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2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ レムコはクイーンステージでマイヨロホを守ったのか?

海外情報
Photo credit: Pepe Serrano Fotografia on VisualHunt
この記事は約28分で読めます。

第14ステージの1級山岳シエラ・デ・ラ・バンデラでプリモッシュ・ログリッチがアタックをかけ、リーダーのレムコ・エヴェネプールはついていくことが出来なかった。

一時は、大きく遅れるかと思われたが完全にクラックすることはなく、ペースで走りログリッチとのタイム差を1分49秒で抑えている。

第15ステージは、海抜2,501mまで上がる超級山岳シエラ・ネバタで決着がつく。調子をあげてきたプリモッシュ・ログリッチの猛攻にレムコ・エヴェネプールが耐えられるのか。

このステージで総合の行方はほぼ決定すると思われる。注目の一戦だ。

 

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第15ステージ マルトス~シエラ・ネバダ 149.6㎞

コースマップ photo lavuelta

 

マントスからのスタート後、約100kmは穏やか。今日もリチャル・カラパスはステージ優勝を狙うと息巻いているけど、この前半で逃げに乗れているだろうか。

勝負は後半にあり、ゴール手前60kmから始まる1級山岳アルト・デル・プルシェが待ち受ける。

 

1級アルト・デル・プルシェ

1級アルト・デル・プルシェ photo lavuelta

 

最初の4 km では、勾配は 10%をわずかに下回っている。しかし、最後の 1 kmは平均 12%の上昇となる。15%勾配が2箇所あり、ここでも遅れるライダーがいるだろう。

頂上からゴールまでは、40km。この1級山岳は、次の超級山岳シエラネバタに比べれば、ウォーミングアップのようなものになるかもしれない。

 

超級山岳 シエラ・ネバダ

超級山岳 シエラ・ネバダ  photo lavuelta

 

主催者は、当初、標高 2,896mにあるシエラネバダ天文台の近くに到着したいと考えていた。だが、自然保護区の許可が下りず断念。

それでも、標高2,501mのゴールを用意。登り始めがきつく最大勾配20%の部分がある。最初に遅れると戻ってくるのは不可能だろう。前半を乗り切れば、後半は勾配が一定なので耐えることが出来るかもしれない。

どこで誰がアタックをかけるのか。レムコはマイヨロホを守れるのか注目だ。

 

コースプロフィール photo lavuelta

 

  1. 3級山岳 プエルト・デ・シエテ・ピリリャス  9.9 km・3.5%
  2. スプリントポイント Jaén
  3. 1級山岳 アルト・デル・プルシェ 9.1km・7.6%
  4. 超級山岳 シエラ・ネバダ   19.3㎞・7.9%

 

スタート前

ブエルタストリーミングより 以下同様

前日のステージでは、Bahrain Victoriousのヤッシャ・ズッタリンと逃げて10秒ほどのリードを奪うけれど逃げ切れず。トーマス・デヘントでも中々な逃げに乗ることは出来ない。

トーマス・デヘントはレース前コメントで、「Jumbo-Vismaは血の匂いがしたが、レムコにとっては厳しい日になるだろう。だが、彼はそれを維持するか、少し時間をとってくれると思う.。」と予測している。

 

逃げには乗るのだけど、上位に入れないミケル・ランダ。このステージでは逃げてくるだろうか。

 

AG2R Citroën Teamのベン・オコナーは総合10位。だけど、総合11位のTeam DSMのテイメン・アレンスマンが2秒差に迫っている。このクイーンステージでトップ10を死守できるか。

 

前日のステージでは、勝負所でバイク交換となってしまったUAE Team Emiratesのフアン・アユソー。今日の走りはどうなるか。

 

クリス・フルームの予測では、Jumbo-VismaとINEOS Grenadiersは圧力を高め、乗り心地を出来る限りタフにするだろうとコメント。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

第15ステージスタートでの4賞

  •  総合 レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team
  • ポイント賞  マッズ・ピーダスン Trek-Segafredo 
  • 山岳賞 ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck
  • 新人賞 カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers

 

