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2021オリンピックマウンテンバイク男子クロスカントリー まさかマチュー・ファンデルプールが~

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Photo credit: Torsten Reimer on Visualhunt.com
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マウンテンバイクは1970年代に米国のカリフォルニアで始まっている。

ファットタイヤ、クイックシフトメカニズム、ドラムブレーキ、サスペンションを備えた自転車であるマウンテンバイクが誕生した。

1983年に世界最初の全米選手権が開催され、欧州、オーストラリアに広がる。UCIは1990年に最初のワールドカップを開催している。

2016年リオではサガンも出場したがパンクで後退35位。山本幸平は21位という結果になっている。さて、今年はマチュー・ファンデルプールにトム・ピドコックというロードレースでも活躍する二人が登場する。

こちらは前回のリオの様子。サガンが最後尾から3位まで浮上、優勝はニノ・シューター

果たして結果はどうだろうか?

 

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男子クロスカントリー

男子クロスカントリーコースマップ

 

コースは伊豆のサイクリングセンターの敷地内。1周当たり150mの高低差がある。4.1kmの周回でおそらく9周してゴールとなる。

マチュー・ファンデルプールによると、登りで大きな差がつくことはないコースという情報だ。

獲得標高は9周ならば1,350m。36.9kmとなる。

 

スタート

gorinのスクリーンショットより 以下同様

マチュー・ファンデルプールは2列目。トム・ピドコックは4列目。山本康平も4列目。

 

スタートではマチュー・ファンデルプールはポールポジションを奪えない。

 

すぐに1列棒状に。

 

すぐに後方のトム・ピドコックはトップグループに位置している。

 

マチュー・ファンデルプールは6番手。

 

しかし、ここでマチュー・ファンデルプールが岩からのジャンプでバランスを崩してしまう。

 

完全に失敗だ~。

 

激しく転倒してしまう。頭は手でガードして打っていない。

 

マウンテンバイクは飛んでいるし、腰もかなり打撲している。

 

大落車となってしまった。背中をかなり強く打っているだろう。

 

 

再スタートが難しい感じだ。

 

腰を押さえている。

 

だが、マチュー・ファンデルプールは再乗車して走っている。さすがにシクロクロスとは違ってここから追い上げるのは無理だろう。58秒離れている。

 

1LAP

1LAPのトップはエンリケ・アパンシニ。だが、すぐにニノ・シューターがトップに立つ。

 

スイスのニノ・シューターとマティアス・フリュキガーが1位と2位で走る。

 

トム・ピドコックは4位に上がっている。更に順位を上げそうだ。

 

トム・ピドコックは登りで2位に上がる。前を走っているのはマティアス・フリュキガーだけだ。

 

LAP2

マティアス・フリュキガー、トム・ピドコック、ニノ・シューターの順番で越える。

 

マチュー・ファンデルプールは1分4秒遅れている。まだタイムを見ているので諦めていない。

 

ニノ・シューターがまたトッブに。トム・ピドコックは3位に後退。

 

トム・ピドコックが下り前にアタックしてトップに立つ。

 

マチュー・ファンデルプールは落車した箇所を普通にこなしている。何故、落車してしまったのだろう。

 

トム・ピドコックがスタート・ゴールでトッブを譲るが、登りでアタックしてスパートをかける。

 

ついに解き放たれたトム・ピドコックが後続を引き離し始める。

 

トム・ピドコックに唯一ついているのは、マティアス・フリュキガーだけだ。

 

LAP4

こうなるとトム・ピドコックは手が付けられない。6秒のタイム差をつけて独走態勢に入る。

 

マチュー・ファンデルプールは13位まで上がってきたが、1分45秒と離されている。さすがにあれだけ打撲したら難しい。

 

LAP5

あ~、マチュー・ファンデルプールがリタイヤしてしまった。かなり痛そうに腰を押さえている。落車によって走れなくなるとはなんとも残念。本人が一番悔しいだろう。

これで、マチュー・ファンデルプールのシクロ・マウンテン・ロードでの頂点獲得は望めなくなってしまう。

この夢は、トム・ビドコックが先に叶えてしまうかもしれない。

 

チョコのオンドジェイ・シンクはパンク。5位で走っていたがリタイヤとなってしまう。

 

LAP6

トム・ビドコックはギャップを開くばかり。もう金メダルは確定だ。

 

トム・ピドコックは圧勝で単独勝利!

トム・ビドコックはワールドカップで優勝して資格をギリギリで取得。4列目というポジションなど全く関係なく順位を上げた。

 

結果的にピドコックは、21歳という若さでオリンピック金メダルを獲得。まずは、マウンテンバイクの頂点を極めた。この若さならば、3年後も可能だろう。

シクロクロスでもトップのなるのは数年以内だ。あとはロードで世界チャンピオンとなれば3種目での王者獲得となる。

マチュー・ファンデルプールの夢は、英国の天才トム・ピドコックが叶えるようになるかもしれない。

 

リザルト

1. Pidcock (GBr) 1:25:14
2. Flückiger (Zwi)  +20
3. Valero Serrano (Spa)  +34
4. Schurter (Zwi)  +42
5. Koretzky (Fra)  +46
6. Cooper (NZe) 
7. Dascalu (Roe)  +49
8. Hatherly (ZAf)  +1:19
9. Sarrou (Fra)  +1:36
10. Vader (Ned)  +2:07

山本康平は7分21秒遅れの29位でゴール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. zippユーザー より:

    ロード乗りとして、MVDPとピドコックの対決が見たいがために観戦していたのですが、まさかの展開でしたね。

    DNFとなったものの、あんな凄まじい落車をして、また走り出すMVDPに驚かされした。

    • ちゃん より:

      現在病院に行っているようですが、まだ詳細は入ってない状態。走れていたので骨折とかはないと思いますけど、あの高さからの落車なので心配です。
      ツールよりも大事と言っていたオリンピックでまさかの結末。ピドコックとの激闘が見たかったですね。

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