クリス・フルームは、最新のYouTube動画でまたもディスクブレーキの問題に対して意見している。
最初は、2016年。プロのロードレースにディスクブレーキが普及する前、フルームは、プロトンで異なるブレーキシステムを持つことは、より危険であると述べていた。
「みんなが使うか、誰も使わないかのどちらかだと思う 」とコメントしていた。
そしてフルームは、昨年初めのYouTube動画で、ディスクブレーキについて、技術が必要なところにあるとは思わないと言っている。
彼はこの技術について「100%売れていない」と言い、摩擦やオーバーヒート、ローターがゆがむ可能性などの懸念があることに言及した。
だが、最新のビデオでは一つの解決策を見出したこともコメントしている。
ディスクブレーキの音に対して
フルームはディスクブレーキの問題を解決するために、さまざまなパーツを試した。
2021年のツール・ド・フランスでフルームは、Israel Start-Up Nationが通常使用するシマノの機材ではなく、MAGURAのMT8 SL FMディスクブレーキを使用。
また、パッドとローターにはSwissStopを使用している。
フルームは、最新のYouTube動画でディスクブレーキの話題に戻ってコメント。
聞こえるかどうかわからないけど。この音。
ディスクブレーキとの付き合いは、まだまだ続く。ディスクブレーキに対する私の楽しみはまだ続いているんだ。
技術は進歩していると思うけれど、その分余裕がない。大きな下り坂では、アライメントが完全に狂ってしまうので、いったん停止してすべてを調整し直さなければならない。
今はシマノを使用している。新しい12速のシマノは、これらの問題を解決していると聞いているが、11速ではまだ摩擦が多く、片方のピストンがもう片方より多く発射され、常にアライメントが狂っている。
何人のメカニックに相談しても、バイクを修理に出しても、100%うまくいくことはないんだ。長い下り坂を走り始めると、必ずと言っていいほど問題が出てくるんだ。
でも、それが人生さ。イヤホンをして聞こえないふりをする。
なんと、フルームの解決策は、イヤホンをすることだったとは~。根本的な問題解決にはなっていないけど、聞こえないから気にならない。まあ、これも一つの対処法だ。
フルームが11速のシマノ・デュラエースR9100を使用しているのは、昨年発売されたシマノ・デュラエースR9200が、コロナの影響で供給不足に陥ったため。
フルームは暗にR9200を早くくれと言っているのかな?
シマノは、デュラエース油圧ディスクブレーキキャリパーR9270について、パッドクリアランスを従来よりも10%広くし、ローターが擦れる可能性を低減させたと言っている。
シマノによると、RT-MT900ローターは熱変形が少なく、干渉の可能性が低くなっていると。
確かにパッドクリアランスは10%向上しているが、僅かな差でしかない。やはり、ローターのゆがみで、「チーン、チーン」という気になる音を発生させることがあるというレビューもある。
また、スプリントや登り坂でサドルを降りたときなど、過度にバイクを傾けると、ほんの少しノイズが入ることがあるそうだ。
頑丈なデザインのSwissStopまたはCampagnoloローターを使う人がいるのも、それが原因だ。
クリス・フルームがシマノ・デュラエースR9200を使用したときの反応が楽しみとなりそう。
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