スタートしないライダーは 

  • ケランド・オブライエン Team BikeExchange – Jayco 第14ステージ途中でリタイヤ

 

ヒュー・カーシーのアタックからすぐに前に数人がでた。

 

Jumbo-Vismaからはローハン・デニスが逃げに参加。ヴィンチェンツォ・ニバリが少し遅れている。

 

おっと、集団で落車。

 

 

なんと総合8位のウィルコ・ケルデルマンだ。だが、なんとか走りだした。

 

まだ集団は追っているが19秒のタイム差を稼ぎだした。

  1. ローハン・デニス Jumbo-Visma
  2. ヴィンチェンツォ・ニバリ Astana Qazaqstan Team
  3. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  4. カールフレドリク・ハーゲン Israel – Premier Tech
  5. ヴォイチェフ・レパ Equipo Kern Pharma
  6. ルイス・アンヘル・マテ Euskaltel – Euskadi

 

ウィルコ・ケルデルマンはチームメイトに引いて貰って集団に復帰中。

 

なんと、ジェイ・ヴァインを含む巨大な追走が出来上がる。だが、さすがに集団は逃がさなかった。

 

集団からリチャル・カラパスが逃げだそうとしている。

 

3級山岳 プエルト・デ・シエテ・ピリリャス  9.9 km・3.5%

タイム差は9秒。後ろから、カラパス、ジェイ・ヴァイン、マッズ・ピーダスンなどが追っている。これは捕まりそうだ。

 

追走は逃げていたメンバーを吸収しながら追う。

 

先頭は3人に。

  1. ローハン・デニス Jumbo-Visma
  2. ヴィンチェンツォ・ニバリ Astana Qazaqstan Team
  3. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost

 

また20人以上が追走に出ている。なんとしても逃げたいメンバーだ。

 

リチャル・カラパス、ジェイ・ヴァイン、ジーノ・マーダー、マルク・ソレル、ダビ・デラクルス、テイメン・アレンスマンもいる。

 

先頭3人は14秒差で逃げ続ける。

 

集団はレムコも先頭にでて逃げを容認したいようだ。

 

追走に入っていたAG2R Citroën Teamの二コラ・プラドムがチェーン外れだ。

 

先頭3人に後続が追いついた。

 

マッズ・ピーダスンは二日連続の逃げにチャレンジだ。狙いはスプリントポイント。もう十二分にポイントは稼いでいるのだけど。

 

集団容認で一気にタイム差が開いていく。

 

29人の逃げ

これは逃げ切れそうな人数だ。Jumbo-Vismaからはローハン・デニスとサム・オーメンが乗っている。これは前待ちをするのだろう。

  1. ローハン・デニス Jumbo-Visma
  2. サム・オーメン Jumbo-Visma
  3. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  4. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team
  5. ヴィンチェンツォ・ニバリ Astana Qazaqstan Team
  6. ジーノ・マーダー Bahrain Victorious
  7. フレッド・ライト Bahrain Victorious
  8. ジェイ・ヒンドレー BORA – hansgrohe
  9. ルーベン・フェルナンデス Cofidis
  10. リゴベルト・ウラン EF Education-EasyPost
  11. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  12. ルディ・モラール Groupama – FDJ
  13. セバスティアン・ライヒェンバッハ Groupama – FDJ
  14. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  15. ルイス・メンチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  16. オマール・ゴールドスタイン Israel – Premier Tech
  17. ローソン・クラドック Team BikeExchange – Jayco
  18. ネルソン・オリヴェイラ Movistar Team
  19. ルイス・フェルファーク Quick-Step Alpha Vinyl Team
  20. ファウスト・マスナダ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  21. テイメン・アレンスマン Team DSM
  22. マッズ・ピーダスン Trek-Segafredo
  23. アントニオ・ティベッリ Trek-Segafredo
  24. マルク・ソレル UAE Team Emirates
  25. ブランドン・マクナリティ UAE Team Emirates
  26. クサンドロ・ムーリッセ Alpecin-Deceuninck
  27. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck
  28. シャビエル・アスパレン Euskaltel – Euskadi
  29. エリー・ジョスベール Team Arkéa Samsic

