2023 ツール・ド・ランカウェイ第5ステージ ゲンティンハイランドを最速で駆け上がったのは?

ランカウェイは、5日目でついにゲンティンハイランドのクイーンステージを迎える。

総合順位は、この日で決まる。昨年はイバン・ソーサが抜け出したけれど、今年が誰がトップで駆け上がるだろうか?

 

第5ステージ   スリムリバー~ゲンティンハイランド　126.4km

 

ゴールとなるゲンティンハイランドは、マレーシアのクアラルンプールから東へ約1時間、パハン州にある標高約1,700mの高原リゾート地。

マレーシアのラスベガスとしても知られているため、国内で合法的にギャンブルができる唯一の場所でもある。

ゲンティンハイランドの登りは2段階に分れていて、合計20km以上の長い上り坂。最後まで集団という訳には決していかない決戦の地だ。

 

1. スプリントポイントTanjung Malim
2. 4級山岳　Rawang Bypass  1.7km・7%
3. スプリントポイント　Gombak
4. 超級山岳　ベントン　8.8km・4.1%
5. 超級山岳　ゲンティンハイランド  8.6km・8.5%

 

スタート

今日は雨がないように願いたい。今日くらい日本チームも前で逃げて貰いたいなあ～。

 

ニュートラルスタートでは、スプリンターチームが前に並んで走っている。今日はスプリントポイント以外は出番なしかな。

 

オフィシャルスタート。

 

さあ、ファーストアタックが決まるか。

 

二人が前に出ている。

 

2人ほど追走にきている。

 

あららっ、集団もきてしまった。

 

もう一度抜け出しアタックを。

 

Tudor Pro Cycling Teamがチェックにきた。

 

なんとしても逃げに乗りたい。昨日も逃げたライダーだ。

1. Nichol Blanca Pareja(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)

 

二人が追いついた。

 

3人の逃げが決まるか。

1. RIDWAN Muhmmad (Nusantara Cycling Team)
2. TUGAWIN Ryan (7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)
3. PAREJA Nichol Blanca (7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)

 

Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのダヴィデ・ガッブロが追いついた。

 

残り118kmで16秒差に。

 

スプリントポイントTanjung Malim

スプリントポイントを通過。ダヴィデ・ガッブロは2位通過。

1. TUGAWIN Ryan (7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)　3ポイント
2. ダヴィデ・ガッブロ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　2ポイント
3. Muhammad Nur Aiman Mohd Zariff(Terengganu Polygon Cycling Team) 1ポイント
   

 

残り111km。タイム差は40秒に。

 

残り105km。先頭に集団から追走がきている。

 

集団から追走か出来ている。スプリンターのアーヴィッド・デクレインにグレブ・シリツァも乗っている。

1. グレブ・シリツァ (Astana Qazaqstan Team)
2. アーヴィッド・デクレイン (Tudor Pro Cycling Team)
3.  ハイス・ファンフック (Human Powered Health)
4. アレクサンダー・コニシェフ (Team Corratec – Selle Italia)
5.  SORARRAIN Gorka (Caja Rural – Seguros RGA)
6.  ONAKA Riku (JCL Team UKYO)

 

アーヴィッド・デクレインはスプリントポイントが欲しいのかな。Team UKYOからようやく一人が逃げに乗っている。

 

先頭にアーヴィッド・デクレインのグループが追いついたけれど、集団も14秒と迫っている。

 

残り94kmで集団に捕まった。

 

新たな逃げが出来るか。

 

差がついたか。

 

集団が見えなくなった。

 

9人が抜け出しに成功した。

 

リーダージャージのBolton Equities Black Spokeのジョージ・ジャクソンが追走に出ていたけれど、足を止めている。

 

残り80kmで3分30秒差となった。総合で16秒差が4人逃げに入っているので、集団はどこかのチームがコントロールして追わないといけない。

 

残り71kmで4分差。集団はEquipo Kern Pharma、EF Education-EasyPost、Caja Rural – Seguros RGAが引いている。

 

4級山岳　Rawang Bypass  1.7km・7%

先頭は4級山岳に。

 

4級山岳ポイント獲得順位は

1. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team　2ポイント
2. Nur Amirul Fakhruddin Mazuki(Terengganu Polygon Cycling Team)　1ポイント

