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2021コッパ・サバティーニ ゴールはアンビリーバブルな結果に~

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Photo credit: ell brown on VisualHunt.com
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ジロ・デッラ・トスカーナの翌日に開催されるコッパ・サバティーニ(正式名称はコッパ・サバティーニ・グランプレミオ・チッタ・ディ・ペッチョーリ)。

ジロ・デッラ・トスカーナと、連続してレースに出場するライダーは多い。

レース名の由来は、イタリアのライダー、ジュゼッペ・サバティーニの活躍による。サバティーニは1951年にわずか36歳で病気で亡くなっている。コッパサバティーニは、仲間の町民とレーシングバイクでの彼の業績を記念して1年後から開催されている。

 

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ペッチョリ~ペッチョリ 210.8km

コースプロフィール phsot girodellatoscana

 

トレイルは3つの部分で構成されている。47.8kmのループ完了したあとに、25.2 kmのコースを5周する。

続いて、モンテフォスコリ(1.1km・8%)、テッリッチョーラ(3.4km・3.4%)、ペッチョリ(0.7km・11%)を登り、25kmを超える5周を走行する。

レースは最終的に12.2kmのショートサーキットで決定され、3周してゴールとなる。最後の1kmは、平均7%の登りなので、パンチャー有利なコースだ。

 

注目選手は

  •  UAE-Team Emirates ディエゴ・ウリッシ、ルイ・コスタ、ラファウ・マイカ
  •  Italy アレッサンドロ・デマルキ
  •  Astana – Premier Tech サムエーレ・バティステッラ
  •  Bahrain – Victorious ディラン・トゥーンス、ソンニ・コルブレッリ
  •  EF Education – Nippo リゴベルト・ウラン、セルジオ・イギータ
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ヤン・ヒルト
  •  Movistar Team ホルヘ・アルカス、ダヴィデ・ヴィレッラ
  •  INEOS Grenadiers ゲラント・トーマス、ジャンニ・モスコン

 

スタート前

イネオスは、ジャンニ・モスコンに、今日はゲラント・トーマスに代わってベン・スウィフトが入っている。

 

ペッチョリのローカルスタジアムからニュートラル走行を開始。

 

スタートからアタックがかかる。

 

  

逃げているのは5人。

  1. アレッサンドロ・フェデーリ(Italy)
  2. ジェームス・フェラン(EF Education – Nippo)
  3. ベン・スゥィフト(INEOS Grenadiers)
  4. フィリッポ・マグリ(Bardiani-CSF-Faizanè)
  5. リカルド・トーシン(Vini Zabù)

 

ベン・スゥィフトが逃げに乗るなんて久しぶりのことではないかな。

 

残り49.8kmで後方から6人が先頭に追いついた。

 

ジャンニ・モスコンに、ソンニ・コルブレッリ、EF Education-Nippoは3人も乗る良い展開に。

 

ヨーロッパ王者のジャージを着るソンニ・コルブレッリはこの中では最強のスプリンターだ。

 

EF Education-Nippoのジェームス・フェランがチームメイトを引く。

 

ジェームス・フェランは、登りを引き終わって降りていく。

 

先頭は、8人となった。残り30.7kmだが、メンバーが良いのでタイム差が縮まらない。ここでも二人残っているEF Education-Nippoが有利か。

  1. フィリッポ・バロンチーニ(Italy)
  2. ソンニ・コルブレッリ(Bahrain Victorious)
  3. ニールソン・ポーレス(EF Education – Nippo)
  4. ミケル・ヴァルグレン(EF Education – Nippo)
  5. ジャンニ・モスコン(INEOS Grenadiers)
  6. ロレンツォ・ロタ( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  7. アントニオ・ペドレロ(Movistar Team)
  8. マチュー・ブルゴドー(Team TotalEnergies)

 

 

 

先頭は、周回コースに入ってきた。残り24.2kmでタイム差は1分30秒ある。

 

ジャンニ・モスコンが積極的に登りで引く。

 

誰もアタックをかけることなく、順調に進んでいる。この中から勝者が出そうだ。

 

残り9.7kmで、逃げ集団の最後尾から勢いをつけてニールソン・ポーレスがアタック!

 

昨日のミケル・ヴァルグレンの勝利に続くか。

 

ミケル・ヴァルグレンも頑張るが、後ろのメンバーは強力だ。

 

ジャンニ・モスコンが怒涛の引きを見せて、ニールソン・ポーレスを残り2.7km吸収する。

 

ジャンニ・モスコンは、そのまま先頭を引き続ける。番手は、ソンニ・コルブレッリ。このメンバーではどうみても、ソンニ・コルブレッリ有利だけど。

 

ソンニ・コルブレッリは、全く先頭交代しない。まだ、2km以上あるのにもう牽制か?

 

ここで、ニールソン・ポーレスが登りで再度アタックだ。ジャンニ・モスコンが反応して追走する。

 

ジャンニ・モスコンが登りで先頭にたってペースを上げる。残り1kmだ。

 

ジャンニ・モスコンが捕まった所で、今度は、ミケル・ヴァルグレンがアタックだ。

 

これはキレがいいぞ。ソンニ・コルブレッリが後ろにつく。

 

ソンニ・コルブレッリがようやく、先頭に出た。ミケル・ヴァルグレンを引き離そうとするが離れない。

 

ミケル・ヴァルグレンは引き離されることなく、逆にソンニ・コルブレッリに並ぶ。

 

これは二人のスプリント勝負だ。

 

ヨーロッパ選手権を制したソンニ・コルブレッリが、そのスプリント力を見せるか?

 

あ~、ソンニ・コルブレッリがあきらめてしまった。

 

なんと、勝利はミケル・ヴァルグレンだ~!

昨日のジロ・デッラ・トスカーナに続いて2連勝とは。EF Education-Nippoの数の有利というのはあるけれど、ワンデイレースで2連勝というのは神がかっている。

しかも、2日連続逃げに乗っての勝利とは素晴らしい。最後は、登りもいけるスプリンター、ソンニ・コルブレッリに勝ってしまうとは、思いもよらなかった。

 

ミケル・ヴァルグレンはインタビューで

決勝でニールソン・パウレスを頼りにすることができたので、いくらかのエネルギーを節約できた。気分が良かったので、決勝戦をできるだけタフにしたかった。

世界選手権で大人気のコルブレッリを打ち負かすことができてとてもうれしい。

 

こちらはハイライト動画 8分あります

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 VALGREN Michael
EF Education – Nippo 200 125 5:14:20
2
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 150 85 0:03
3
 BURGAUDEAU Mathieu
Team TotalEnergies 125 60 0:06
4
 BARONCINI Filippo
Italy 100 50 0:09
5
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 85 45 0:11
6
 POWLESS Neilson
EF Education – Nippo 70 40 0:17
7
 MOSCON Gianni
INEOS Grenadiers 60 35 0:33
8
 PEDRERO Antonio
Movistar Team 50 30 0:40
9
 OKAMIKA Ander
Burgos-BH 40 26 1:25
10
 GUERREIRO Ruben
EF Education – Nippo 35 22 1:31

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