Quick-Step Alpha Vinyl Teamからは ルイス・フェルファークとファウスト・マスナダが乗っている。レムコの周りにいなくて良いのだろうか。

 

落車したウィルコ・ケルデルマンは擦過傷がひどい。

 

今日のレムコは総攻撃を仕掛けられるだろう。凌ぐことが出来るだろうか。

 

逃げにのったUAE Team Emiratesのマルク・ソレルはステージ狙いだ。

 

ジェイ・ヴァインは、チームメイトのクサンドロ・ムーリッセにアシストして貰って1位通過。

  1. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck 3ポイント
  2. クロンドロ・ムーリッセ Alpecin-Deceuninck 2ポイント
  3. ダビ・デラクルス UAE Team Emirates 1ポイント

 

Quick-Step Alpha Vinyl Team先頭で3級山岳を通過。

 

逃げにはAstana Qazaqstan Team からヴィンチェンツォ・ニバリとダビ・デラクルスが乗っている。どちらでステージ優勝を狙うのか。もしくは後ろからくるミゲルアンヘル・ロペスのアシストとなるのか。

 

逃げの中には総合20位以内のライダーが多数。4分30秒離れており、すでにテイメン・アレンスマンはバーチャルで総合5位に。

  • テイメン・アレンスマン  Team DSM 11 位、+9分14秒
  • ジェイ・ヒンドレー BORA – hansgrohe 13 位、+11分40秒
  • ルイス・メンチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 14 位、+11分45秒
  • ダビ・デラクルスが Astana Qazaqstan Team 16 位、+13分28秒
  • リチャル・カラパス INEOS Grenadiers 17 位、+13分44秒
  • リゴベルト ウラン  EF Education-EasyPost 18 位、+14分22秒
  • ヒュー・カーシー  EF Education-EasyPost 19 位、+22分01秒

 

残り92.8kmで5分24秒差まで広がる。逃げには良いベースだ。

 

Jumbo-Vismaのクリス・ハーパーはボトル運び中。今日も山岳で活躍しないといけない。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamは今日もレミ・カヴァニャが先頭を引く。今日はどこまで引けるだろう。

 

Team BikeExchange – Jaycoのローソン・クラドックが単独で先頭から飛び出した。

 

ベン・オコナーの総合順位を守るためにAG2R Citroën TeamがQuick-Step Alpha Vinyl Teamに手を貸す。

 

スプリントポイント Jaén

ローソン・クラドックが単独でスプリントポイントを通過。

 

追走もスプリントポイント通過。

  1. ローソン・クラドック Team BikeExchange – Jayco 20ポイント
  2. マッズ・ピーダスン Trek-Segafredo 17ポイント
  3. フレッド・ライト Bahrain Victorious゜ 15ポイント
  4. アントニオ・ティベッリ Trek-Segafredo 13ポイント
  5. ローハン・デニス Jumbo-Visma 10ポイント

 

ローソン・クラドックは米国TT王者に2回なっている。2019世界選手権個人タイムトライヤルも6位のTTスペシャリストだ。1分35秒追走からタイム差を稼ぎだした。

 

そろそろ1級山岳が近づく。ローソン・クラドックはどこまで登れるだろう。

 

AG2R Citroën Teamはタイム差を5分8秒まで縮める。それでもテイメン・アレンスマンがバーチャルで総合6位だ。

 

1級山岳 アルト・デル・プルシェ 9.1km・7.6%

ローソン・クラドックが1級山岳を上がりだす。長い登りだ。

 

集団はAG2R Citroën Teamがペースを上げる。Jumbo-Vismaも先頭に上がってきた。

 

Astana Qazaqstan Team も集団の先頭に上がってくる。

 

追走ではジェイ・ヴァイン、クサンドロ・ムーリッセがリードして登る。

 

BORA – hansgroheのジェイ・ヒンドレーも追走先頭付近で走る。

 

集団はAG2R Citroën Teamのボブ・ユンゲルスが引き始めた。

 

追走ではジェイ・ヴァインとジェイ・ヒンドーが足なりに抜け出しそうだ。

 

