これは新しい電動自転車の形となるのだろうか?
ついに、チェーンもベルトも使わない電動自転車システムが、ドイツの産業用ベアリングメーカーのシェフラーと電動自転車駆動列メーカーのハイツマンから発表された。
フリードライブシステム
フリードライブは、全電気式でボトムブラケットに保持された発電機を使用して、ペダルを漕ぐと電気エネルギーに変換して機能する。
250Wの出力があると言われており、構成は
- ペダルジェネレーター
- ドライブモーター
- バッテリー
- タッチスクリーンコントロール
ペダルを漕ぐことで生成された電力は、ケーブルを介して後輪ハブにも送られる。後輪に送られるのは電気ということだ。
メリットは?
普通の電動自転車はペダリングでは充電出来ない。だけど、フリードライブは250wモーターが運動に必要とするよりも多くのエネルギーを生成すると言う。
余剰エネルギーはバッテリーに蓄えられると主張している。
また、バッテリーはブレーキと下降中にも充電されるというのだから本当なのかと疑ってしまいそう。
ブランドは、この技術がモーターアシストカーゴバイクデザインのゲームチェンジャーになる可能性があると主張している。
メリットは、チェーンがないことで、摩耗もなくメンテナンスコストが削減できることだ。
逆に欠点は、駆動列の効率がチェーンよりも5%低いことが挙げられている。
三輪カーゴバイクでデモ
シェフラーとハインツマンは、昨年9月のユーロバイク見本市で、三輪カーゴバイクのデモを行っている。
結構重量がありそうに見えるけど、しっかりと動くんでしょうね。
両者は、電動自転車を作るつもりはないようだ。フリードライブのシステムを他社に使って貰う予定となっている。
ブランドによると、自転車会社とテストをしており、2022年後半にはデザインが完成する可能性がある。
両者は、今年7月のユーロバイクで最新情報を発表する。この時には、普通の電動自転車に組み込まれたフリードライブシステムが見られることだろう。
充電も出来て、メンテンスコストも減らせるならば、いうことないように思う。どんな自転車が登場するか興味津々だ。
コメント
完成車で届くのかな?
北澤公男さん、コメントありがとうございます。
まだ、二輪のプロトタイプの公開もないので、情報を待つしかないですね。