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2025 ツール・ド・フランス第3ステージ もっとも簡単なステージが~

海外情報
Photo credit: Le Tonio on VisualHunt.com
この記事は約18分で読めます。

第2ステージでは、歴史に名前を刻み続ける二人の孤高のライダーがスプリントで激突。

グランドツアーの覇者タデイ・ポガチャルでも、クラシックの帝王、マチュー・ファンデルプールにはかなわなかった。

少しスプリントを待ちすぎたというけれど、しっかりと4秒差の総合2位に上がっている。ここまでAlpecin-Deceuninckがステージ2連勝。ハットトリックを当然狙ってくるはず。

 

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第3ステージ  ヴァランシエンヌ~ダンケルク  178.3 km  

コースマップ photo letour.fr

 

獲得標高792mと今大会でもっとも平坦なコース。最後は海辺のダンケルクに向かうので風だけが、スプリントを阻む要因となりそう。

また第1ステージのように分断があるかもしれないので、選手は眠っている暇はない。

 

コースプロフィール photo letour.fr

 

  1. スプリントポイント イスベルグ
  2. 4級山岳 モン・カッセル 2.3km・4.1%

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

マチュー・ファンデルプールのコメント

昨日もまたステージ優勝できて本当に嬉しかった。そして今日はボーナスとしてイエロージャージを着ることができて嬉しい。

昨日のステージ優勝を誇りに思う。優勝候補だったかもしれないが、それでも成し遂げなければならなかった。

我々は集中力を維持しており、今日はジャスパーにもう一度チャンスがある。ツールで3戦全勝はかつてなかった。我々はそれを変えるために全力を尽くす。

 

Alpecin-Deceuninckはマイヨジョーヌにマイヨベールと最高のスタート。

ジャスパー・フィリップセンのコメント

フィナーレは主に曲がりくねっており、緩やかなS字カーブが続く。常にポジショニングに注意が必要となる。

 

スタートラインにビニヤム・ギルマイがいないのだけど。と思っていたら新人賞はケヴィン・ヴォークリンだとコメント欄で毎日読者Kさんから教えていただきました<m(__)m>

スタート時の4賞ジャージ着用者は

  • 総合 マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
  • ポイント賞 ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
  • 山岳賞 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
  • 新人賞 ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels

 

雨が降っているので、すぐにレインジャケットをマチューとジャスパー・フィリップセンは着用。

 

アダム・イェーツやアレクサンドル・ウラソフなど追いついていない選手が沢山いるのでスタートが遅れている。

 

 INEOS Grenadiersのアクセル・ローランスもパンク。

 

オフィシャルスタート。

 

するすると一人がでた。Alpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトだ。これは集団けん引しないため?

 

一人きた。

 

Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチだ。しかし、このステージで逃げても~。

 

Team Jayco AlUlaのエルマール・ラインデルスがハンドル調整。

 

あ~、結局ジョナス・リカールトもマテイ・モホリッチも集団に戻ってきた。

 

雨も止んで晴れ間が見えてきた。

 

これはニルス・ポリッツとティム・ウェレンスが遊んでいる。

 

マチュー・ファンデルプールは、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエと談笑。元チームメイトだ。

 

Intermarché – Wantyのローレンツ・レックスはパンク。

 

残り101.3km。集団はAlpecin-Deceuninckのエミール・フェルストリンゲ、Soudal – Quick Stepのマキシミリアン・シャフマンが引いている。

 

Lottoのアルノー・デリーは集団復帰中。今年は全く調子が上がっていない。

 

Intermarché – Wantyのローレンツ・レックスは、またもパンク。

 

スプリントポイント イスベルグ

あっと!

 

ジャスパー・フィリップセンが落車!

 

グリーンジャージのジャスパー・フィリップセンだけが落車。

 

ここはジョナサン・ミランが楽々とトップ通過。

 

これは~。

 

背中のジャージが大きく破れている。

 

ジャスパー・フィリップセンが立ち上がれない!

