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タデイ・ポガチャルはアタック時のペダリングを変えたことでクラシックで優位に立てる

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Image by falco from Pixabay
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Velonは、プロロードサイクリングのトップチームを代表して働いている。

LIVEライダーデータ、最高のビデオ、これまでにないほどスポーツを見せるためにデザインされたソーシャルメディアで、チームからファンへのレースの興奮をもたらすことに注力している。

レースの最中にパワーデータやカメラliveが見られるのもVelonのおかげだ。

レースが終了するとSNSで活躍したライダーのパワーデータも公開してくれる。これは、各ライダーのバイクに取り付けられたデータ収集機器で行われている。

この詳細なデータからタデイ・ポガチャルのストラーデビアンケでのトム・ピドコックとの走り方の違いが分かってきた。

タデイ・ポガチャルの走り方、パワーの出し方は変わってきているのだ。

 

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進化しているタデイ・ポガチャルのペダリング

 

上記のデータはタデイ・ポガチャルがアタックをかけた時の1分6秒間のデータだ。

最大パワーは810Wと、それほど高いものではないのだけど平均は630Wと凄いことになっている。平均ですからね~。

さらに二人のダンシングしていた時間は

  • タデイ・ポガチャル :  3秒
  • トム・ピドコック  :  37秒

 

通常はダンシングしたほうがパワーが出やすい。しかし、タデイ・ポガチャルは座ったままで高いパワーを長時間続けることが出来るのだ。

ダンシングで最大パワーは出るけれども、それを長く続けることはできない。トム・ピドコックは長くダンシングしていたけれど、それでもタデイ・ポガチャルにはかなわなかった。

ダンシングよりもシッティングのほうが心拍数の上がり具合も違う。トム・ピドコックは、タデイ・ポガチャルに離されると一気にタイム差をつけられてしまった。

目一杯頑張ったら失速するのも当然だろう。

 

タデイ・ポガチャルはシッティング、トム・ピドコックはダンシングしているのに注目

 

タデイ・ポガチャルのペダリングが変わった理由としては、クランクの長さの変更もある。172.5mmから165mmに変わった。

長いクランクはパワーが出やすいが、短いクランクでは最大パワーが落ちてしまう。そのためにダンシングではなくシッティングでパワーの維持が出来るように変えている。

また、今回のストラーデビアンケではグラベルで滑らないためにシッティングでパワーが出せるのは非常にメリットが大きかった。

これは今後タデイ・ポガチャルが出場する石畳のクラシックでも非常に有利になる。座ったままでトラクションをかけながらパワーの維持も高い出力で長い時間かけられる。

クラシックライダーには脅威となるタデイ・ポガチャルの進化だ。

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