Shimanoから、最高峰ロードホイールの最新世代となるDura-Ace WH-R9370シリーズが発表された。
ワールドツアーで活躍するプロチームやトップ選手たちの知見を取り入れ、完全にチューブレス専用設計として開発された。
構造の全面的な刷新やカーボンスポークの採用によって、従来モデルから大幅な軽量化と空力性能の向上を果たしている。
Shimano WH-R9370
新型ホイールShimano WH-R9370における最大の進化点は、新たに導入されたカーボンスポーク技術にある。
スポーク形状には「エアロ」と「スーパーエアロ」の2種類が用意されており、モデル特性に合わせて最適化されている。
この技術革新により、従来モデルであるR9270シリーズと比較して大幅な重量削減が達成された。各モデルの重量と削減幅は以下の通り。
・C36:1170g(従来比180g削減)
・C50:1302g(従来比159g削減)
・C60:1389g(従来比220g削減)
登坂向けのC36からエアロ重視のC60に至るまで、全ラインナップで顕著な軽量化が図られている。
現代のタイヤトレンドに適応したリム設計と空力性能
Desde 1,1 kg, Shimano presenta sus nuevas ruedas Dura-Ace WH-R9370 con radios de carbono: https://t.co/q0nCxBd1KJ pic.twitter.com/bMZZZmAbPS
— ESMTB.com (@esmtb) July 29, 2026
リム設計も最新のトレンドに合わせて刷新されている。
C36、C50、C60のリム内部幅は23mmに設定され、28cから30cのタイヤサイズに最適化。
Shimanoのテストデータによると、時速48km/hで30cタイヤを装着して走行した場合、前世代モデルと比較して最大2.7Wの空気抵抗低減が確認されている。
さらに、C50およびC60では前後の外幅を変える設計が採用されており、C60ではフロントが31.5mm、リアが32.3mmとなっている。
また、タイムトライアルやトライアスロン向けとして、リムハイト99mmのフロントホイール「C99」(792g)と「リアディスク」(987g)もラインナップに追加された。
進化を遂げたカップ&コーンハブと開発の背景
新DURA-ACEホイール【WH-R9370】発表!
Science of Speed
の設計思想で軽量化、空力性能、剛性を向上。▶️C36、C50、C60、C99(Fのみ)&Rディスクホイールで構成
▶️シマノ伝統のカップ&コーンハブシステム
▶️カーボンスポーク採用
▶️前作比最大220gの軽量化新旧重量比較と商品ページはリプ欄で! pic.twitter.com/chNwlA5ZLD
— ワイズロード Head Office (@ysroad) July 29, 2026
ハブには、Shimanoが伝統的に採用してきたカップ&コーン構造が維持されている。
今回は交換可能なベアリングカップの採用や防水シールの向上が行われ、摩擦抵抗がさらに低減された。
自社テストにおいては、一般的なカートリッジベアリングと比較して回転トルクが30%低い値を記録している。
本シリーズの開発には、Alpecin-Premier TechやPhoenix PremierTechといったプロチームの所属選手、マチュー・ファンデルプールやキャット・マシューズといったトップアスリートが協力した。
現場からのフィードバックを反映させることで、レーススピードで求められる直感的なライディングフィールと優れた剛性バランスを実現している。
「WH-R9370」シリーズは2026年9月からの販売開始が予定されている。



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