2023 ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ　マチュー・ファンデルプールが見せた～!

ティレーノ〜アドリアティコの第3ステージも216kmと長いステージ。

海岸のホリニカから内陸のフォッローニカに向かうステージだ。

 

第3ステージ　ホリニカ～フォッローニカ　216km

 

最初の100kmには標高差がある。逃げとのタイム差はスプリンターチームが管理するはず。

2日連続のスプリンターの対決となりそうなコースだ。

 

1. 山岳ポイント　Passo del Lume Spento　12.5km・4.2%
2. 山岳ポイント  La Foce   5.3km・4.3%
3. スプリントポイント　Moiano

 

スタート前

マチュー・ファンデルプールのコメント

気分は悪くない。昨日、私はあるべき場所にいたが、ラモン・シンケルダムとジャスパー・フィリップセンが私のハンドルを失った。残念だが、ジャスパーは最速のスプリンターの 1 人であることを証明した。今日は新しいチャンスだ。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

途中でレースになりそうだね。決勝は難しいと思う。スプリントには参加しない。今後数日間に集中したい。

 

第3ステージのスタート時の賞ジャージは

•  総合　フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers
• ポイント賞　レナード・ケムナ　BORA-hansgrohe
• 山岳賞　ステファノ・ガンディン 　EOLO-Kometa
• 新人賞　マグナス・シェフィールド　INEOS Grenadiers

 

4人の逃げ

オフィシャルスタートから4人が飛び出す。

 

バイス兄弟と昨日も逃げたTeam Corratecの二人。

1. ダヴィテ・バイス (EOLO-Kometa)　弟
2. マッティア・バイス　EOLO-Kometa　兄
3. ステファノ・ガンディン (Team Corratec) 
4. IACCHI Alessandro (Team Corratec)

 

最大5分のタイム差を4人は稼ぎだす。

 

山岳ポイント　Passo del Lume Spento　12.5km・4.2%

山岳で、バイス兄弟が抜け出した。山岳ポイントの通過順位は

1. ダヴィテ・バイス (EOLO-Kometa)　5ポイント
2. マッティア・バイス　EOLO-Kometa　3ポイント
3. ステファノ・ガンディン (Team Corratec) 　2ポイント　
4. IACCHI Alessandro (Team Corratec)　1ポイント

 

追走はTeam Corratecの二人。

 

集団牽引はSoudal – Quick Stepが前面に。Team Jayco AlUlaとAlpecin-Deceuninckが一人ずつ先頭交代要員を出している。残り104.5kmでタイム差5分4秒。

 

山岳ポイント  La Foce   5.3km・4.3%

バイス兄弟が山岳ポイント通過。これでダヴィテ・バイスは、明日は山岳賞ジャージでスタートとなる。

1. ダヴィテ・バイス (EOLO-Kometa)　5ポイント
2. マッティア・バイス　EOLO-Kometa　3ポイント
3. ステファノ・ガンディン (Team Corratec) 　2ポイント　
4. IACCHI Alessandro (Team Corratec)　1ポイント

 

山岳ジャージが守れなかったステファノ・ガンディンは、集団に戻った。

 

先頭と集団の間にいたTeam Corratecのライダーも集団に戻る。

 

先頭から降りたステファノ・ガンディンは、集団の最後尾付近にいる。

 

Soudal – Quick Stepは、ダヴィデ・バッレリーニがボトル運び。

 

残り83.2kmでタイム差1分11秒に。これは早めに捕まりそう。

 

スプリントポイント　Moiano

バイス兄弟がスプリントポイント通過。

 

集団もスプリントポイント通過。

1. ダヴィテ・バイス (EOLO-Kometa)　5ポイント・3秒
2. マッティア・バイス　EOLO-Kometa　3ポイント・2秒
3. マグナス・シェフィールド　INEOS Grenadiers　2ポイント・1秒
4. ミハウ・クフィアトコフスキ　INEOS Grenadiers　1ポイント

 

残り75km。タイム差37秒。遠くに集団が見えてきた。

 

ワウト・ファンアールトも集団先頭まで上がってきた。

 

一気にタイム差が縮まって集団が後ろに。

 

