シマノやSRAMにあって、カンパにないものと言えばパワーメーターだろう。
3大コンポメーカーでパワーメーターを発売していないのはカンパ(Campagnolo)だけ。
イタリアのブランドは、クランクアーム型のパワーメーターに関する特許出願を米国特許出願に提出している。
特許は、「ウェイクユニットからウェイク信号を受信するとスタンバイモードから実行モード」に切り替わる「プロセッサとウェイクユニット」で構成されている。
技術的には、これはパワーメーター以外の他の電子機器にも当てはまる可能性がある。
しかし、添付の図面は、クランクアームの回転が検出された後に「フルウェイク状態」に入るクランクアームを明確に示している。
特許出願の電子機器
上図では、クランクアームに電子機器が搭載されているのがわかる。
どう考えてもクランク型のパワーメーターで、ひずみを計測する機器のようにしか見えない。18ページある特許の図面には以下のようなクランクの設計図がある。
クランクの中空部分に、ひずみ計と電池のようなものが記載されている。パワーメーターは結局、ペダルを踏み込んだ際のひずみが計測出来れば良い代物だ。
ひずみゲージを製造するデンマークの技術会社Sensitivusは、クランクベースの電力技術のコストは6ドルで出来ると言っている。
更に、同社はパワーメーターの自作方法だって公開しているほどだ。
カンパニョーロがパワーメーターを作ることなんて、簡単に出来そうに思えるけど、そうはいかないのだろうな。
だけど、特許を出したということは独自のパワーメーターを出す可能性は高い。カンパユーザーは、わざわざ、StagesやSRMなどのサードパーティー製品を使ったりしている。
カンパがパワーメーターを出してくれれば、カンパユーザーは大喜びだろう。
私は、AVIOのPOWERSENSEのパワーメーターを使っているけど、これなんてクランクに取り付けただけだ。
来年くらいには、カンパのコンポーネントのバージョンアップに合わせて、クランク型のパワーメーターも出てきてもおかしくないはずだ。
コメント