ローレンツ・レックスとブライアン・コカールがぶつかり、ジャスパー・フィリップセンがあおりを食った形になってしまった。なんとジャスパー・フィリップセンはリタイヤ~。歴史が作られる前にこんなことになるとは。

 

ティム・ウェレンスが、ちょっと行ってくると言って前に。

 

4級山岳 モン・カッセル 2.3km・4.1%

UAE Team Emirates – XRGのティム・ウェレンスが山岳ポイントを狙っている。ここでとれば3ポイントとなりタデイ・ポガチャルと並ぶ。

 

落車。

 

明日はティム・ウェレンスが山岳賞ジャージで登場だ。

  1. ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG 1ポイント

 

ティム・ウェレンスは集団を待っている。これでタデイ・ポガチャルは、表彰式に出ることなくバスに直行できる。

 

ティム・ウェレンスが集団に復帰。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭に。これはカーデン・グローブスで狙うのか。

 

レムコ・エヴェネプールが引け~とマティア・カッタネオに言っている。

 

残り3.6kmでLottoが前に。

 

あっと落車!

 

あ~、レムコが腰をおさえている。

 

これは結構な人数が巻き込まれている。

 

XDS Astana TeamとIsrael – Premier Techが先頭。

 

レムコは、プリモッシュ・ログリッチに慰められている。

 

残り1.7km。

 

Lidl – Trekのトレインが上がってくる。

 

Lidl – Trekが先頭に。

 

これはLidl – Trekのトレインが炸裂だ。

 

ティム・メルリエはジョナサン・ミランの後ろにつけている。

 

Team Picnic PostNLが先頭に。

 

あっと後方ではフェンスに向かって人が吹っ飛んでいるぞ。

 

左から、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエ、Lidl – Trekのジョナサン・ミラン、Team Picnic PostNLのパベル・ビトナー。

 

ティム・メルリエがジョナサン・ミランに並ぶか。

 

2人の争いだ。

 

2人がもがく。

 

2人がハンドルを投げた~。

 

 

勝ったのはどっちだ?

 

勝ったのはティム・メルリエだ~!

 

ティム・メルリエは2021 ツール・ド・フランス第3ステージ以来のツール2勝目となった。すでに今シーズンの11勝目だ。

 

ジョナサン・ミランとティム・メルリエの差はほとんどなかった。3位はBahrain Victoriousのヒィル・バウハウス。

 

リザルト

優勝したSoudal – Quick Stepのティム・メルリエ

遠いところから来た。 今日は本当に難しかった。ポジションを維持するのに苦労し、最終コーナーでベルト・ファンレルベルフのホイールを失ってしまった。本当に激しい戦いで、ずっと風にさらされていた。

ジョナサン・ミランのスリップストリームに入った時だけ、少し自信が持てるようになった。彼に勝つのも難しかったけど。

フィニッシュラインを越えた時、彼を負かしたと確信した。両手を上げて喜こんだが、急に疑念が湧いてきた。それで、もう少しだけ待つことにした。ステージ優勝をするためにここに来た。そして、それができた。目標を達成できてとても嬉しい。

 

2位 Lidl – Trekのジョナサン・ミラン

このステージを本当に楽しみにしていた。今日はグリーンジャージのためにできるだけ多くのポイントを獲得したかったが、もちろん目標はステージ優勝だった。

完全に満足しているわけではないが、自分の調子が向上していることとチームメイトの働きぶりには満足している。グリーンのジャージもモチベーションを高めてくれる。このジャージのために戦う準備は万端だ。

ダンケルクで完璧なスプリントを披露したのだろうか、それとも改善の余地があるのだろうか?

