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レムコ・エヴェネプールの五輪金メダル・ゴールドバイクのペイント重量に驚き

機材情報
Photo credit: sjrowe53 on VisualHunt
この記事は約3分で読めます。

パリオリンピックでロードレースと個人タイムトライヤルの2冠を制したレムコ・エヴェネプール。

Specializedからは、ゴールド仕様のロードとTTバイクを提供されている。

通常プロは、重量にもこだわるのでフレームのペイントなどにも気を付けている。だが、レムコ・エヴェネプールのバイクに関しては違うようだ。

 

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ゴールドペイントの重量

 
 
 
 
 
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レムコ・エヴェネプールが世界選手権個人タイムトライヤルで乗ったSpecialized Shivのペイントはかなり重厚。

これは新しい仕上げで、ハイドロクロームと呼ばれる製法でペイントされている。ペイントの重量だけで、250~300gというから物凄く重い。

デザインは近くで見ないとわからないけど、かなり複雑。こうなると追加されるペイント量も増えてくる。

レムコの自転車に使用されているハイドロプレーティングを含む自転車用ペイントは、プライマー、基本的に色を付けるベースコート、2Kトップシーリングコートの3層で構成されている。

これらすべての層を合わせると、厚さは 0.1 ~ 0.2 mm。重量を考えるならば、ペイントなしのほうが良い。

Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーは、2024 ツール・ド・フランスの個人タイムトライヤルでは無塗装のTTバイクに乗っている。フレーム重量はロードに比べて重いのだから、少しでも削ろうとするのは間違いではない。

タデイ・ポガチャルが数年前まで、リムブレーキモデルのColnagoを使っていたのも、重量を削るためだった。

 

 

レムコ・エヴェネプールは、世界選手権ロードではSpecializedから提供されたゴールドのTarmac SL8に乗ってくる。

これもペイント重量は重いだろう。ただ、プロである限り、スポンサーから提供されたものに乗らない訳にはいかない。宣伝も兼ねるものだから、これで結果を出すのがプロだ。

レムコは世界選手権個人タイムトライヤルでは、重いベイントのTTバイクでもしっかりと勝ってみせた。

次は、世界選手権ロードで2度目の勝利を狙う時だ。タデイ・ポガチャルも特別ペイントのColnago V4Rs Tadejに乗って出場する。

2人の戦いとなるのか。もしくは、チャンスをものにしたライダーが勝つのか。2人のどちらかが勝てば、ブランドの売れ行きも変わってくるかもしれない。

コメント

  1. ソルト より:

    せっかく軽量のTarmac SL8に乗って走るのにペイントがここまで重いとSL7、いやもはやVENGEに乗ってレースしてるようなものですね笑
    平坦なコースでは問題ないでしょうが、今回の世界選手権のコースで使うのはやめた方がいいんじゃないでしょうか…。

    スペシャライズドとしてもゴールドペイントで下位に沈むよりもブラックペイントで優勝した方が宣伝になるでしょうし。

    • ちゃん より:

      そうなんですよね。TTバイクなんか表面積が大きかったのでかなりの重量だったのでは。
      デザインにこだわっているのに、まだ詳細な動画など撮られていないので宣伝にもなってないような。
      登りでは不利なのは間違いないですね。当日のバイクに注目です。

  2. 774 より:

    ディメンジョンデータ時代のカヴェンディッシュが使っていたS5みたいに特殊な軽量ペイントがしてあるってわけじゃないんですね
    白系の塗料はめちゃくちゃ重いので、ポガチャルが使う予定のカスタムペイントフレームの重量増も結構なものになってる気もしますが

    • ちゃん より:

      塗装は凝れば凝るほど重くなる。ただ、実際に近くで見てみたいですよね。中々動画が上がってこないので、実際にどんな模様になっているのがイマイチわからない。

      今日の世界戦でも、しっかりとゴールドのTarmac SL8。登りで不利にならないのでしょうかね。彼らには少々の重さは関係ないのかな。

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