BORA-hansgroheのツール・ド・フランスのメンバーだが、注目されていたのは負傷した3人のライダー。
マキシマリアン・シャフマンはイル・ロンバルディアで車と衝突して鎖骨を骨折。
エースのエマヌエル・ブッフマンとグレゴール・ミュールベルガーは クリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージの下りで落車してリタイヤ。
メンバー変更なしというけれど
エマヌエル・ブッフマンは クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージまでは総合3位。プリモシュ・ログリッチ、ティボー・ピノに続いていたので調子は物凄く良かった。
このままの調子でツールに望めば、間違いなく総合上位も獲得出来るものと思われていたけど。
数日間トレーニングもしておらず、ベストな状態でツールに望めるとは思えない。
更に、アシストするマキシミリアン・シャフマンが鎖骨骨折からのレース復帰。グレゴール・ミュールベルガーは手首を副木で支えている状態では、満足に力がはいらないのではないだろうか?
手首には振動がかなりかかる。ハンドルを引く動作も難しいだろう。支えるアシストもギリギリの状態で復帰しているならば厳しい山岳で活躍出来るのかわからない。
サガンのグリーンジャージに期待
総合上位が難しいならば、せめてサガンのグリーンジャージ獲得に期待したい。ライバルは、ワウト・ファンアールトになるかな。でも、ワウトもアシスト作業を真剣にするだろうから、今年の対決はないだろう。
サガンはステージ勝利はつかめなくても、中間スプリントなどをコツコツと貯めてポイントを稼いでいく。今年は山岳が厳しいので登れるならばグリーンジャージの獲得も可能だろうが、今年のレースでは山岳で遅れる場面も良くみる。
パリまで、無事に到着できることがグリーンジャージ獲得の最大の課題だろう。
3人のケガからの復帰を抱えたメンバーで挑むツールはチームにとって厳しいものとなりそうだ。
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