.7%
  2. スプリントポイント Eger
  3. スプリントポイント Matrafured
  4. 2級山岳 Matrahaza   8.6km・4.6%
  5. 1級山岳 ジエンジエジュ-ブルールーフ  12.1km・5.6%

 

スタート前

リーダージャージのファビオ・ヤコブセンは、今日はゴールするのが仕事だ。

 

ポイント賞ジャージのIsrael – Premier Techのルディ・バルビエもタイムアウトにならずに、ゴールするのが目標となる。

 

ハンガリーは快晴の中スタート。

 

6人の逃げ

7人が逃げている。

  1. 115.MARTIN David(EOLO-Kometa)
  2. 155.MARENGO Umberto(Drone Hopper – Androni Giocattoli)
  3. 193.イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)
  4. 202.KARL Ádám Kristóf( Hungary)
  5. 213.PER David(Adria Mobil)
  6. 225.ニコラス・ダッラ・ヴァッレ(Giotti Victoria – Savini Due)

 

1級山岳 Hollosteto  6.2km・4.7%

先頭の逃げている6人のメンバーが1級山岳を通過。

  1. 155.MARENGO Umberto(Drone Hopper – Androni Giocattoli) 10ポイント
  2. 193.イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise) 7ポイント
  3. 136.ETXEBERRIA Josu(Caja Rural – Seguros RGA) 5ポイント
  4. 213.PER David(Adria Mobil) 4ポイント
  5. 202.KARL Ádám Kristóf( Hungary) 3ポイント
  6. 115.MARTIN David(EOLO-Kometa) 2ポイント
  7. ライアン・ミューレン BORA-hansgrohe 1ポイント

 

集団はBORA-hansgroheのライアン・ミューレンが引いている。

 

山岳ポイント通過後もまだ登っている。

 

スプリントポイント Eger

 

先頭がスプリントポイントを通過。

  1. 213.PER David(Adria Mobil) 5ポイント
  2. 202.KARL Ádám Kristóf( Hungary) 3ポイント
  3. 193.イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise) 1ポイント

 

タイム差はあまりない。第1ステージでリーダージャージとなったイェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)が逃げに乗っているので集団が許さないためだ。

後方から136.ETXEBERRIA Josu(Caja Rural – Seguros RGA)が追いついて7人となっている。

 

2級山岳 Matrahaza   8.6km・4.6%

2級山岳のポイント前に先頭がスプリント。

 

先頭は2級山岳を通過。

 

タイム差は変わらない。

 

残り40.4kmで57秒差。1級山岳前に先頭を捕まえそうだ。先頭はAstana Qazaqstan Team。アレクセイ・ルチェンコで勝利を狙う。

 

先頭にはINEOS Grenadiersも上がってくる。エディ・ダンバーで勝利を狙う。

 

集団が迫ってきたところで、先頭もばらけ始める。登りまでは逃げたいところだ。

 

先頭は2人となる。第1ステージでリーダージャージとなったイェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)が追いついた。

  1. 193.イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)
  2. 225.ニコラス・ダッラ・ヴァッレ(Giotti Victoria – Savini Due)

 

1級山岳 ジエンジエジュ-ブルールーフ  12.1km・5.6%

登りで先頭はニコラス・ダッラ・ヴァッレ単独となった。2021年までBardiani-CSF-Faizanèに所属していた。

 

緩斜面で再び、イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)が追いつく。

 

二人は12秒差まで迫られる。もう、捕まるのは時間の問題だ。

 

 

二人の後ろに集団が見えてきた。この後吸収されてしまう。

 

集団で落車。

 

ポイント賞のルディ・バルビエはバイク交換しないといけない。

 

集団からアタックがかかる。

 

ファビオ・ヤコブセンは、ディラン・フルーネウェーヘンと一緒に集団から切れる。

 

逃げているのは、昨年までBardiani-CSF-Faizanèにいたアレキサンダー・モナコだ。だけど、残り7.5kmで捕まってしまう。

 

残り7.3kmでBORA-hansgroheが先頭に。パトリック・コンラッドで狙うのか?