イラン・ファンワイルダーが落ちてしまって、レムコは丸裸だ。

 

逃げていたマッズ・ピーダスンがボブ・ユンゲルスに抜かれていく。

 

追走も絞られてきたか。

 

ローソン・クラドックは1級山岳頂上まで2.8km。まだ追走に47秒差をつけている。凄い粘りだ。

 

さあ、カラパスが先頭に上がってきた。

 

ジェイ・ヴァインが単独で抜けた。山岳ポイントをなんとしても取りたい。

 

ジェイ・ヴァインの前にローソン・クラドックが見えてきた。

 

ジェイ・ヴァインが追いつく。

 

トップ通過はジェイ・ヴァイン。

  1. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck 10ポイント
  2. ローソン・クラドック Team BikeExchange – Jayco 6ポイント
  3. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers 4ポイント
  4. テイメン・アレンスマン Team DSM 2ポイント
  5. ジェイ・ヒンドレー BORA – hansgrohe 1ポイント

 

集団は4分49秒と離れる。まだ大人数だ。結局、この1級山岳では攻撃はなし。

 

二人が42秒差をつけている。

  1. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck
  2. ローソン・クラドック Team BikeExchange – Jayco

 

下りでTrek-Segafredoのアントニオ・ティベッリがカーブで落車しそうに!

 

だが、なんとか立て直して前を追う。流石プロだ。

 

先頭2人は17秒差まで迫られる。これは捕まるパターンだ。

 

プリモッシュ・ログリッチはサポートカーまで戻ってボトルを貰っている。

 

ログリッチはすぐに集団に戻る。

 

追走も絞られた。

 

前に先頭の二人が見えてきた。

 

集団からテイオ・ゲイガンハートがアタック!

 

この動きで後方はどうする?

 

先頭からヒュー・カーシーが切れた。

 

集団は4分28秒差。テイオ・ゲイガンハートは10秒前にいる。

 

3分56秒差に。追走も絞られてきた。

  1. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team
  2. ジーノ・マーダー Bahrain Victorious
  3. ジェイ・ヒンドレー BORA – hansgrohe
  4. リゴベルト・ウラン EF Education-EasyPost
  5. セバスティアン・ライヒェンバッハ Groupama – FDJ
  6. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  7. ルイス・メンチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  8. ローソン・クラドック Team BikeExchange – Jayco
  9. ルイス・フェルファーク Quick-Step Alpha Vinyl Team
  10. テイメン・アレンスマン Team DSM
  11. マルク・ソレル UAE Team Emirates
  12. ジェイ・ヴァイン Alpecin-Deceuninck

 

残り22kmでマルク・ソレルがアタックだ。

 

 ルイス・フェルファークは先頭から降りる。これはレムコのためだ。

 

なんと、ファウスト・マスナダがカーブで落車。

 

Jumbo-Vismaが攻撃を仕掛ける!

 

レムコが捕まえる。

 

レムコが先頭に出るがこれはダメだろう。

 

また、クリス・ハーパーが戻ってきた。

 

マルク・ソレルは、追走を37秒引き離す。

 

追走は誰が追うのか。

 

超級山岳 シエラ・ネバダ   19.3㎞・7.9%

なんと、フアン・アユソーが切れた。後ろはアレハンドロ・バルベルデだ。

 

プリモッシュ・ログリッチがベースを上げる。

 

  

総合のメンバーが絞られてきた。

 

また、レムコが先頭を引きだした。調子が良いのか自分のペースで走りたいのか。それにしてもゴールまでは遠い。

 

テイメン・アレンスマンは追走の先頭を引く。

 

ログリッチは最後尾で足を溜めておける。これは、最高の形だ。

  1. レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. ミゲルアンヘル・ロペス Astana Qazaqstan Team
  3. エンリク・マス Movistar Team
  4. ベン・オコナー AG2R Citroën Team
  5. プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma

 

マルク・ソレルは41秒差をつけた。

 

レムコは、ルイス・フェルファークが降りてきてアシストして貰っている。

 

残り13.3kmでリチャル・カラパスが追走から降りた。

 

リチャル・カラパスは、おりて遅れたカルロス・ロドリゲスを引いている。後ろにはちゃっかりとフアン・アユソーがついている。

 

残り10.5kmでスーパーマンこと、ミゲルアンヘル・ロペスがアタック!

