コロンビアのライダー約50人は7月19日に欧州に向かって飛行機で帰ってくる。
チームイネオスのリチャル・カラパスとジョナタン・ナルバエスはエクアドルのルミチャカに住んでいるので、飛行場までは982.6kmの距離がある。
新幹線や飛行機が使える訳ではないので、移動手段として2日かけて車と自転車で来るというから驚きだ。
自転車移動の訳は?
チームイネオスのコロンビアのライダーは4人いる。
- エガン・ベルナル
- イバン・ソーサ
- ブランドンスミス・リヴェラ
- セバスティアン・エナオ
エガン・ベルナルとブランドンミスミ・リヴェラはボゴタに住んでいるので、移動の心配はない。二人は良く一緒に練習もしている仲だ。
ジョナタン・ナルバエスはエクアドル人だが、リチャル・カラパスと同じルミチャカに住んでいる。これまた二人は良く一緒に練習している。
首都ボゴタまでの道のりは900km以上と、とても遠い。
カラパスとジョナタン・ナルバエスは、エクアドルとコロンビアの外務省に、ルミチャカからボゴタまで、 982.6 kmのルートで安全に行けるようにするための支援を要請する。
無料の交通許可を取得した場合、サイクリストはトレーニングリズムを見逃さないように、車と自転車で2日で移動する予定だ。
車での移動だけだと、これまで積み上げてきたトレーニングが無駄になってしまう。アマチュアと違って、プロの場合2日乗らなければ戻すのに時間がかかる。
そのため、移動には自転車も使うということだろう。まあ乗っても一日当たり4~5時間程度ではないかな。
エクアドル自転車連盟は、コロンビアのカウンターパートに連絡を取り、7月18日に予定されているそのフライトの旅行者にエクアドルのライダーを含めるよう要求している。
リチャル・カラパスのレーススケジュール
カラパスは、2年連続のジロ・デ・イタリア制覇が最大の目標だ。そのためのトレーニングレースとしてブエルタ・ブルゴスに出場する。
- 7.28 ブエルタ・ブルゴス
- 8.05 ツール・ド・ボローニャ
- 9.07 ティレーノ〜アドリアティコ
- 10.03 ジロ・デ・イタリア
コロンビアからは、帰国するとモナコでトレーニングを行う。ここにはイネオスのトレーニング施設もあり、モナコにはフルーム、トーマス、ベルナルなどチームメイトも多い。
練習ルートも沢山あるので、ここでトレーニングすることになる。
ジロでのメンバーは、フィリッポ・ガンナにサルバトーレ・プッチョが現在決まっている。強力な山岳アシストがいないと、2年連続の制覇は難しいのではないかな?
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