圧倒的な力でツールを制したチームSKY。
ステージレースにおいては、チーム力が大切になると言われてます。
今回のツール・ド・フランスも表彰台の1位と3位を占めたチームスカイ。
アシストの強さが際立ちました。どれくらいスーパーなアシストなんでしょうか!
ツールへの出場選手
チームスカイは、イギリスのテレビ局スカイがメインスポンサーです。
イギリス中心のチーム編成となっており、チーム設立から5年以内にツール・ド・フランスの総合優勝者を出すことを目標にしていました。
設立は2009年ですが、2012年にはブラッドリー・ウィギンス、2013年にはクリス・フルームが総合優勝を果たして目標を達成しています。
プロツアーチームの運営費には、約10億~20億と言われています。選手の宿泊費だけでも1億円はかかるとか。その他スタッフ、機材、選手の給料などもほとんどがスポンサーからの支給です。
チームスカイの運営費は約40億と言われており、プロツアーチームが3チーム位出来るだけの資金力があります。
フルームの年収も、なんやかんや合わせると6億円以上だとか。サガンも同じくらいですね。
ツール・ド・フランスは今年から一人減って8人でのチーム編成となりました。
- クリス・フルーム(イギリス)33歳
- ミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)28歳
- ゲラント・トーマス(イギリス)32歳
- ワウト ・プールス(オランダ)30歳
- ジャンニ・モスコン(イタリア)24歳
- ヨナタン・カストロビエホ(スペイン)31歳
- エガン・ベルナル(コロンビア)21歳
- ルーク・ロウ(イギリス)28歳
スーパーすぎるアシスト勢
フルームがサブブタモール問題で、ツール・ド・フランスにでれなかった場合。
プランBのエース。ゲラント・トーマスも、フルームがタイムを失わなければアシストだった訳ですからね。
ゲラント・トーマスも2017ジロ・デ・イタリアではエースとして出場していました。
2017年のジロでは、第9ステージで停車していた警察バイクと接触して落車。肩を脱臼し、5分以上遅れてゴール。続く第10ステージの個人TTでステージ2位に入りました。しかし、負傷した膝の状態が悪化。第12ステージでは平坦ステージで31秒遅れるたため、ここでリタイヤ。
ケガに泣いたトーマスでしたが、その彼がアシストなのですから強力ですよね。
今回の2018ツール・ド・フランスでの結果は、落車なし、バットデーなし、トラブルなし。着々とボーナスタイムを稼いで2位のデュムランさえマークさえすれば良いという状況を作り出しました。
第20ステージのタイムトライヤルも、前半はフルームやデュムランを上回るタイムで好走。後半は、チームカーからの指示で無理せずにゴールを目指しました。それでも3位のタイム。
完ぺきでしたね。
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Photo credit: 伟业 wei yuet on Visual Hunt / CC BY-SA
なんと、元世界チャンピオンがアシストでっせ。その強力なアシスト力はたびたびチームの先頭にたって、長い時には交代なしで50キロくらい引きまくる!
優勝入賞数知れず。他チームならエースとして君臨してもおかしくないです。チームスカイとは2020年までの3年契約となっているので、まだまだ活躍するでしょうね。
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Photo credit: joménager on VisualHunt / CC BY-NC-ND
2014-2015年、マウンテンバイクレース、世界選手権自転車競技大会にて2つのメダルを獲得。
2016年、アンドローニ・ジョカットーリでプロコンチネンタルとしてデビュー
2017年、若手の登竜門、ツール・ド・ラブニール総合優勝
2018年、チーム・スカイに移籍。
プロツアーチームに入って1年目の選手がなんとツール・ド・フランス出場!
しかも、アシストをこなしながら総合第15位でフニッシュ。
ツール・ド・フランス第17ステージで、遅れたフルームを自分の意思でアシスト。
ベルナルがいなかったら、フルームはもっとタイムを失っていた所。
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フルームをアシストするベルナル
石畳のレースで遅れなければ新人賞も間違いなかったベルナル。山岳での強さは圧倒的でしたよね。
ベルナルは、身長は174センチ。体重60kg。
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Photo credit: Qsimple, Memories For The Future Photography on Visualhunt.com / CC BY-NC-SA
年 | レース | 順位 |
---|---|---|
2016 | ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ | 優勝 |
2016 | リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ | 優勝 |
2017 | ツール・ド・ポローニュ | 区間優勝 |
2017 | パリ〜ニース | 区間優勝 |
クライマーとして、アシストをつとめました。

Photo credit: Ronan Caroff on VisualHunt.com / CC BY-NC-SA
2018年のツール・ド・フランスの第15ステージにおいて、他チームの選手を殴打し、失格処分を受けた選手といえば、覚えている人もいるはず。
2017年のツール・ド・ロマンディでは、アフリカ系フランス人選手のケヴィン・レザを人種差別発言で侮蔑し、チーム・スカイから6週間の出場停止の処分を受けた。スカイは再び人種差別を繰り返せば契約を解除するとしている。
その他にも、FDJの選手Reichenbachに対して「故意に衝突&落車させた疑惑」もあり。
昨年もやらかしてますから、まあ厳しい処分が下されると思います。
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Photo credit: www_ukberri_net on Visualhunt.com / CC BY
タイムトライヤルスペシャリストで、平地での牽引は素晴らしいですね。
今年からチームスカイに移籍。2016年には、ヨーロッパ選手権でタイムトライヤルチャンピオンにもなっています。
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Photo credit: DancingOnThePedals.net on VisualHunt / CC BY-ND
この写真にあるように私生活もおちゃめなのか??
なんと、脚に25か所もの骨折という重傷を負ったのだ。
なんとか、ケガの回復がはやくて2016年4月にケガをして2017年2月に復帰。
チームスカイでは貴重なクラシックハンターとして期待されている選手です。
2012年からチームスカイでプロデビューしています。
まとめ
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https://www.letour.fr/en/stage-21/image-gallery
チームスカイそれぞれのアシストがスーパーすぎです。それぞれが各ステージレースなどで優勝を狙える選手ばかり。山岳で何人もアシストが残るチームはSKYだけですもんね。
デュムランなどは、山岳でのアシストなど一人も残っていないので孤軍奮闘しないといけないですからね。
来年のツール・ド・フランスはだれがスカイのエースになっても、この強力なアシストがあるとかなり有利ですね。来年が楽しみです!
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