リアルタイムで空力抵抗を測定出来る装置を開発中のBody Rocketは、スイスの自転車ブランドBMCと提携。
サイクリストにリアルタイムで空気抵抗を測定するデバイスを改良している。
Body Rocketは以前にも記事にしているが、最終的にはGaminのサイコンで数値が表示されることを目指しているというから凄い。
BMCと提携し、実用化に向けていよいよ製品が2021年末に実現する予定だ。
Body Rocket
Body Rocketは、資金調達のためにクラウドファンディングを行っていたが、目標の300%以上を調達。
2021年Eurobikeトレードショーでの立ち上げを目指していたが、BMCと提携したので具体的にバイクに取り付けられて製品化される。
新しいBody Rocketデバイスは、開発の最終段階にあり、サウサンプトン大学での風洞試験の業界標準に対して、路上での性能を検証している。
テストの結果は、風洞実験とBody Rocketの測定値の平均偏差は0.9%だった。
風洞実験の場合には、ローラーの上で走って風を当てて測定する。Body Rocketの場合には、実際の路面で行うのでより現状に即したリアルなデータが得られる。
測定方法は、バイクに3つのデバイスを取り付ける
- スマートペダル
- シートポスト
- エアロライザー
GarminのConnectIQプラットフォームを使用すると、抗力や風向/速度などの指標をGPSユニットに表示できるようになる。
実現すると、自分で走りながら空気抵抗が測定できるので風洞実験をする必要がなくなるかもしれない。
まあ、画面を見ながら走っていたら危ないから、あとから検証するようになるでしょうけど。
発売は2021年末をめざしており、パワーメーターを含む価格は1,499~1,999ポンド(約21~28万円)で販売される予定。
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最初の開発段階のセンサーは、大きくてカッコ悪かったけど、今ではどこにセンサーがあるのか全くわからないですね。
夢の技術と思ってましたけど、本当に実現するとは~。素晴らしい!
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