2025チャレンジマヨルカ　トロフェオ カルビア 第1日目を制したライダーは?

スペインのチャレンジマヨルカが開催。各チームは暖かいスペインでキャンプしており、そのままレース会場入りというチームが多い。

まずは、チャレンジマヨルカ第1日目のトロフェオ カルビア　Trofeo Calvia(1.1)が開催される。

チャレンジマヨルカはワンデーレースの集まり。今年の日程は

1. 1月29日　トロフェオ カルビア
2. 1月30日　トロフェオ  セス・サリーナス
   
3. 1月31日　トロフェオ アンドラッチ
4. 2月01日　トロフェオ セラ・デ・トラムンタナ
5. 2月02日　トロフェオ パルマ

ステージレースではないので、各ライダーは連続して出場しても良いし、レースを選んで出場することが出来る。

 

過去の優勝者は

• 2024   サイモン・カー
• 2023   マライン・ファンデンベルフ
  
• 2022　ビニヤム・ギルマイ
• 2021　アンドレ・グライペル
• 2014　ジャンニ・メールスマン
• 2013　 HOWARD Leigh
• 2005　オスカル・フレイレ
• 2004　オスカル・フレイレ

 

パルマノバ～パルマノバ　150.1km

 

パルマノバは、スペインのバレアレス諸島マヨルカ島にある町。各チームがキャンプの場所として使用するマヨルカ島だ。

レースは海岸線を通るのだけど、コースに平坦な場所はない。常にアップダウンの連続できついコースだ。ただ、各ライダーはキャンプで何度も練習している道なのでアタックポイントもわかっているはず。

 

1. スプリントポイント　カルビア
2. 3級山岳　Col des Tords  7.9 km・2.6%
   
3. 2級山岳　Coll den Claret　5.2km・4.7%
4. スプリントポイント　S’Esglaleta
5. 2級山岳　Coll den Claret 　10.2 km・3.3%
6. 2級山岳　Coll de sa Gramola  3.8km・4.2%
7. スプリントポイント　Sa Coma
8. スプリントポイント　カルビア

 

注目のライダーは

• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ
• Cofidis　エマヌエル・ブッフマン、アレクサンデル・アランブル
• EF Education – EasyPost　ルイ・コスタ、ミケル・ヴァルグレン、ショーン・クイン
• Intermarché – Wanty　ビニヤム・ギルマイ
• Movistar Team　ナイロ・キンタナ、フェルナンド・ガビリア
• Red Bull – BORA – hansgrohe　ジャンニ・モスコン、ロジャー・アドリア
• UAE Team Emirates – XRG　ヨナタン・ナルバエス、ニルス・ポリッツ、ヤン・クリステン、アントニオ・モルガド
• XDS Astana Team　ディエゴ・ウリッシ、シモーネ・ヴィラスコ、クリスティアン・スカローニ
• Lotto　エドゥアルド・セプルベダ
• Q36.5 Pro Cycling Team　ジャコモ・ニッツォーロ、ジャンルーカ・ブランビッラ
• Team TotalEnergies　マチュー・ブルゴドー
• Tudor Pro Cycling Team　マルク・ヒルシ
• Uno-X Mobility　ラスムス・ティレル

 

スタート

ニュートラルスタート。

 

Movistar Teamのナイロ・キンタナが前で走っている。

 

オフィシャルスタート。

 

残り63kmだけど逃げが出来ていない。

 

2級山岳　Coll den Claret 　10.2 km・3.3%

10km以上の登りだけど勾配がゆるいので集団のまま。

 

Tudor Pro Cycling Teamのドイツ王者、マルコ・ブレンナーがアタック!

