ゼネク・スティバルは、UCIシクロクロス世界選手権を2010・2011・2014年と3回勝利している。
現在のワウト・ファンアールトや、マチュー・ファンデルプールの先駆けとなったライダーだ。2013年からはシクロクロスから完全にロードに転向。
シクロクロスは、スポット参戦のような形で出場を続けている。チームとの契約更新をして、来年は12年目のシーズンとなる。
1年契約
A winner of Omloop, Strade Bianche and E3.
A stage winner at Le Tour and La Vuelta.
A two-time National Champion.
One of the team’s longest-serving members.Happy to announce that @zdenekstybar stays with us in 2022 – his 12th season in the Wolfpack: https://t.co/Z1iD80UG2i pic.twitter.com/huNtwai6vY
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) October 20, 2021
シクロクロスのテクニックを生かした勝利として最大のものは2015ストラーデビアンケの勝利。チェコ人として史上初の快挙だ。
また、パリ~ルーベでは2位を2回獲得している。ただ、今シーズンは不運もあった。
まず、シーズン当初に心臓の問題。これで、全くゼロからのスタートとなってしまう。運動してはいけないのだから仕方ない。
だが、復帰したベルギーのワンデイレース、ドワルス・ドール・ヘット・ハーヘラントで落車してしまいリタイヤ。指を剥離骨折してしまう。
ブエルタも走ったが、結局今シーズンは勝利することが出来なかった。やや、不本意なシーズンだっただろう。
ただ、世界選手権ではチェコ代表として7位に入る好走を見せている。
来シーズンのスケジュールには、ジュリアン・アラフィリップ、カスパー・アスグリーンと共に、すでにツール・ド・フランス出場が決定済み。
如何にチームがゼネク・スティバルの実力を評価しているのかが分かる。彼の夢はいつかパリ~ルーベを制することだ。
まもなく36歳となるが、プロとしてのキャリアを終わらせることは考えていない。もう、しばらくはウルフパックの中心選手として働く。
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