自分のスプリントを振り返ってみると、もう少し遅くスタートできたはずだ。数秒だ。でも、追い詰められてしまうリスクもあった。後から改善点を指摘するのは簡単だが、私たちは努力したし、勝利を信じている。それが最も重要なことだ。

 

3位 Bahrain Victoriousのヒィル・バウハウス

 

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt   Time
1  Merlier Tim

 
Soudal Quick-Step 210 100 10″ 4:16:55
2  Milan Jonathan

 
Lidl – Trek 150 70 6″ ,,
3  Bauhaus Phil

 
Bahrain – Victorious 110 50 4″ ,,
4  Wærenskjold Søren

 
Uno-X Mobility 90 40   ,,
5  Bittner Pavel

 
Team Picnic PostNL 70 32   ,,
6  Girmay Biniam

 
Intermarché – Wanty 55 26   ,,
7  Groves Kaden

 
Alpecin – Deceuninck 45 22   ,,
8  Ackermann Pascal

 
Israel – Premier Tech 40 18   ,,
Danny van Poppel relegated from 8th to 36th
9  Capiot Amaury

 
Arkéa – B&B Hotels 35 14   ,,
10  Dainese Alberto

 
Tudor Pro Cycling Team 30 10   ,,
11  Andresen Tobias Lund

 
Team Picnic PostNL 25 8   ,,
12  Tronchon Bastien

 
Decathlon AG2R La Mondiale Team 20 6   ,,
13  Groenewegen Dylan

 
Team Jayco AlUla 15 4   ,,
14  Stewart Jake

 
Israel – Premier Tech 10 2   ,,
15  Touzé Damien

 
Cofidis 5 1   ,,
16  Fedorov Yevgeniy

 
XDS Astana Team       ,,
17  Turgis Anthony

 
Team TotalEnergies       ,,
18  Märkl Niklas

 
Team Picnic PostNL       ,,
19  Asgreen Kasper

 
EF Education – EasyPost       ,,
20  Russo Clément

 
Groupama – FDJ       ,,
21  Barthe Cyril

 
Groupama – FDJ       ,,
22  Rickaert Jonas

 
Alpecin – Deceuninck       ,,
23  van der Poel Mathieu

 
Alpecin – Deceuninck       ,,
24  Watson Samuel

 
INEOS Grenadiers       ,,
25  Abrahamsen Jonas

 
Uno-X Mobility       ,,
26  Venturini Clément

 
Arkéa – B&B Hotels       ,,
27  Trentin Matteo

 
Tudor Pro Cycling Team       ,,
28  Consonni Simone

 
Lidl – Trek       ,,
29  Fredheim Stian

 
Uno-X Mobility       ,,
30  Wright Fred

 
Bahrain – Victorious       ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1  van der Poel Mathieu