ニルス・ポリッツが2番手。

 

BORA-hansgroheが先頭。INEOS Grenadiersが続いている。

 

ラスト4kmでINEOS Grenadiersが先頭に。

 

ラスト3kmで絞られてきたか。ベン・ターナーがエディ・ダンバーを引いている。

 

ラスト2.5kmで集団は15人に。ベン・ターナーの引きは強烈だ。誰も、飛び出せない。

 

ラスト2kmでエディ・ダンバーがアタック!

 

凄いスピードで引き離した。

 

このまま行けるのか?

 

全く後ろにみえなくなった。

 

後ろは全く見えないのだけど。

 

誰かが追走している。

 

少しずつ、後方から近付いているけど、まだ差がある。誰だ?

 

あれっ、真後ろまで来たぞ。凄いスビードで追いこんでくる!

 

え~、なんとゴール手前でエディ・ダンバーが抜かれた。

 

ゴール手前15mで抜いたのは、Trek-Segafredoのアントニオ・ティベッリだ!

 

アントニオ・ティベッリは、プロ初優勝だ~!

アントニオ・ティベッリは、2020年にテスト生としてTrek-Segafredoに。まだ20歳の若者なのに、ステージ優勝という快挙。これは凄い選手となりそうだ。

 

後ろの抜かれたエディ・ダンバーはがっくりとしている。それでも、総合優勝にはなったのだけど、これは納得いかないだろう。

コッピ・エ・バルタリでも、ステージ優勝なしで総合優勝。今回もステージ優勝なしで総合優勝。ステージ優勝して、総合優勝したいのは山々だ。

エディ・ダンバーは、あれだけリードしていたのに追いつかれたのだから、この夜は眠れないのでは。

来年はTeam BikeExchange – Jaycoに移籍という噂もある。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第5ステージ リザルト

アントニオ・ティベッリのコメント

私はこのプロの勝利に非常に満足している。第二ステージで多くの時間を失い、非常に風が強く、GCにとっては悲しいことだが、勝利にはとても満足している。

一日中、それほど気分が良くなかった。順調にスタートしたが、1時間後には気分が悪くなり、一日中みんなと一緒にプロトンに滞在した。

登り始めはかなり遅れて気分が悪かった。みんなと一緒に上に上がり始めた後、ダンバーが攻撃したときもまだ遅れていた。だが、上に上がって追い越し始めてそれから最後の50mで彼を捕まえたと思う。

去年この登りで3位に終わったので、最後の1.5kmが最も重要なポイントであることを知っていた。ダンバーが攻撃した場所であり、ここでも多かれ少なかれ攻撃することを知っていた。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 14 4:39:31
2
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 5 0:02
3
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team 3 0:23
4
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team   0:25
5
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious   ,,
6
 HAGEN Carl Fredrik
Israel – Premier Tech   0:31
7
 EG Niklas
Uno-X Pro Cycling Team   0:32
8
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech   0:41
9
 KONRAD Patrick
BORA – hansgrohe   0:48
10
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team   0:55
11
 BONNEU Kamiel
Sport Vlaanderen – Baloise   0:57
12
 JANSSENS Jimmy
Alpecin-Fenix   0:59
13
 HERREGODTS Rune
Sport Vlaanderen – Baloise   1:01
14
 MURPHY Kyle
Human Powered Health   ,,
15
 BARONCINI Filippo
Trek – Segafredo   1:05
16
 FANCELLU Alessandro
EOLO-Kometa   1:07
17
 BALMER Alexandre
Team BikeExchange – Jayco   1:15
18
 JOHNSTON Calum
Caja Rural – Seguros RGA   ,,
19
 GLIVAR Gal
Adria Mobil   1:19
20
 HELLEMOSE Asbjørn
Trek – Segafredo   1:22