 

今度はRed Bull-BORA-hansgroheのロジャー・アドリアがアタック。

 

ナイロ・キンタナとXDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニがジョイン。

 

次々に追い付いて集団が割れた。

 

頂上を越えた。

1. トーマス・ガチニャール　TotalEnergies　10ポイント
2. クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team　7ポイント

 

TotalEnergiesのトーマス・ガチニャールが先頭で下る。

 

3人が下りで抜け出す。

1. ナイロ・キンタナ　Movistar Team
2. アレックス・モレナール　Caja Rural – Seguros RGA
3. アントン・チャーミグ　XDS Astana Team

 

ナイロ・キンタナがシーズン初戦からかっ飛ばしているけど、追走がきた。

 

UAE Team Emirates XRGのアントニオ・モルガドがきた。

 

Red Bull – BORA – hansgroheのジュリオ・ペリツァーリもいる。11人に。

 

残り35.1km。結局集団が戻ってきた。

 

Intermarché – Wantyのルイ・バールが単独アタック。

 

さあ、追走が追いつく。5人となる。

1. ルイ・バール　Intermarché – Wanty
2. アレッサンドロ・コーヴィ　UAE Team Emirates XRG
3. クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team
4. フレデリック・ワンダール　Red Bull – BORA – hansgrohe
5. マーティン・マーセルージ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
6. セルジオ・ジオバニ・チュミル　Burgos Burpellet BH

 

2級山岳　Coll de sa Gramola  3.8km・4.2%

集団はワンカーブ後ろでそれほど離れていない。

 

集団が迫ってくる。

 

捕まる瞬間にルイ・バールが再度アタック。

 

Tudor Pro Cycling Teamのマルク・ヒルシが前に。

 

XDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニとクレモン・シャンプッサンがアタック。Red Bull – BORA – hansgroheのフレデリック・ワンダールと3人。

 

フレデリック・ワンダールが単独で下りだす。

 

残り19.9km。

 

XDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニとクレモン・シャンプッサンは15秒差。

 

クレモン・シャンプッサンはクリスティアン・スカローニから遅れる。

 

集団から強力なメンバーが抜け出している。

 

クリスティアン・スカローニが追いついている。先頭は30秒差で追走から逃げている。

1. クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team
2. フレデリック・ワンダール　Red Bull – BORA – hansgrohe

 

追走が集団においつかれたところで、UAE Team Emirates XRGのヤン・クリステンがアタック。

 

ヤン・クリステンは8秒差に迫る。

 

残り8.6km。ヤン・クリステンは6秒差と迫る。

 

ヤン・クリステンは追いついてから休むことなく前に。

 

ヤン・クリステン固定で引く。そうまずは逃げ切らないといけない。

 

マルク・ヒルシが追走にでる。後ろはアントニオ・モルガド。

 

残り4.9km。マルク・ヒルシに追い付かれるとスプリントではかなわない。

 

マルク・ヒルシは固定で引くしかない。ただ、二人でおいつくとアントニオ・モルガドもスプリントは強い。

 

残り1.2kmで12秒差。

 

残り1kmでヤン・クリステンがアタック!

 

2人は見えない。

 

普通は1km前からアタックすると捕まるものだけど、凄いライダーだ。

 

無線で勝利を知らせている。これは大丈夫なのか。

 

ヤン・クリステンは、見事な攻撃からの逃げ切りとなった。

 

ヤン・クリステンは、キャリア4勝目となった。今年はブエルタに出場が決定している。

 

2位クリスティアン・スカローニ。3位はマルク・ヒルシを置き去りにしたUAE Team Emirates XRGのアントニオ・モルガド。

今年もUAE Team Emirates XRGが勝利を量産するシーズンとなりそうだ。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates XRGのヤン・クリステン

この勝利にとても満足している。スペインの地での最初の試合はチームにとって非常にうまくいき、アントニオ・モルガドが勝利した。

今度は私の番だ。グランカナリア島でトレーニングキャンプをし、とても良い冬を過ごした。自分の成長においてさらに一歩を踏み出すことができた。チームにもとても感謝している。

今は絶好調だけど、今日は脚も最高ではなかった。Tudor Pro Cyclingは途中で本当に速く走った。決勝に向けて、1、2回の良い加速のためにできるだけ多くのエネルギーを節約しようとした。

このような形で勝つことができたのは素晴らしいことだ。