 

スプリントポイント　Gombak

スプリントポイント獲得順位は

1. マヌエーレ・タロッチ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　3ポイント・3秒
2. ハイス・ファンフック　Human Powered Health　2ポイント・2秒
3. Nur Amirul Fakhruddin Mazuki(Terengganu Polygon Cycling Team)1ポイント・1秒

 

残り30kmで2分17秒差に。

 

超級山岳　ベントン　8.8km・4.1%

先頭がばらけ始めた。

 

先頭は二人となる。

1. マヌエーレ・タロッチ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
2. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team

 

先頭からちぎれたメンバーが集団に吸収されていく。

 

残り21kmでタイム差は1分34秒に。

 

シモン・ペローがペースを上げる。

 

シモン・ペローが山岳ポイントをトップ通過。

1. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team　10ポイント
2. マヌエーレ・タロッチ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　8ポイント
3. ミケル・ヴァルグレン　EF Education-EasyPost　6ポイント
4. オドクリスティアン・エイキング　EF Education-EasyPost　4ポイント
5. ジャルデ・クリスティアン　EF Education-EasyPost　2ポイント
6. サイモン・カー　EF Education-EasyPost　1ポイント

 

残り16km。マヌエーレ・タロッチが切れそうだ。

 

残り15kmでマヌエーレ・タロッチが切れてしまった。

 

シモン・ペローは32ポイントを獲得し、山岳賞をキープしている。

 

シモン・ペローに集団が迫る。

 

シモン・ペローが集団に捕まる。

 

EF Education-EasyPostの引きで集団が絞られていく。

 

残り9km。

 

超級山岳　ゲンティンハイランド  8.6km・8.5%

ゲンティンハイランドの登りが始まった。

 

EF Education-EasyPostのオドクリスティアン・エイキングが外れていく。

 

先頭集団は17人。

 

発射の時間が近づいてきた。先頭はtrainee(研修生)のジャルデ・クリスティアン。2024年からワールドチーム入りとなる。

 

EF Education-EasyPostは、サイモン・カーで狙うのか、エドゥアルド・セプルベダで狙うのか。

 

エースナンバーのサイモン・カーが引いているので、最後はエドゥアルド・セプルベダがアタックするのだろうか。

 

あっと、エドゥアルド・セプルベダがアタックだ。

 

エドゥアルド・セプルベダが捕まれば、サイモン・カーで勝負だけど、このアタックのスピードでは誰もついてこれないだろう。

 

すぐに追走してくるメンバーはいない。

 

あっと、サイモン・カーが単独できた。

 

サイモン・カーが追いついた。

 

サイモン・カーが前に出た。

 

二人で、そのまま行くのだろうか。

 

おっと、エドゥアルド・セプルベダが遅れた。

 

残り3km。サイモン・カーが総合優勝に向かって爆走する。

 

残り1kmを切った。エドゥアルド・セプルベダも見えなくなった。

 

 

サイモン・カーが見事な逃げ切り勝利を成し遂げた。エドゥアルド・セプルベダは、エースのための陽動アタックだった。

サイモン・カーは、今シーズン3回目の勝利となった。逃げ切りでの勝利は2回目だ。2位のエドゥアルド・セプルベダは49秒遅れでゴール。EF Education-EasyPostが、ランカウェイの1位と2位を占めることになった。

 

リザルト

サイモン・カーのコメント

チーム全体が取り組んだ素晴らしい仕事だった。終えることができて本当に本当に嬉しい。もうかなり大変だった。

登り始めからハードなペースを設定した。トム・スクリーはすでにブレイクを追いかけており、ミケル・ヴァルグレンとオドクリスティアン・エイキング、そして我々のスタジエールであるジャルデ・クリスティアンが本当に良い仕事をしてくれた。

エドゥアルド・セプルベダが行ったときは本当に良いタイミングだった。他に何も残っていないのがすぐにわかったので、セプルベダに出会ったが、本当に本当にうまくプレーできたと思う。

このレースだけでなく、今日は本当に勝ちたいというモチベーションがあったからでもある。私の祖父は先週の月曜日に亡くなったばかりで、彼は大ファンだったので、彼のためにこれを勝ち取りたかったんだ。

 

第5ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