総合

エディ・ダンバーのコメント

GCで勝てたのは嬉しいけど、今日は本当にステージで勝ちたかったんだ。ただ40メートル長すぎたと思う。ベン、キム、エリア、アンドレイ、みんな素晴らしいライディングをしたんだ。

また一歩前進した。この4日間は本当にうまくいった。今シーズンはジロ・デ・イタリアに出たいと思っていたが、あの落胆から立ち直り、コンディションを良い状態に保つことができた。

ここに来て、GCで勝利して帰ることができたのは、僕にとってもチームにとっても良いことだ。

エリアはずっとスプリントをしていたが、決勝であのような仕事をした。また、若いライダーであるキム・ハイドックは、最初の登りで素晴らしい走りを見せてくれた。

でも、今日の最優秀ライダーはベン・ターナーだと思う。彼は本格的なクラシックレースで活躍してきた選手で、おそらくクラシックレースでは傑出した選手だろう。

そして今日、あの長さの上りであのように活躍し、フィールドを分断してくれた。

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 32 ▲31
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 125
6″
20:38:43
2 46 ▲44
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team 85
4″
0:23
3 14 ▲11
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team 70
1″
0:28
4 30 ▲26
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 60   0:29
5 41 ▲36
 HAGEN Carl Fredrik
Israel – Premier Tech 50   0:35
6 37 ▲31
 EG Niklas
Uno-X Pro Cycling Team 40   0:36
7 11 ▲4
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech 35
2″
0:43
8 21 ▲13
 KONRAD Patrick
BORA – hansgrohe 30
2″
0:50
9 44 ▲35
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team 25   0:59
10 72 ▲62
 BONNEU Kamiel
Sport Vlaanderen – Baloise 20   1:01
11 68 ▲57
 JANSSENS Jimmy
Alpecin-Fenix 15   1:03
12 9 ▼3
 BARONCINI Filippo
Trek – Segafredo 10
4″
1:05
13 71 ▲58
 HERREGODTS Rune
Sport Vlaanderen – Baloise 5   ,,
14 67 ▲53
 JOHNSTON Calum
Caja Rural – Seguros RGA 5   1:19
15 70 ▲55
 BALMER Alexandre
Team BikeExchange – Jayco 5   ,,
16 50 ▲34
 GLIVAR Gal
Adria Mobil 3   1:23
17 53 ▲36
 HELLEMOSE Asbjørn
Trek – Segafredo 3   1:26
18 12 ▼6
 ROSSKOPF Joey
Human Powered Health 3
2″
1:27
19 48 ▲29
 HOLLMANN Juri
Movistar Team 3   1:29
20 57 ▲37
 MARTÍN Sergio Roman
Caja Rural – Seguros RGA 3   ,,

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 JAKOBSEN Fabio
Quick-Step Alpha Vinyl Team 47
2 2
 BARBIER Rudy
Israel – Premier Tech 42
3 3
 WEEMAES Sasha
Sport Vlaanderen – Baloise 31
4 4
 REYNDERS Jens
Sport Vlaanderen – Baloise 29
5 5
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers 23
6 6
 KANTER Max
Movistar Team 21
7 7
 GROENEWEGEN Dylan
Team BikeExchange – Jayco 19
8 8
 DIMA Emil
Giotti Victoria – Savini Due 19
9  
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 15
10 9 ▼1
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin-Fenix 15

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VAN POUCKE Aaron
Sport Vlaanderen – Baloise 34
2  
 DALLA VALLE Nicolas
Giotti Victoria – Savini Due 14
3  
 MARENGO Umberto
Drone Hopper – Androni Giocattoli 11
4  
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 10
5  
 REYNDERS Jens
Sport Vlaanderen – Baloise 8
6 2 ▼4
 DIMA Emil
Giotti Victoria – Savini Due 8
7  
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 7
8 3 ▼5
 DINA Márton
EOLO-Kometa 7
9 4 ▼5
 FILUTÁS Viktor
Adria Mobil 6
10  
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team 5

 

 

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