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マチュー・ファンデルプールがシクロクロス世界選手権で乗ったCanyon Inflite CF SLX

機材情報
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2021UCIシクロクロス世界選手権で4回目の優勝を飾ったマチュー・ファンデルプール。

昨年に続いて、マチューが乗ったバイクはCanyon Inflite CF SLX。

今回は、世界選手権だったので、いつものレインボーカラーで彩られた Inflite CF SLXではなかった。

マチュー・ファンデルプールが乗ったCanyon Inflite CF SLXを見てみよう。

 

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Canyon Inflite CF SLX

Canyon Inflite CF SLX (Image credit: Joris Knapen)

オステンドの世界選手権は世界一を決めるのに厳しいコースを用意した。当日は寒さと雨も加わってベルギーの冬らしい天候。

時折カメラにうつる海はかなりの大しけ。泥に草、長い砂浜に巨大なフライオーバー。コースに適した機材を選択するのも勝利を得るには重要なことだった。

 

(Image credit: Joris Knapen)

Canyon Inflite CF SLXのフレーム重量は940g。女子の2020世界チャンピオン、セイリン・アラマバードも同じチームで同じバイクに乗っている。

シクロクロス特有のレース途中でバイクを担ぎやすくするためにメイントライアングルのスペースが増やされている。

 

Image credit: Joris Knapen

2Xチェーンセットを選択し、ShimanoのDura-AceDi2グループセットを使用。チェーンリングは46 / 39T。

スピードメーターはつけていなかったが、Shiamnoのバワーメーターはおそらくスマートウォッチとペアになっているはずだ。

 

Image credit: Joris Knapen

多くのロードライダーがXTRローターを使用しているにもかかわらず、ファンデルプールは10g重いDura-Aceディスクを使用。ビックプーリーも使っていない。スボンサーに忠実だ。

リアカセットは11-30を使用。

 

Image credit: Joris Knapen

CANYONの統合コクピット。ワンピースのハンドルバーにステム。しかし、これはCanyon Inflite CF SLXに標準装備されている快適さ重視のH31エルゴコックピットではない。

Aeroadバイク用に開発されたH11 Aerocockpitに乗っている。ハンドル幅は410mmで、ステムは110mm。

 

Image credit: Joris Knapen

バーテープは雨天でもグリップ力を保持してくれるSelleItaliaテープを使用。Di2ジャンクションAボックスは、ステムの下ではなくバーの端に取り付けられている。

 

Selle Italia FliteBoost(Image credit: Joris Knapen)

マチュー・ファンデルプールは落車でサドルを壊したと言われている。使用しているサドルはSelle ItaliaのFliteBoost。昨年はFlite Kit Carbonio Flowサドルを使っていたので変更しているようだ。

 

Image credit: Joris Knapen

サドルは色違いで用意されている。代替えバイクは5台あると言われており、どこかにナンバーが書いてあるはず。

 

Image credit: Joris Knapen

この日選択されたタイヤは、FMBの33mm。FMBはフランスのタイヤブランドで手作りのタイヤを作成している。型番はELITEと書かれているが、FMBのHPをみたが該当する製品は見当たらなかった。プロトタイプなのだろうか?

他のライダーの多くは、33mm幅のDugastTyphoonチューブラータイヤを選択したと言われている。

 

Image credit: Joris Knapen

トレッドパターンはロープロファイルで、コーナリンググリップ用の大きなショルダーノブが付いている。ホイールはShiamnoのDura-AceC60チューブラー。

 

Image credit: Joris Knapen

タイヤクリアランスは十分にあり、これならば泥づまりも大丈夫だろう。雪だとわからないけど。

 

Image credit: Joris Knapen

ShimanoのXTRマウンテンバイクペダルを使用。店で購入するペダルとの1つの違いは、ペダル本体の中央部分が最大の泥のクリアランスのためにわずかに削られていること。

 

この日のマチュー・ファンデルプールはいつもと違って、レッグウォーマーに靴下を選択。気温と雨のためにこの選択となったようだ。

また、マチュー・ファンデルプールは、ShimanoXC901シューズのまだリリースされていないアップデートを使っているようだ。シクロクロスの場合には汚れるので白いシューズはあまり得策ではないけれど。

 

 

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Canyon Inflite CF SLX SPEC

 
 
 
 
 
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  • フレーム:Canyon Inflite CF SLX
  • フロントブレーキ:Shimano Dura-AceR9120ディスクブレーキキャリパー
  • リアブレーキ:Shimano Dura-AceR9120ディスクブレーキキャリパー
  • ブレーキ/シフトレバー:Shimano Dura-Ace R9170Di2ディスク
  • フロントディレイラー:Shimano Dura-Ace R9150 Di2
  • リアディレイラー:Shimano Dura-Ace R9150 Di2
  • カセット:Shimano Dura-AceR9100シリーズ
  • チェーン:Shimano Dura-AceR9100シリーズ
  • クランクセット:Shimano Dura-Ace R9100-P、パワーメーター付き
  • ホイールセット:Shimano Dura-AceC60チューブラー
  • タイヤ:FMB (型式不明)
  • ハンドルバー:キャニオンH11コックピット(410mm)
  • バーテープ:Selle Italia
  • ステム:キャニオンH11コックピット(110mm)
  • ペダル:Shimamo XTR
  • サドル:Selle Italia Flite
  • シートポスト:CANYON S13
  • ボトルケージ:なし
  • サイクリングコンピューター:なし

 

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