2025 ツール・ド・スイス第4ステージ　標高2,113mシュプルーゲン峠で総合は?

第3ステージでは、Lidl – Trekのクイン・シモンズが150kmも逃げたあとに単独で20kmを独走。2年前に亡くなったジーノ・マーダーを指さしてゴール。

レース前にジーノ・マーダーのお母さんと会って辛かったと。集団から逃げ切ったのは、彼への思いが強かったからだ。

 

第4ステージ    ハイデン～ピウロ　193.2km

 

今日こそ、クライマーの日だ。1級山岳シュプルーゲン峠は、ツール・ド・スイスの最高標高2,113mとなる。

ただ、ゴールは頂上ではなく隣国のイタリアのピウロとなる。頂上から44kmあるので、ある程度の人数は戻ってきそうだけど。下りで事故のないことを願いたい。

 

1. 3級山岳　サーファー　3.4km・5.7%
2. スプリントポイント　Tissot Sprint 1
3. スプリントポイント　Tissot Sprint 2
4. 1級山岳　シュプルーゲン峠　8.8km・7.3%
5. スプリントポイント　ゴルドーナ

 

スタート

第3ステージで落車した、 INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスはスタートしない。ツール・ド・フランスに備えて予防的措置となる。

 

リーダージャージはロマン・グレゴワール。

 

ポイント賞はEF Education-EasyPostのヴィンチェンツォ・アルバネーゼ。

 

新人賞はArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン。

 

昨日優勝のクイン・シモンズ。

 

ニュートラルスタート。

 

8人の逃げ

開始一時間は55km/hオーバー。ようやく、8人が逃げている。

1. ニールソン・ポーレス (EF Education – EasyPost)
2. アンドリュー・オーガスト (INEOS Grenadiers)
3. ゲオルク・ツィンマーマン (Intermarché – Wanty)
4. クイン・シモンズ(LIDL – Trek)
5. トーマス・グロッグ(Team Visma | Lease a Bike)
6. セバスチャン・グリニャール(Lotto)
7. マリウス・マイヤーホーファー　Tudor Pro Cycling Team
8. ラリー・ワーパス　Tudor Pro Cycling Team

 

3級山岳　サーファー　3.4km・5.7%

先頭は4人に。

1. ニールソン・ポーレス (EF Education – EasyPost)
2. アンドリュー・オーガスト (INEOS Grenadiers)
3. クイン・シモンズ(LIDL – Trek)
4. トーマス・グロッグ(Team Visma | Lease a Bike)

 

3級山岳をクリアー。

1. トーマス・グロッグ(Team Visma | Lease a Bike)　3ポイント
2. ニールソン・ポーレス (EF Education – EasyPost)　2ポイント
3. アンドリュー・オーガスト (INEOS Grenadiers)　1ポイント

 

集団はまだ、かなりの人数。1分1秒しか離れていない。

 

スプリントポイント　Tissot Sprint 1

ここはトーマス・グロッグがトップ通過。

1. トーマス・グロッグ(Team Visma | Lease a Bike)　3秒
2. クイン・シモンズ　Lidl – Trek　　2秒
3. アンドリュー・オーガスト (INEOS Grenadiers)　1秒

 

スプリントポイント　Tissot Sprint 2

ここもトーマス・グロッグがトップ通過。

1. トーマス・グロッグ(Team Visma | Lease a Bike)　3秒
2. ニールソン・ポーレス　EF Education-EasyPost　2秒
3. クイン・シモンズ　Lidl – Trek　　　1秒

 

1級山岳　シュプルーゲン峠　8.8km・7.3%

先頭はニールソン・ポーレスだけに。

 

UAE Team Emirates – XRG先頭で迫ってきた。

 

ニールソン・ポーレスが捕まり逃げは消滅。

 

Movistar Teamのナイロ・キンタナは切れている。

 

UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステンがジョアン・アルメイダを引いている。

 

リーダージャージのロマン・グレゴワールはアシストなし。

 

ヤン・クリステンがきつそう。

 

ヤン・クリステンが外れるとジョアン・アルメイダがアタック。これは逃げれない。

 

ジョアン・アルメイダがアタックしたあとに、Lidl – Trekのフアン・ロペスが攻撃。しかし、これも捕まる。

 

ロマン・グレゴワールが切れている。

 

先頭は4人に。

 

オスカー・オンリー、フェリックス・ガル、ベン・オコナーと続く。

 

ベン・オコナーが切れた。

 

カメラが後ろを映している時に、ジョアン・アルメイダが単独に。

 

ロマン・グレゴワールを1分2秒引き離した。

 

ロマン・グレゴワールは1分4秒遅れ。

 

第2グループは41秒遅れた。

 

ジョアン・アルメイダがトップ通過。ゴールまで47kmもある。

 

第2集団は43秒遅れで通過。最もタイムが良いのはArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンで25秒遅れ。バーチャルリーダーだ。

1. ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates – XRG　12ポイント
2. ベン・オコナー　Team Jayco AlUla　8ポイント
3. オスカー・オンリー　Team Picnic PostNL　6ポイント
4. フェリックス・ガル　Decathlon AG2R La Mondiale Team　4ポイント
5. ケヴィン・ヴォークリン　Arkéa – B&B Hotels　2ポイント

 

ロマン・グレゴワールは1分23秒遅れで通過。ジュリアン・アラフリップと一緒だ。

 

残り35km。ジョアン・アルメイダは、ロマン・グレゴワールまで1分31秒。ジョアン・アルメイダは総合で3分17秒遅れているので、逆転とはならないかな。

 

残り25kmで追走と51秒。

 

残り17km。ロマン・グレゴワールと55秒差。

 

2人が追走に。

1. ベン・オコナー　Team Jayco AlUla
2. ケヴィン・ヴォークリン　Arkéa – B&B Hotels

 

ロマン・グレゴワールが前の二人を必死で追う。

 

ロマン・グレゴワールがケヴィン・ヴォークリンに追い付く。これでリーダージャージのキープとなる。

 

残り9.9km。ジョアン・アルメイダはステージ優勝を狙う。44秒差だ。

 

スプリントポイント　ゴルドーナ

ジョアン・アルメイダがトップ通過。

 

追走はそれほど必死に追っていない。44秒差に。

 

ケヴィン・ヴォークリンがアタックすると、ロマン・グレゴワールが反応。

 

ジョアン・アルメイダは残り1.9km。

 

ベン・オコナーとオスカー・オンリーが前に行っている。

 

ジョアン・アルメイダは見事な独走を決めた。

 

今シーズンの6勝目でキャリアハイに並んだ。

 

総合順位も18位から7位に躍進。最終個人タイムトライヤルまでに更にタイム差を縮めたいところ。

 

2位はTeam Picnic PostNLのオスカー・オンリー、3位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのベン・オコナー。

 

4位はArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンで、ロマン・グレゴワールと同タイム。ロマン・グレゴワールはタイム差をキープだ。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダ

本当にハードなレースだった。アタックをした後もフィニッシュまではまだ遠かった。幸いにもゴールまでたどり着けた。このステージ優勝は本当に嬉しい。これからは、この勝利を楽しもう。

総合優勝の可能性については?

今、僕が優勝候補の筆頭だと言う人がいるが、僕はそうは思わない。まだ、タイム差は大きいしね。これから、本当に厳しい戦いになるだろう。でも、大丈夫、僕らは努力を続ける。明日は脚がしっかりしているはずだ。

 

2位　Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン

 

6位　Decathlon AG2R La Mondiale Teamのフェリックス・ガル

 

第4ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