2023 ツアー・オブ・オーストリア第2ステージ　　驚きの人がスプリント勝利に～!

第1ステージでは、ゴールから3km地点に自宅があるというパスカル・アッカーマンが勝利。生まれはドイツだけど、フォアアールベルクに住んでいる。

パスカル・アッカーマンによると

「ドイツでは、最長の登りが 15分で、トレーニングでは8回も登らなければいけない。ここフォアアールベルク州には、滑らかな地形、丘陵地帯、そして交通量がほとんどない非常に長い山々がある。

そしてレースから帰ってくると、ボーデン湖で毎日が休暇を過ごしているような気分になるんだ。エマヌエル・ブッフマンのような他の多くのトップアスリートがレンドルに住んでいるのはそのためなんだ。」

3年振りの開催となった主催者も狙い通りにパスカル・アッカーマンがキャリア40勝目を上げてくれて大喜びだろう。

 

第2ステージ   サンクト・アントン・アム・アールベルク～インスブルック　158.8km

 

ゴールは、ウインタースポーツで有名なインスブルック。後半は周回コースを回って最後はスプリントで決着となりそうなコース。ただ、ゴール手前に小さな丘がある。

パスカル・アッカーマンを阻むスプリンターは現れるだろうか?

 

1. スプリントポイント　Zams
2. スプリントポイント　Zirl
3. 3級山岳　Axams  3.9km・6%
4. スプリントポイント　Götzens
5. 3級山岳　Axams  3.9km・6%

 

スタート前

スタート前には、今日の調子を聞かれるパスカル・アッカーマン。狙いはスプリント勝利だ。

 

今日は完全に快晴でいい感じ。

 

EOLO-Kometaのライダーが、チェーンが外れたのかスタート地点に取り残されたままニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタートとなったけれども、下りなのでカメラが離れている。

 

残り158km。数人が前に出ている。下りで75km/hオーバーの猛烈なスピードで走っているので落車がないように願いたい。

 

中々逃げは決まらない。

 

3人がスモールギャップ。これは決まらない。

 

下りなので、あっさりとは逃げれない。

 

これはスプリントポイントまで逃げは決まらない感じ。

 

スプリントポイント　Zams

カメラが遠すぎて良くわからない。ポイント前からINEOS Grenadiersのルーク・プラップやUAE Team Emiratesのパスカル・アッカーマンも動いていた。

1. ヨナタン・ナルバエス　INEOS Grenadiers　4ポイント・3秒
2. マッテオ・ソブレロ　Team Jayco AlUla　2ポイント・2秒
3. Emanuel Zangerle(Team Felbermayr – Simplon Wels)　1ポイント・1秒
   

 

単発の逃げはあるけれど中々決まらない。

 

7人の逃げ

長いCMのあとに、7人の逃げが出来ている。

1. Michael Kukrle(Team Felbermayr – Simplon Wels)
2. Jon Knolle(Team Vorarlberg)
3. imen Evertsen-Hegreberg(Tirol KTM Cycling Team)
4. Maximilian Kabas(WSA KTM Graz p/b Leomo)
5. Adam Ťoupalík(Elkov – Kasper)
6. Matěj Zahálka(Elkov – Kasper)
7. Christian Koch(Team Lotto – Kern Haus)

 

残り82kmでタイム差2分40秒に。先頭はUAE Team Emiratesのマイケル・ヴィング。

 

スプリントポイント　Zirl

スプリントポイント獲得順位は

1. Adam Ťoupalík(Elkov – Kasper)　4ポイント・3秒
2. Matěj Zahálka(Elkov – Kasper)　2ポイント・2秒
3. Christian Koch(Team Lotto – Kern Haus)　1ポイント・1秒

 

3級山岳　Axams  3.9km・6%

山岳ポイントの獲得順位は

1. Maximilian Kabas(WSA KTM Graz p/b Leomo)　5ポイント
2. Jon Knolle(Team Vorarlberg)　3ポイント
3. imen Evertsen-Hegreberg(Tirol KTM Cycling Team)　1ポイント

 

3級山岳　Axams  3.9km・6%

2回目の山岳に。そろそろ逃げも縮小されそうだ。タイム差は1分40秒に。

 

先頭は3人に。

1. Michael Kukrle(Team Felbermayr – Simplon Wels)
2. Maximilian Kabas(WSA KTM Graz p/b Leomo)
3. Adam Ťoupalík(Elkov – Kasper)

 

スプリントポイント　Götzens

スプリントポイント獲得順位は

1. Adam Ťoupalík(Elkov – Kasper)　4ポイント・3秒
2. Michael Kukrle(Team Felbermayr – Simplon Wels)　2ポイント・2秒
3. Maximilian Kabas(WSA KTM Graz p/b Leomo)　1ポイント・1秒

 

ここがゴールラインなのだろうか。3人が通過していく。

 

3級山岳　Axams  3.9km・6%

3級山岳ポイント獲得順位は

1. Maximilian Kabas(WSA KTM Graz p/b Leomo)　5ポイント
2. Adam Ťoupalík(Elkov – Kasper)　3ポイント
3. Michael Kukrle(Team Felbermayr – Simplon Wels)　1ポイント

 

残り18kmで3人の後ろに集団が迫る。

 

先頭3人は、残り17kmで集団に吸収される。さあ、あとはスプリントだ。

 

INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスはクライマーなのにスプリンターの証、グリーンジャージを着ている。

 

UAE Team Emiratesが、パスカル・アッカーマンの為にレッドカーペットを引く。しかし、ここからカメラの調子が悪いのか放送が入らず～。

情報では残り4.7kmでINEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスがアタック。残り4kmで15人ライダーに絞られる。

 

ゴール前でAlpecin-Deceuninckのジャンニ・フェルメルシュが先頭でスプリント開始。

 

ジャンニ・フェルメルシュにINEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスが並びかける。

 

 

ゴール前で、グリーンジャージのヨナタン・ナルバエスとAlpecin-Deceuninckのジャンニ・フェルメルシュが並ぶ。

 

さあ並んだ。

 

あっと、ヨナタン・ナルバエスがジャンニ・フェルメルシュの前に出た!

 

ゴール前でジャンニ・フェルメルシュが追いこんでくる。

 

なんと、ヨナタン・ナルバエスがスプリント勝利だ!

 

え～、ヨナタン・ナルバエスがスプリントで勝利するなんて。ゴール前のインスブルックの丘でINEOS Grenadiersが総攻撃したのが効いている。

だが、パスカル・アッカーマンが登りで遅れて、スプリントに絡めめず有力スプリンターがいないとしても、これは驚きの勝利だ。

ヨナタン・ナルバエスは、2020ジロ・デ・イタリア第12ステージの勝利に続いてキャリア5勝目となった。ヨナタン・ナルバエスは、リーダージャージも獲得。

残るステージでINEOS Grenadiersは、全力でヨナタン・ナルバエスのリーダージャージを守ることになる。

 

リザルト

ヨナタン・ナルバエスのコメント(チーム公式サイトより)

ここオーストリアは本当にいい感じ。道路もいいし、晴れているしね。3年ぶりの勝利なのでうれしい。今日は勝てて本当にうれしい。

調子はいいし、次のステージも僕にとってはいい感じだ。レースに勝つためにここに来たし、最後までこのジャージをキープできるように頑張るよ。

第2ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