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2026 ツール・ド・フランス第15ステージ  デルトロがポガチャルの落車を回避し、思い出の山岳で受けた特別サポート

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残り21kmのラウンドアバウトでヨナス・ヴィンゲゴーが落車。この時にアイザック・デルトロも落車していた。

 

しかし、このアクシデントの裏には、絶対的なエースであるタデイ・ポガチャルを守るためのデルトロの咄嗟の自己犠牲と、最終盤の登りで見せた2人の強い絆の物語があった。

 

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自身の身を呈してエースを救う

 

クロワゼット峠のダウンヒル、フィニッシュまで残り約20km地点の複雑なラウンドアバウトで前方を走るTeam Visma | Lease a Bikeの選手たちが最適なラインを外した際、後方を走っていたデルトロは究極の選択を迫られた。

自分がそのまま落車するか、それとも前を走るポガチャルに突っ込んで彼を巻き込むか。デルトロは迷わず前者を選び、自ら地面に身を投げ出した。

落車直後は問題ないと感じていたものの、レースが進むにつれて背中や左脚に痛みが走り始めたという。

痛みを抱えながらもチームのプランを遂行し続けた彼を待っていたのは、最後の1級山岳プラトー・ド・ソレゾンでの特別な展開だった。

プラトー・ド・ソレゾンは、かつてツール・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ第8ステージでデルトロが独走勝利を飾った、彼にとって思い出深い山岳だ。

本来であれば力強い走りを見せたい場所だったが、落車によるダメージは確実に彼を苦しめていた。

 

 

そんな彼を気遣ったのが、エースのポガチャルだった。通常であれば自ら一気呵成なアタックを仕掛ける場面だが、彼は無線で「もう少しスピードを上げてもいいか?」とデルトロに尋ねた。

これに対し、満身創痍のデルトロが「俺を落とさないでくれ」と即座に答えると、ポガチャルは全力でのアタックを封印。

自身の勝利に向けた動きよりも、自らを犠牲にしてくれたチームメイトのペースに合わせ、さらには最終盤で彼にアタックの機会まで譲るという驚くべき献身を見せたのだ。

 

アイザック・デルトロが明かす真実

 

ラウンドアバウトでの落車の状況を教えてください。

少し厄介なラウンドアバウトで、コースの状況があまり見えなかったんだ。Team Visma | Lease a Bikeの先頭の選手たちがベストなラインを選ばず、僕たちはそれに続いてしまった。

そして最終的に、自分が落車するか、タデイに突っ込むかを決断しなければならなかった。だから、自分で落車することを選んだんだ。

 

落車後の体の状態はいかがでしたか?

最初はかなり大丈夫だと思っていたんだけど、リズムに乗って走り続けているうちに、背中と左脚に痛みを感じ始めた。

チームに貢献し、プランに忠実に走れたことは嬉しいけれど、今日は体と心に余分な痛みを抱えることになってしまったよ。

 

あなたにとって思い出深い最後の山岳では、タデイ・ポガチャル選手があなたを助けるためにペースを合わせてくれましたね。

彼が本当に僕を助けようとしてくれるなんて、信じられないよ。僕にとって彼は本当にクレイジーで、とてつもない人だ。

今日はチームのプランに貢献しようと頑張って、最終盤でいくつかミスをしてしまったかもしれないけれど、今日の結果にはとても満足している。最後の部分でもう少しうまくやれれば、すべてが完璧になるはずだ。

 

タデイ・ポガチャルは、抑えて走ってくれたけれど、それでも32分3秒でレムコが最速記録をマーク。タデイ・ポガチャルは、32分4秒。アイザック・デルトロは32分10秒だった。

これまでの記録はアイザック・デルトロがマークした33分11秒だったので、タデイ・ポガチャルは、一人でアイザック・デルトロの記録を1分以上上回スピードで上がったことになる。

これでも全力ではないのだから凄い。これでアイザック・デルトロはタデイ・ポガチャルと共に表彰台にあがるチャンスが出てきた。エースを救った代償は大きなものになるかもしれない。

あとは、個人タイムトライヤル、そして残る山岳ステージでの走りとなる。

 

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