 

カラパスは前が見えてきた。

 

ミゲルアンヘル・ロペスは、2017年に続く勝利を得るのか?

 

続いて、エンリク・マスもアタック!

 

エンリク・マスが前のミゲルアンヘル・ロペスを追う。ミゲルアンヘル・ロペスはダビ・デラクルスに引いて貰っている。

 

エンリク・マスは、ダビ・デラクルス、ミゲルアンヘル・ロペスに引いて貰っている。

 

 ルイス・フェルファークがいなくなったのでレムコが引くしかない。だが、これはアタックをかけられたらおしまいになってしまう。

 

追走からテイメン・アレンスマンが抜け出して、先頭のマルク・ソレルを追っている。タイム差は20秒。

 

ミゲルアンヘル・ロペスとエンリク・マスは、前に追走のメンバーが見えるので目標が立てやすい。

 

残り7kmでテイメン・アレンスマンがマルク・ソレルに追いついた。

 

ミゲルアンヘル・ロペスとは6分差。エンリク・マスとは2分43秒のタイム差がある。レムコが引く必要性はなんだろう。

 

さあ、テイメン・アレンスマンが先頭に立った。残り6.5kmで後続のエンリク・マスまで1分19秒ある。

 

カラパスの引くカルロス・ロドリゲスのグループは前に追いつかない。

  1. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  2. カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers
  3. フアン・アユソー UAE Team Emirates
  4. ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates

 

カラパスがギブアップで横にそれた。

 

今度は逆にアルメイダが引く順番に。

 

残り4.7km。テイメン・アレンスマンは1分22秒離している。

 

ここでミゲルアンヘル・ロペスがアタック!

 

だが、エンリク・マスは、ペースで追いつく。

 

フアン・ユアソーがカルロス・ロドリゲスに対してアタックをかけた。総合の逆転を狙う。カルロス・ロドリゲスは追いかけられない。

 

カルロス・ロドリゲスはアルメイダにも置いていかれる。

 

エンリク・マスとミゲルアンヘル・ロペスが3位集団に追いついた。

 

プリモッシュ・ログリッチはいつアタックをかける?

 

アルメイダは、フアン・アユソーに追いついた。カルロス・ロドリゲスとアユソーの総合のタイム差は1分7秒だが、逆転しそうだ。

 

マルク・ソレルが抜かれていく。

 

2位グループは牽制気味か。

 

2位グループからミゲルアンヘル・ロペスがアタック!

 

残り1.5km。テイメン・アレンスマンはミゲルアンヘル・ロペスの猛追をかわせるか。タイム差はほとんど変わらない。

 

ログリッチは余裕がないのか。

 

残り1kmを切った。テイメン・アレンスマンの逃げきりだ!

 

ステージ2位は誰か。

 

あっと、ここでプリモッシュ・ログリッチがアタック!

 

当然、レムコはついていけない。離されてしまう。

 

どこまでログリッチはタイム差を縮めることが出来るのか?

 

残り375m。テイメン・アレンスマンは勝利に向けてゴールに向かう。

 

テイメン・アレンスマンは頭を抱えたままゴール!

なんと、このブエルタのクイーンステージを制してしまった。やはり、この男は普通ではない。これで総合順位も8位に上げてきた。アシストもなく、実力で上がってきたのは凄いことだ。将来を約束された22歳だ。

 

プリモッシュ・ログリッチは、全開でゴールに向かうが逆転するには距離が足りない。

 

レムコは後ろに見えている。

 

ステージ2位は、エンリク・マス。レムコに対してタイムを縮めた。ミゲルアンヘル・ロペスはステージ3位。2017年の再現は出来なかったか。

 

ジェイ・ヴァインはステージ4位。その実力は一流クライマーにも劣ってない。この超級山岳のポイント加算で59ポイントとした。ほぼ、山岳賞を手にしたのでは。

 

