ロードバイクの情報を発信しています!

シュテファン・キュングは命が守れるならばエアバック導入するべきだと

海外情報
Photo credit: waterboyzoo on VisualHunt.com
この記事は約4分で読めます。

Groupama – FDJのシュテファン・キュングはTTスペシャリスト。

だが、彼も何度も落車でケガを負っている。下記のXの投稿の写真は2023 ヨーロッパ選手権タイムトライヤルのものだ。

 

この時にはTTなので下を向いて走っていたために、フェンスにぶつかっている。

だが、シュテファン・キュングは落車で命を落とすよりも、安全についてもっと考えるべきだと言及している。

 

スポンサーリンク

エアバックもあり

 

シュテファン・キュングは、ロードレースのスピードは上がっており、もっと安全対策に力をいれるべきだと言っている。

特に、昨年のドワルス・ドール・フラーンデレンでおきたカナリエベルクでの落車。以前から、スピードがよく出るので危険だとは言われていた。

この落車では、ワウト・ファンアールトが鎖骨、胸骨、肋骨7本を骨折。手術となっている。

 

このカナリエベルクは来年からドワルス・ドール・フラーンデレンのコースから外れる。少しでも、対策で出来ることは実施したほうが良い。

 

シュテファン・キュングは以下のように安全について持論を展開する。

ある時、国際スキー連盟FISは、すべてのスキーヤーにエアバッグの着用を義務付けようとした。 だが、多くのスキーヤーがシステムの機能を懸念し、免除を求めたと私は読んだ。

彼らは、エアバッグが膨らんだときに首を負傷することを恐れたんだ。

エアバッグが本当に機能し、レースで義務化されれば、解決策になるかもしれない。 お金がかかるだろう。 でも、それで大怪我や死さえ防げるのなら、500ユーロなんてどうだろう?

 

以下のようにビブショーツにエアバックを埋め込むaerObagの試作品も出来ている。500ユーロ(約8万円)かかったとしても、これで命が助かるのならばシュテファン・キュングは導入するべきだと。

確かに、これだけで全てのケガが防げる訳ではないけれど、装備について安全対策を進める時に来ているのも確かだ。

 

コースの問題

それ以外に出来ることの提案はある?

いつかカナリエベルグで大転倒が起こり、大きな結果を招くのではないかと10年来恐れていた。

カナリエベルクとそこへの下り坂がドワルス・ドール・フラーンデレンから廃止されたのは良いことだ。

でも、ロンド・ファン・フラーンデレンのオウデクワレモントへの駆け上がりは、実はまったく同じなんだ。 時速80〜90kmで、高速で広い道路を飛んで、ダウンヒルするんだ。

もし2人のライダーがそこで車輪をぶつけ合ったら、30人のライダーがその衝撃で地面に叩きつけられることになる。 ロンセに向かう下り坂も同様だ。

他に可能性のあるルートがあるかどうか尋ねなければならない。 しかし、フランダース・アルデンヌの上りはハンカチのようなもので、代替ルートはあまりない。 難しいテーマだ。

 

下記のようにオウデクワレモントは、ロンド・ファン・フラーンデレンの勝負所。2021年にはマチュー・ファンデルプールがワウト・ファンアールトとカスパー・アスグリーンを置き去りにした。

 

登りがあれば、下りも当然ある。全ての下りを外すようにコース設計するのは不可能。シュテファン・キュングのいうように難しい問題だ。

だが、何度も事故が起こっている場所は検討すべきだと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました