2024 ツール・ド・レン第3ステージ　　最終ステージでまたも～

昨年は、最終ステージで総合リーダージャージを失ったEF Education-EasyPostのジェフェルソン・セペダオルティスが、今回は26秒差で総合優勝を目指す。

前回は、4秒差。今回は32秒差ある。ただ、総合14位のイバン・ソーサ(Movistar Team)まで、38秒しか離れていないので、昨年のように独走されると、まだまだわからない。

 

第3ステージ    ラニュー～リル・シャンボ　153.1km

 

ベルティアン峠を含む3つの登りが2回行われる最後のサーキットで、集団はバラバラになりそうだ。

EF Education-EasyPostが、いかに集団をコントロールできるかにかかっている。

 

1. 3級山岳　モントラティエ峠 (5.1 km・3.8%)
2. 3級山岳　メリニャ峠 (2.4 km・5.4%)
3. 3級山岳　コルヴェシアット峠 (3.5 km・5.5%)
4. 3級山岳　マタフェロン コースト峠 (2.7 km・5.8%)
5. 3級山岳　ベルティアン峠 (4.8 km・6.1%)
6. 3級山岳　コルヴェシアット峠 (3.5 km・5.5%)
7. 3級山岳　マタフェロン コースト峠 (2.7 km・5.8%)
8. 3級山岳　ベルティアン峠 (4.8 km・6.1%)

 

3人の逃げ

ジョフリー・ブシャールが逃げている。

1. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. レミ・ルランデ　Arkéa – B&B Hôtels Continentale
3. Maxime Jarnet(Van Rysel – Roubaix)

 

残り63.3kで1分29秒差。EF Education-EasyPostが引いている。

 

ジョフリー・ブシャールは、2分4秒遅れなので総合には関係ない。しかし、最終ステージなので逃げ切りは無理だろう。

 

残り49.5kmで1分11秒差と変わっていない。下手に捕まえて、次の逃げを管理する気はない。

 

ジョフリー・ブシャールは、2019ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞、2021ジロ・デ・イタリア山岳賞と逃げに強い。

ジェフリー・ブシャールは、2021ジロ・デ・イタリア第9ステージで、ゴール手前400mでエガン・ベルナルに抜かれている。

2022 ツアー・オブ・アルプス第1ステージで唯一の勝利をあげている。

 

3級山岳　コルヴェシアット峠 (3.5 km・5.5%)

2回目のコルヴェシアット峠に。

 

集団からレミ・カヴァニャがアタック!

 

一人きている。

 

レミ・カヴァニャが二人逃げだ。

1. レミ・カヴァニャ　Movistar Team
2. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix

 

レミ・カヴァニャは、32秒差に。今年ツール・ド・フランス出場を逃して残念がっていた。

 

レミ・カヴァニャは、逃げから切れた一人を抜いていく。

 

追走のVan Rysel – Roubaixのマクシミリアン・ジュイヤールは、2022フランス選手権U23王者。

3級山岳ポイント獲得順位は

 

1. レミ・ルランデ　Arkéa – B&B Hôtels Continentale　7ポイント
2. Maxime Jarnet(Van Rysel – Roubaix)　5ポイント
3. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント
4. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix　1ポイント

 

レミ・カヴァニャが追いついた。これで先頭は4人。

1. Maxime Jarnet(Van Rysel – Roubaix)　
2. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team　
3. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix　
4. レミ・カヴァニャ　Movistar Team

 

3級山岳　マタフェロン コースト峠 (2.7 km・5.8%)

すぐに先頭は二人に。

1. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix　
2. レミ・カヴァニャ　Movistar Team

 

集団からアレクシー・ヴィエルモがアタック。

 

先頭から切れたジョフリー・ブシャールを抜いていく。

 

残り25.4km。追走とは31秒差。ポイント獲得順位は

1. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix　7ポイント
2. レミ・カヴァニャ　Movistar Team　5ポイント
3. アレクシー・ヴィエルモ　TotalEnergies　3ポイント
4. ジャルディ・クリスティアン・ファン・デル・リー　EF Education-EasyPost　1ポイント

 

アレクシー・ヴィエルモは、キャリア4勝。36歳で今シーズン限りで引退。

 

あら、アレクシー・ヴィエルモは追いつくことなく集団にカムバック。

 

レミ・カヴァニャが足をおさえている。

 

あららっ、レミ・カヴァニャも切れてしまった。太ももをおさえていたので痙攣なのか。

 

先頭は単独に。

1. マクシミリアン・ジュイヤール　Van Rysel – Roubaix

 

先頭が単独となったことで、これはコントロールしやすい。

 

これは、最後の3級山岳で決着となる。

 

後ろに集団が見えてきた。

 

集団が迫る。

 

3級山岳　ベルティアン峠 (4.8 km・6.1%)

あと150mほどか。

 

集団が後ろに。

 

残り14kmで捕まった。

 

Movistar Teamが先頭に。

 

リーダーのジェフェルソン・セペダオルティスがアタック!

 

Groupama – FDJのレミ・ロシャスが続く。

 

かまわずジェフェルソン・セペダオルティスが攻める。

 

これは決まらない。

 

集団が粉砕。

 

EF Education-EasyPostのアーチー・ライアンが集団先頭に。

 

アタックがなければ、スプリントだ。後ろはDecathlon AG2R La Mondiale Development Teamのトム・ドネンヴィルト。

 

頂上まで、あと1km。アーチー・ライアンは後ろを確認。先頭は12人。

 

もう頂上だ。

 

アーチー・ライアン先頭で最後の山岳ポイントをクリアー。

1. アーチー・ライアン　EF Education-EasyPost　7ポイント
2. トム・ドネンヴィルト　Decathlon AG2R La Mondiale Development Team　5ポイント
3. ジェフェルソン・セペダオルティス　EF Education-EasyPost　3ポイント

 

下りはDecathlon AG2R La Mondiale Development Teamのトム・ドネンヴィルトが先頭に。

 

残り7.6km。これはスプリントで決まりだ。

 

残り2.7km。アーチー・ライアンが先頭。

 

アーチー・ライアンがチェックに入る。

 

もう距離がない。

 

ジェフェルソン・セペダオルティスがチェックに。

 

誰も決定打が打てない。

 

Movistar Teamが先頭。

 

最終スプリントは少し登っている。

 

えっ、ワールドツアーチームの誰も先頭にいない。

 

先頭はBahrain Victoriousのレミ・カプロン。

 

これは～。

 

え～。

 

あ～。

 

なんと、初日に続いて最終ステージもコンチネンタルチームのライダーが勝利!

ヴィクトル・ラフェ、ベン・ヘルマンス、ステファノ・オルダーニ、ルディ・モラールのワールドツアーライダーが負けてしまうとは。

 

優勝したのはVan Rysel – Roubaixのレミ・カプロン。24歳のフランス人。この勝利で総合でもワールドツアープロを差し置いて総合2位に入っている。

EF Education-EasyPostのジェフェルソン・セペダオルティスが初の総合優勝となった。

EF Education-EasyPostは、集団コントロールしていたので無理はないけど、Cofidisは二人、Decathlon AG2R La Mondiale Teamんも二人、Movistar Teamも二人いたのだから、ステージ優勝が取れないとは、ちょっと情けない。

 

リザルト

優勝したVan Rysel – Roubaixのレミ・カプロン

カデットのカテゴリーでレースをしていた若い頃、両親とよくこのレースを見に来たんだ。今はプロと一緒に表彰台に立っている。スタート地点に6つのワールドチームがいたことを考えると、信じられないし、予想外だ。こんなことができるなんて思ってもみなかった。成功した今シーズンの集大成だ。

スタート時、総合5位でしたが、上を狙ってましたか?

トップグループに入れば……。昨日見たように、スプリントは常に予測不可能だ。チャンスはあったかもしれないし、僕にはまだアマチュアスプリンターとしての素質がある。

他の選手たちはみんな外側に出ていった。私はイン側に入った。150m地点でほとんど前に戻っていた。そのとき、たとえ遠回りでも、全力で行くしかないと自分に言い聞かせたんだ。

ニコラ・ブリュイヤールが僕のホイールにいるのが見えたけど、それが功を奏したんだ。イヤホンでみんなが叫んでいるのが聞こえたよ。ブレーキングにいた人たちも、最後に僕を助けてくれた。

チームとは、私がトレーニングで十分な量をこなしていないことに気づいた。ここに来る前のトレーニングキャンプは良かった。プロ1年目でクラス1のタイトルを獲得すれば、道が開けるかもしれない。

ここで優勝することは大きな宣伝になると思うし、自分がうまくバンプを乗り越え、うまくスプリントができるという証明になる。チームにとっても興味深いことだろう。

9月中旬まで素晴らしい夏を過ごしている。この勢いを維持したい。かなりリラックスして、いろいろなことに自信を持って臨みたい。チームとは、彼らが私のために働いてくれるよう、信頼を得る必要がある。素晴らしい結果を残して、彼らに恩返しをしたいね。

第3ステージ　リザルト

総合

総合優勝　EF Education-EasyPostのジェフェルソン・セペダオルティス

チームが本当によく働いてくれたし、みんな本当に喜んでいる。この3日間のレースは本当に速かった。

フィナーレでも、その前でも、レースをコントロールするためにたくさんの仕事をしてくれた。今はこれを楽しんで、次の目標に向けて準備を続けたい。シーズンのスタートはあまり良くなかったが、母国で回復する時間があったので、今はさらにやる気が出ている。

これを楽しみ、次の目標に向けて準備を続けるつもりだが、何よりもこの瞬間を楽しみたい。

ポイント賞

山岳賞

新人賞