プリモッシュ・ログリッチはステージ5位でゴール。レムコのタイムを待つことになる。何故、ミゲルアンヘル・ロペス、エンリク・マスがアタックをかけてレムコから逃げる中、ゴール手前1kmまでアタックをかけなかったのかは謎だ。

これは、ログリッチのゴール後のインタビューで明らかになるかもしれない。

 

レムコ・エヴェネプールは強かった。通常リーダーが、長く先頭を引くことはない。それでも、最後までペースが衰えなかったのは凄いことだ。

2,000mを越える山岳でも戦えることを十分に示した。しかも、プリモッシュ・ログリッチに対して失ったタイムは15秒。1分34秒のタイム差を持って休息日を迎える。

 

カルロス・ロドリゲスは、スペインの後輩フアン・アユソーに総合順位を抜かれてしまう。総合5位に後退だ。さらに、ミゲルアンヘル・ロペスに8秒差と迫られている。最終週にも登りゴールがあり、負ける訳にはいかないだろう。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第15ステージ リザルト

テイメン・アレンスマンのコメント

ラ・ブエルタのクイーンステージで優勝したなんて、信じられないし、まだ実感がわかないよ。このシエラネバダの山岳ステージは、事前にみんなが話していたステージで、優勝できたことは信じられないくらいだ。

前を走るマルク・ソレルを残り8kmで捕まえましたね。

実は、マルク・ソレルは私を待っていて、まだ足に何かあるのではと思っていた。急な坂道で私がアクセルを踏むと、彼は手を放さなくてはならなかった。幸運にも、まだ何かが残っていて、ゴールまで持ちこたえることができた。

正直なところ、ライディング中はあまり感覚が良くなかった。他の選手はもっと脚を感じていたらしい。

チームから、400ワット以上のペダリングをするように言われた。幸いにも残っていたので、それで十分でした。信じられない。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 100
10″
4:17:17
2
 MAS Enric
Movistar Team 40
6″
1:23
3
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team 20
4″
1:25
4
 VINE Jay
Alpecin-Deceuninck 12
3″
1:30
5
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 4   1:44
6
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team     ,,
7
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates     1:55
8
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe     ,,
9
 MEINTJES Louis
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     ,,
10
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team     1:59
11
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates     2:10
12
 URÁN Rigoberto
EF Education-EasyPost     2:33
13
 SOLER Marc
UAE Team Emirates     3:10
14
 RODRÍGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers     3:29
15
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team     4:33
16
 TAARAMÄE Rein
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     5:33
17
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers  
1″
6:18
18
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team     6:57
19
 POLANC Jan
UAE Team Emirates     ,,
20
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ     ,,
21
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious     7:00
22
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious     7:05
23
 VERVAEKE Louis
Quick-Step Alpha Vinyl Team     8:00
24
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma     9:50
25
 MEURISSE Xandro
Alpecin-Deceuninck     ,,
26
 CABEDO Óscar
Burgos-BH     10:06
27
 HARPER Chris
Jumbo-Visma     10:19
28
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe     10:42
29
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe     ,,
30
 BIZKARRA Mikel
Euskaltel – Euskadi     ,,

総合

レムコ・エヴェネプールのコメント

今日は調子が良かった。このような高度でのレースは初めてなので、かなりうまくいったと思う。

特に第15ステージの序盤は激しいレースが続き、最終的に29名の先頭集団が抜け出しました。

あれは不思議な状況だった。

Jumbo-Vismaとログリッチが攻撃を仕掛けましたね。これについては?

最後の1kmでログリッチがアタックしてきたのは予想通りだった。最終的にはほとんどタイムをロスすることなく、満足のいく結果を得ることができた。

数日前のクラッシュについては問題がなかったの?