 
Alpecin – Deceuninck 25 10″ 12:55:37
2 2  Pogačar Tadej

 
UAE Team Emirates – XRG   6″ 0:04
3 3  Vingegaard Jonas

 
Team Visma | Lease a Bike   4″ 0:06
4 4  Vauquelin Kévin

 
Arkéa – B&B Hotels     0:10
5 5  Jorgenson Matteo

 
Team Visma | Lease a Bike     ,,
6 6  Mas Enric

 
Movistar Team     ,,
7 8 ▲1  Blackmore Joseph

 
Israel – Premier Tech     0:41
8 9 ▲1  Johannessen Tobias Halland

 
Uno-X Mobility     ,,
9 10 ▲1  O’Connor Ben

 
Team Jayco AlUla     ,,
10 14 ▲4  Buchmann Emanuel

 
Cofidis     0:49
11 12 ▲1  Paret-Peintre Aurélien

 
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
12 11 ▼1  Powless Neilson

 
EF Education – EasyPost     ,,
13 16 ▲3  Onley Oscar

 
Team Picnic PostNL     ,,
14 20 ▲6  Martin Guillaume

 
Groupama – FDJ     ,,
15 13 ▼2  Almeida João

 
UAE Team Emirates – XRG     ,,
16 17 ▲1  Buitrago Santiago

 
Bahrain – Victorious     ,,
17 24 ▲7  Berckmoes Jenno

 
Lotto     ,,
18 15 ▼3  Skjelmose Mattias

 
Lidl – Trek     ,,
19 23 ▲4  Delettre Alexandre

 
Team TotalEnergies     ,,
20 19 ▼1  Gall Felix

 
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
21 18 ▼3  Evenepoel Remco

 
Soudal Quick-Step     ,,
22 22  Lipowitz Florian

 
Red Bull – BORA – hansgrohe     ,,
23 21 ▼2  Roglič Primož

 
Red Bull – BORA – hansgrohe     ,,
24 25 ▲1  Hirschi Marc

 
Tudor Pro Cycling Team     ,,
25 28 ▲3  Rodríguez Carlos

 
INEOS Grenadiers     1:20
26 35 ▲9  Wright Fred

 
Bahrain – Victorious     ,,
27 30 ▲3  Madouas Valentin

 
Groupama – FDJ     ,,
28 29 ▲1  Jegat Jordan

 
Team TotalEnergies     ,,
29 33 ▲4  Cras Steff

 
Team TotalEnergies     ,,
30 32 ▲2  Haig Jack

 
Bahrain – Victorious     ,,

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 5 ▲4  Milan Jonathan

 
Lidl – Trek 81
2 2  Girmay Biniam

 
Intermarché – Wanty 77
3 19 ▲16  Merlier Tim

 
Soudal Quick-Step 63
4 3 ▼1  van der Poel Mathieu

 
Alpecin – Deceuninck 50
5 4 ▼1  Turgis Anthony

 
Team TotalEnergies 49
6 11 ▲5  Wærenskjold Søren

 
Uno-X Mobility 46
7 7  Penhoët Paul

 
Groupama – FDJ 43
8 6 ▼2  Pogačar Tadej

 
UAE Team Emirates – XRG 30
9      Groves Kaden

 
Alpecin – Deceuninck 27
10 9 ▼1  Fedorov Yevgeniy

 
XDS Astana Team 20

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 2 ▲1  Wellens Tim

 
UAE Team Emirates – XRG 3
2 1 ▼1  Pogačar Tadej

 
UAE Team Emirates – XRG 3
3 3  Thomas Benjamin

 
Cofidis 2
4 4  Vingegaard Jonas

 
Team Visma | Lease a Bike 2
5 5  Vauquelin Kévin

 
Arkéa – B&B Hotels 1
6 6  Leknessund Andreas

 
Uno-X Mobility 1

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  Vauquelin Kévin

 
Arkéa – B&B Hotels 12:55:47
2 2  Blackmore Joseph

 
Israel – Premier Tech 0:31
3 4 ▲1  Onley Oscar

 
Team Picnic PostNL 0:39
4 7 ▲3  Berckmoes Jenno

 
Lotto ,,
5 3 ▼2  Skjelmose Mattias

 
Lidl – Trek ,,
6 5 ▼1  Evenepoel Remco

 
Soudal Quick-Step ,,
7 6 ▼1  Lipowitz Florian

 
Red Bull – BORA – hansgrohe ,,
8 8  Rodríguez Carlos

 
INEOS Grenadiers 1:10
9 9  Watson Samuel

 
INEOS Grenadiers 1:29
10 10  Healy Ben

 
EF Education – EasyPost 2:08
こちらはハイライト動画

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    メルリール今季調子いいですねー

    ホワイトジャージはギルマイじゃなくてヴォークリンでは?

    • ちゃん より:

      ティム・メルリエもマチュー・ファンデルプールと同じく2021年以来のステージ優勝。メンバーのほとんどが落車でレムコのほうにいっていたのに勝利とは凄い。

      新人賞はケヴィン・ヴォークリンだったんですね。情報ありがとうございます

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