ジロ・デ・イタリア第7ステージ　横風分断を生き残ったのは誰だ?

ジロ・デ・イタリアも7ステージ目。

3分の1の日程を終えることになる。今日は昨日よりも優しい平坦ステージ。

今日は、UAEのフェルナンド・ガビリアもスプリントに加われるだろう。最後のゴールは、またしてもアルノー・デマールのスプリント勝利となるのだろうか?

今日はスプリンターの日となるはずだ。

第7ステージ　マテーラ～ブリンディジ　143㎞

ジロ第7ステージ　photo giroditalia

スタートしてすぐに、コースは下り始める。逃げるには絶好だが、それだけにスプリンターチームはコントロールを強めるだろう。

スプリントポイントは2個所。だが、ツールのように中間スプリントのポイントが高い訳ではない。

ポイント賞を取るにはステージ優勝を重ねるしかないのだ。

4人の逃げが飲み込まれる

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

今日は4人の逃げで決まりかな～と思っていたが。すると、後ろの集団がなが～く伸びたと思っていたら中切れが発生。

またも、横風のせいだった。

なんと、マアリローザのジョアン・アルメイダを含むセカンドグループが前の4人に追いついてしまう。

この集団にはサガン、アルノー・デマール、エリア・ヴィヴィアーニ、トーマス・デヘントなどを含む30人という大集団に。

後ろの集団は40人。ヤコブ・フルサンにペリョ・ビルバオ、サイモン・イェーツなど総合勢がごっそりと遅れるている。

新城幸也は総合2位のペリョ・ビルバオの為に牽引に加わる。

セカンドグループだったヤコブ・フルサンは先頭集団に追いつく。

だが、サイモン・イェーツとドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(NTT Pro cycling)が取り残されてしまう。残り92kmで42秒の差。追いつくにも足を使ってしまいそうだ。

前が70人に対して、後ろは35人。だが、なんとか追いついた。

合流した瞬間に2人がアタックして抜け出す。

1. 15. シモン・ペロー(Simon Pellaud)Androni Giocattoli-Sidermec
2. 213. マルコ・フラッポルティ(Marco Frapporti)Vini Zabù-Brado-KTM 

集団後方で落車発生。彼らはなんとか集団に追いつく。

逃げていた2人はラスト57kmで捕まる。集団後方まで下がって二人で健闘を称えあう。いい光景だ。

ラスト44.5kmでかなり大きな落車がおこる。

フィリッポ・ガンナも巻き込まれて、追走しているがバーテープも破れている。自分で巻いているけどダメだろう。

ガンナのグループには、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(NTT Pro cycling)にトニー・マルティンもいるが、1分20秒のタイム差がある。

ヤングライダー賞2位の ハーム・ファンファウケ(Lotto Soudal)もいるが追いつくかな。

ラスト19キロで全員が追いついて一塊になり、各チームのトレインが出来てきた。

ラスト2キロを切って先頭はユンボ・ヴィズマが引く。

ラスト1kmを切って、アルノー・デマールのためにFDJがトレインの先頭に。

最後は ダヴィデ・バッレリーニ(Deceuninck – Quick Step)がアルバロホセ・ホッジのために、先頭でスプリント開始。

それをまくったアルノー・デマールが勝利。

だが、サガンはゴール後に少し怒っていたようだ。それはアルノー・デマールが真ん中からスプリントを始めたが、前から見て左側にラインを変えたからだ。

サガンは抜こうとしても、フェンスが迫っており抜けなかった。後ろで、一度足を止めているほどだ。これは少し残念な結果だ。

明日もスプリンターステージなので、次こそはサガンが勝てるかな?

レースリザルト

総合

ポイント賞

ヤングライダー賞

山岳賞