バイス兄弟が集団に捕まった。

 

マチュー・ファンデルプールとトム・ピドコックは集団後方でおしゃべり。

 

Jumbo-Vismaは、アッティラ・ヴァルテルが先頭を引いている。よほどチームから言われたかな。このレースではプリモッシュ・ログリッチのアシストに専念するのだろう。

 

残り21.7km。このままゴールまで逃げなしでいくだろう。

 

なんという状態。落車してタイヤが完全に外れている。

•  ABREHA Negasi Haylu (Q36.5 Pro Cycling Team)

 

Jumbo-Vismaが猛烈なスピードアップ。まずはワウト・ファンアールトが強烈に引く。

 

Jumbo-Vismaが全面攻撃だ。

 

リーダージャージのフィリッポ・ガンナもいるし良いメンバーだ。

 

20人が抜け出した。

 

ジュリアン・アラフィリップもいる。

 

Jumbo-Vismaは、これを狙っていたのだろう。

 

だが、集団も逃がさない。

 

ワウト・ファンアールトも猛烈にひくが。

 

流石に捕まった。

 

残り1.7kmでSoudal – Quick Stepが先頭に。

 

Bahrain Victoriousの後ろは、マチュー・ファンデルプールとジャスパー・フィリップセンだ。ヒィル・バウハウスは4番手。

 

残り500mで、まだBahrain Victoriousが先頭。

 

さあ、マチュー・ファンデルプールが先頭だ。

 

マチュー・ファンデルプール、ジャスパー・フィリップセンと完璧な並びだ。

 

マチュー・ファンデルプールが腰を上げて最後のリードアウト。

 

最後のコーナーまでマチュー・ファンデルプールが先頭。

 

マチュー・ファンデルプールの後ろからジャスパー・フィリップセンが発射!

 

ジャスパー・フィリップセンが最後の仕上げだ。

 

  

ジャスパー・フィリップセンは、先頭を譲らない。

 

マチュー・ファンデルプールは、もう手を上げている。

 

ジャスパー・フィリップセンの後ろから、ヒィル・バウハウス、マッティオ・モスケッテイが迫る。

 

 

だが、ジャスパー・フィリップセンが勝利のガッツポーズだ!

スブリントしないといっていたワウト・ファンアールトも6位に入っている。

 

見事だ。マチュー・ファンデルプールの強烈な引きでゴール前までアシスト。最後はジャスパー・フィリップセンが他を寄せ付けないスピードでゴールを駆け抜けた。

ついに、Alpecin-Deceuninckが今シーズンの初勝利をあげた。やはり、この二人の活躍なくしてはチームの勢いも上がらない。素晴らしいコンビネーションだった。

 

リザルト

ジャスパー・フィリップセンのコメント

特に今日のようなチームの力強いパフォーマンスの後に勝つのは、いつでも嬉しいものだ。このような形で勝利することは、さらに素晴らしいこと。

シーズンのスタートは、チームにとって期待通りにはいかなかったが、まだ序盤だ。落ち着いていれば、ここ数年のように、勝利はやってくるものだと思っている。

フィニッシュの10km以上手前で、Jumbo-Vismaが攻撃を仕掛けるなど予断を許さない展開でしたね。

ジャンニ・フェルメルシュは、最後の11kmですでにその可能性を教えてくれたんだ。でも、Jumbo-Vismaはとても強かった。

私自身は距離がありすぎたが、ガンナの車輪を捕まえることができた。彼はジャンプをすることができたが、最終的にはすべてがまとまり、予想通り集団スプリントになった。

 

マチュー・ファンデルプールのコメント

昨日のスプリントでジャスパーが自信を持っていたので、私たちは常にそれを信じてきた。その後、私たちはそれを完璧にやり遂げた。

昨日はすでに良かったのだけど、最後の1kmでお互いに負けてしまった。Jumbo-Vismaが難しい決勝戦を行った後、今日はさらに紆余曲折があった。

私はそれをするのが好きだ。私はこれができることを知っている。しかし、それは良いものでなければならず、危険がないわけではないが、ジャスパーのために自分のことをすることができればうれしい。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