あれは、簡単なことではない。今日は少しマシになったが、まだ少し筋肉が硬い感じがする。明日が休養日でよかった。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Points
1 1
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo     284
2 4 ▲2
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious     111
3 2 ▼1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma     107
4 5 ▲1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team     100
5 3 ▼2
 SOLER Marc
UAE Team Emirates     99
6 6
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team     91
7 7
 MAS Enric
Movistar Team     88
8 15 ▲7
 VINE Jay
Alpecin-Deceuninck     62
9 8 ▼1
 GROVES Kaden
Team BikeExchange – Jayco     60
10 18 ▲8
 CRADDOCK Lawson
Team BikeExchange – Jayco     57

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VINE Jay
Alpecin-Deceuninck 59
2 2
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 30
3  
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 22
4 3 ▼1
 STANNARD Robert
Alpecin-Deceuninck 21
5 4 ▼1
 SOLER Marc
UAE Team Emirates 20
6 23 ▲17
 MAS Enric
Movistar Team 19
7 5 ▼2
 JANSSENS Jimmy
Alpecin-Deceuninck 17
8 16 ▲8
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team 16
9 12 ▲3
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 12
10 6 ▼4
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 12

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 56:40:49
2 3 ▲1
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 4:49
3 2 ▼1
 RODRÍGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 5:16
4 4
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 7:00
5 5
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 7:05
6 7 ▲1
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma 42:23
7 6 ▼1
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 42:47
8 8
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 46:24
9 10 ▲1
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 59:06
10 9 ▼1
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 1:11:54

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    わかれば教えて下さい。

    フアン・アユソーのジャージは
    どうして袖が白なのでしょうか。
    まるで新人賞ホワイトジャージみたい。
    ホワイトジャージはカルロスロドリゲスが繰り下げで着てるんですよね。

    UAEのほかのメンバーは袖口が黒いのに。

    明日からはアユソーが繰り下がりでホワイトジャージですね。

    • ちゃん より:

      各ステージを見てみたのですが、新人賞で3位の時も着てますね。カルロス・ロドリゲスもアユソーも第12ステージでは、同時に新人賞ジャージを着ているときもあるし。
      ブエルタの各賞のジャージは、それぞれスポンサーが違うのですが、アユソーが着ているのはplentudeがスポンサーしているジャージなので新人賞ジャージですね。
      後ろのUAE Team Emiratesのチーム名は、各ステージでアイロンプリントしているものかと。
      何故、二人が同時に新人賞ジャージを着ているのかは不明です。次のステージでカルロス・ロドリゲスがINEOS Grenadiersのジャージを着てたら、これまた謎がふかまりますね。ちょっと注意してみておきます。

      • 毎日読者K より:

        アユソーが着ていたのは新人賞ジャージだったのですか!新人賞3位なのに謎ですね。

        16ステージからカルロスロドリゲスはイネオスジャージですが、
        彼はスペインチャンピオンジャージ仕様のイネオスジャージです。
        つまり、ほぼ白色ですからわかりにくいですねー(>_<)

        次ステージ注目しながら見てみます(^_^)

        • 毎日読者K より:

          何度もすみません。
          気になって調べてみた答えが見つかりました。

          https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/rule/

          ジャージの優先順位
          同一選手が複数のジャージを獲得した場合、以下の優先順位で着用する。

          1.マイヨ・ジョーヌ 2.マイヨ・ヴェール 3.マイヨ・ア・ポワ・ルージュ 4.マイヨ・ブラン

          各賞首位選手によって着用されなかったジャージは、2位の選手が着用する(2位選手が着用できない場合は3位選手へ繰越)。 ただし2位以下の選手が世界チャンピオンジャージ、もしくは国内チャンピオンジャージの保持者である場合は、チャンピオンジャージの着用が許される。

          繰り下げでホワイトジャージを着る権利があるカルロスロドリゲスは、ナショナルチャンピオンジャージを着ているのですね。
          カルロスロドリゲスの着ている白ジャージはナショナルのジャージってことですね。
          白だからわかりにくい笑

          スペインのレースだから、スペインジャージを優先したんですね!

          なんかスッキリしました。

          • ちゃん より:

            なるほど~。カルロス・ロドリゲスはスペインチャンピオンでしたね。なるべく、皆に来てもらおうという感じかも。
            スペインなので、カルロスは国内チャンピオンジャージを優先したということなんですね。
            これは中々面白い! じゃあ、これからカルロス・ロドリゲスが逆転しても、アユソーは3位でも着用できるということになりますね。

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