2023 サーキット・デ・シャルルロワ・ワロニー　ベルギーのワンデーレースは1時間20分も無効化に　その理由とは?

2022年までサーキット・デ・ワロニーだったけれど、レースタイトルにシャルルロワが追加されている。Circuit de Charleroi Wallonie(1.1)

 

過去の優勝者は

• 2022    アンドレア・パクアスロン
• 2021　クリストフ・ラポルト
• 2019　トマ・ブタ
• 2018　ミッケルフレーリク・ホノレ
• 2017　 VAN TRIJP Maarten
• 2016　 LALOUETTE Kevin
• 2015　 VAN ZUMMEREN Stef
• 2014　 LAMMERTINK Maurits
• 2013　 DELFOSSE Sébastien
• 2012　 JANSE VAN RENSBURG Reinardt

 

シャルルロワ～シャルルロワ　190.7km

 

シャルルロワは、ベルギー南部ワロン地域エノー州の都。スタートは、シャルルロワの郊外の町、モン・シュル・マルシェンヌからとなる。

決戦は、10.8kmのローカルサーキットでおこなれる。コート デュ ピュモンの登りは最大20%の勾配があり、 ゴールも手前2kmから登っている。パンチャー有利のコースか。

 

注目のライダーは

•  Intermarché – Circus – Wanty　マイク・テウニッセン
•  Cofidis　アクセル・ジングル、エディ・ファイン
•  Alpecin-Deceuninck　ジャンニ・フェルメルシュ、ドリース・デポンド
•  Lotto Dstny　フロリアン・フェルメルシュ、フレデリック・フリソン、ミラン・メンテン
•  BORA – hansgrohe　ヨルディ・メーウス、ニルス・ポリッツ、シアン・エイテブルックス、マキシミリアン・シャフマン
•  TotalEnergies　ジェイソン・テッソン、トーマス・ボネット
•  Q36.5 Pro Cycling Team　アレッサンドロ・フェデーリ
•  Israel – Premier Tech　ジャコモ・ニッツォーロ

 

スタート前

BORA-hansgroheからは、シアン・エイテブルックスが出場。ブエルタも出場予定だ。

 

ベルギーは快晴の中スタート。

 

しかし、先頭集団は止められてしまう。

 

なんと、先頭グループが通過する直前に2台のバイクが衝突して救急を通すために無効化に。

 

Lotto-Dstnyのフロリアン・フェルメルシュも立ちんぼ。

 

ようやく、逃げが前に。

 

ただ、ここでも待つことに。

 

集団も救急車の間を通る。

 

警察の許可が中々おりない。レースは3周から1周に短縮となる。結局、1時間20分もレースは止められていた。

 

5人の逃げ

ようやく再スタート。

 

 

タイム差は1分20秒から。

 

残り46.8kmで1分50秒差。5人のメンバーは。

1. 23 モーリス・バレルステッド　Alpecin-Deceuninck
2. 84　フィリッポ・コンカ　Q36.5 Pro Cycling Team
3. 121 MARCHAND Gianni(Tarteletto – Isorex)
4. 165 HANSEN Alexander Arnt( Restaurant Suri – Carl Ras)
5. 182  WALTERS Red(XSpeed United Continental)

 

BORA-hansgroheがニルス・ポリッツを先頭にレースを難しくする。

 

タイム差は56秒に。

 

先頭は残り36.1kmで50秒差に。

 

集団は登りで逃げを吸収しながら前を追う。

 

最後まで、逃げていたAlpecin-Deceuninckのモーリス・バレルステッドとQ36.5 Pro Cycling Teamのフィリッポ・コンカも捕まってしまう。

 

レースが45kmも短縮されて、1時間以上も休んでいたので皆元気がいい。

 

Alpecin-Deceuninckのドリース・デポンドも先頭で逃げようと何度も試みる。

 

フロリアン・フェルメルシュも攻撃。

 

フロリアン・フェルメルシュが抜け出すが、集団はカーブの後ろに見えている。

 

残り32.3kmで集団は一塊に。

 

またも、ドリース・デポンドがアタック。

 

残り29.3kmで後続のグループも接続される。

 

少しの抜け出しはあるが、どれも成功はしない。

 

残り19.5kmでARA | Skip Capitalのウィリアム・イーブスが逃げだす。

 

18歳のオーストラリア人だ。

 

だが、ウイリアム・イーブスも残り14.2kmで捕まる。

 

集団はゴールラインに向かう。

 

残り1周

集団のままゴールラインを通過。

 

Q36.5 Pro Cycling TeamやBORA-hansgroheが前を引く。

 

残り2.4kmでAlpecin-Deceuninckが先頭に。

 

ゴール前では、Lotto-Dstnyがミラン・メンテンのために先頭を引く。

 

Lotto-Dstnyのアシストが外れる。

 

Israel – Premier Techのイタマル・アイホールンが、ジャコモ・ニッツォーロのために先頭を引く。左からBORA-hansgroheのヨルディ・メーウスが上がってくる。

 

ヨルディ・メーウスが先頭にたった。

 

ヨルディ・メーウスがゴールに向かう。

 

後ろからAlpecin-Deceuninckのライオネル・タミニオニーが迫る。

 

だが、ヨルディ・メーウスが、Alpecin-Deceuninckのライオネル・タミニオニー、ティモ・キーリッヒを抑えての勝利だ。

ヨルディ・メーウスは、今シーズンの初勝利をあげた。BORA-hansgroheは、ジロ第11ステージのニコ・デンツと共に1日で2勝をあげる活躍となった。

 

リザルト

ヨルディ・メーウスのコメント

ニュートラリゼーションとショートニングで大きく変わった。春のクラシックは、体調不良で少し水に落ちてしまった。ハードに働いたし、このレベルに戻れてうれしい。

再スタート後も止まらず、フィニッシュまで全速力だった。慌ただしかったが、チームが素晴らしい仕事をしてくれて、僕を前に引き留めてくれた。

脚は良かったし、勝利を得られて嬉しい。スプリントにするつもりだったし、短縮は僕らに有利だった。中和と短縮は大きな変化をもたらした。レースが簡単になったので、フィニッシュであんなに大きな集団ができたんだ。