Jumbo-Vismaは、パリ～ルーベで特別ヘルメットを着用して走る。
ヘルメットには、脳の形が描かれており、見方によっては結構不気味にも見える。
これは、安全について考えるキャンペーンの一環でヘルメットメーカーのLaserと協力して作られている。
パリ～ルーベの特別ヘルメット
ライドを楽しんでいるときに衝突は想定されていないが、事故は起こる。
これらの事故の発生を防ぐことはできないが、ヘルメットを着用することの重要性にスポットライトを当てることはできる。
ヘルメットの保護のメリットは議論の余地がないけど、多くの人は依然として「頭を使わない」ことを決定し、この追加の保護層なしで道路に出る。
日本でもヘルメットの着用が言われているが、全体でも4%程度しか使用していないのが現状だ。
世界保健機関などの調査によるとヘルメットを着用することの有効性として
- 88% 自転車用ヘルメット着用時の頭部及び脳損傷の減少(世界)
- 85% 推定ヘルメット有効性(世界)
- 33% 自転車用ヘルメット着用時の首や顔のけがのリスクを軽減 (世界共通)
- 50,000件 : 毎年の救急部門での自転車事故の犠牲者（オランダ）
- 12,500件 自転車事故による頭からの転落による脳損傷の被害者数（オランダ）
ヘルメットを着用していれば、助かった命は沢山あるはずだ。無防備なままで走りだすことはとても危険な行為となる。
🔍🧠
Our riders will wear this unique helmet during #parisroubaix. pic.twitter.com/n5o0F6BA9p
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) April 6, 2023
頭を使えと言うのは、Jumbo-Vismaの女性ライダー、コリン・ラベッキ(Coryn Labecki)が父親から言われていた言葉。
「このキャンペーンはとても良い思い出を呼び戻してくれます。なぜなら、父は毎レース前に『頭を使え』と言っていたからです。
残念ながら彼はもう亡くなっていますが、彼は私の一番のファンでした。父のことを思い起こさせるヘルメットをかぶって走るのはとても特別なことです。」
と語っている。
少し前に、Enduraは、外傷性脳損傷を受けたライダーの実際の損傷後の CATスキャンを描いたヘルメットを作成している。これも安全を訴えかけるためにつくられたヘルメットだ。
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