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ジロ・デ・イタリア第2ステージ 最初のスプリンターステージを制したのは誰?

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Photo credit: Marco Trovò on Visualhunt
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昨年と同様で第2ステージは、フィリッポ・ガンナがピンクのマリアローザを着て走る。

第2ステージはスプリンターのためのステージなので、間違いなく逃げはつぶされ最後のゴールはスプリントとなる。

昨年は、アルノー・デマールが4勝をあげたが、今年は誰が多く勝つだろう。まずは、このステージで勝利するスプリンターが主導権を握るような気がするけど。

 

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第2ステージ ストゥピニジ〜ノバラ 179㎞

第2ステージ photo Giro d’Italia

 

スタートはトリノの南10キロのストゥピニジ城。この宮殿は、1729年にサルディニアのビクターアマデウス2世のために建てられ、1997年からユネスコの世界遺産に登録されている。

その後、プロトンは、その名を冠した川の周りの平らな風景であるポー平原を通り抜ける。

どう考えても、今日は逃げで決着はつかないだろう。間違いなく、ジロ最強を目指すスプリンターの戦いだ。

 

逃げは3人

photo cycling-tosay ストリーミングより 以下同様

スタート風景。フィリッポ・ガンナのマリアローザは様になっている。ユンボ・ヴィズマのトビアス・フォスとエドアルド・アッフィニが両脇を固める。

 

ステート地点には、Wouter Weyland氏をしのぶゼッケンナンバーが。2011ジロ第3ステージで落車して頭を打ち命を落としてしまった。108番は永久欠番だ。

 

スタート直後から3人が逃げ出す。

 

  1. フィリッポ・タグりアーノ (Androni Giocattoli – Sidermec)
  2. ウンベルト・マレンゴ(Bardiani-CSF-Faizanè)
  3. ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ (EOLO-Kometa)

 

集団は、イネオスがガンナを守って先頭を固める。

 

   

集団先頭は、スプリントで勝利を狙うチームが一人ずつライダーを出してきた。

 

逃げているのはプロチームのメンバー。まあ、イタリアですからね。地元のチームが3人逃げている。

 

 

フィリッポ・ガンナは物凄く楽しそうにジャンニ・モスコンと話している。まあ、第4ステージまではマリアローザを着れますね。

 

サガンは、アスタナのルイスレオン・サンチェスと話しながら走っている。みんな今日は最後までのんびりかな。

 

逃げてる3人は登りに。4級山岳の登りがある。

ポイントを獲得した順位は以下の通り。

  1. ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ (EOLO-Kometa) 3ポイント
  2. フィリッポ・タグりアーノ (Androni Giocattoli – Sidermec) 2ポイント
  3. ウンベルト・マレンゴ(Bardiani-CSF-Faizanè) 1ポイント

 

エガン・ベルナルはトイレ休憩から上がってきている。今日はお休みですね。

 

集団は、ロットのトーマス・デヘントや、ユンボ・ヴィズマのパウル・マウンテンスなどが先頭に出て引いている。

 

先頭で逃げていたヴィンチェンツォ・アルバネーゼ (EOLO-Kometa)がマシントラブルなのか、バイク交換している。

 

逃げは二人となってしまった。残り74.5KMで1分52秒のタイム差。一人いないのは厳しいなあ。これは、ゴール手前まで引っ張られてしまうだろう。

 

  1. フィリッポ・タグりアーノ (Androni Giocattoli – Sidermec) 2ポイント
  2. ウンベルト・マレンゴ(Bardiani-CSF-Faizanè) 1ポイント

 

カレブ・ユアンは今日の主役となれるだろうか?

 

明日のステージではマリアローザもあるかもしれない、ジョアン・アルメイダ。何やら来シーズンには移籍という話も出ている。ジロでいい成績出しておかないと。

もう一人、クイックステップからは放出されてしまう。それは別記事で。

 

ミケル・ランダも山岳で逆襲しないと。ジロはツールよりもTTの距離が短いので狙い目だと本人は言っている。

どこまで、山岳で上位に食い込めるかな。

 

アスタナの若きエース、アレクサンドル・ウラソフ。TTでは11位の24秒差につけている。

かなりTTを改善してきているので、最終TTでも良い成績が出せるのでは。あとは、山岳での粘りが必要だ。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリ。第3週の山岳でうまく走りたいところ。その頃には手首もかなり良くなっているのでは。

 

ゴール手前40kmのスプリントポイントでは、エリア・ヴィヴィアーニが4位、サガンは6位となっている。

 

第1ステージ2位となった、エドアルド・アッフィニ(Team Jumbo-Visma)がポイント賞ジャージを着ている。気分いいでしょうね。

 

残り31kmでタイム差は19秒と一気に縮まってきた。ティム・メルリエ(Alpecin-Fenix)も今日のスプリント勝利を狙う一人だ。

 

先頭の二人は、捕まりそうになると再度アタックをかけて1kmほど逃げる。最終的に26kmを切ってからつかまる。

 

フィリッポ・ガンナがスプリントポイントを1位通過して3秒のボーナスタイムを得る。レムコ・エヴェネプールは2位で、2秒のボーナスタイム。

3位はジャンニ・モスコン。これでレムコは4位のジョアン・アルメイダと同タイムとなった。いよいよエースに名乗りを上げるのか?

 

集団はトーマス・デヘントを先頭にしてゴールに突き進む。流石に、今日はここから逃げを狙うライダーとかいないだろう。

 

ラスト10kmにはボトル廃棄ゾーンが設置されている。後方のオレンジのボトルの大きなバルーンみたいなのが目印だ。

ここでは、一斉にライダーがボトルを投げ捨てている。まあ、違反になってはいけませんからね。

 

ラスト3kmではモビスターが先頭。ベルナルはフィリッポ・ガンナを引いている。

 

ラスト2kmでは、右側にガンナ。左はユンボ・ヴィズマのエドアルド・アッフィニが先頭で引く。TTの1位と2位のライダーだ。

 

ラスト500mではコフィディスのシモーネ・コンソンニが先頭。エリア・ヴィヴィアーニの発射台だ。

 

おっと、ティム・メルリエがロングスプリントだ。2番手はジャコモ・ニッツォーロ(Team Qhubeka ASSOS)。3番手にディラン・フルーネウェーヘンがつけている。

 

カーブを曲がる前からティム・メルリエがトップ。後ろからディラン・フルーネウェーヘンが追い込んでくる。

 

ジャコモ・ニッツォーロも追い込むが~。

 

ティム・メルリエが余裕の勝利ボーズだ~。

これは10年前の、2011ジロで亡くなったWouter Weyland氏に奉げるポーズ。ティム・メルリエと同じベルギー人。

凄いなあ、ティム・メルリエはロングスプリントが得意だけど、これほどの一流スプリンターに囲まれていても勝ってしまうなんて。

ジロ第2ステージからプロチームのAlpecin-Fenixが勝つとは、なんて強いチームなんだ。マチュー・ファンデルプールがいなくても勝利を掴んでしまうとは素晴らしい。

通常のスプリンターよりも、かなり速いタイミングからスプリントを始めるので周りのスプリンターは面食らってしまうようだ。更に勝利を重ねるのかな。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第2ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  MERLIER Tim Alpecin-Fenix 100 80 4:21:09
2  NIZZOLO Giacomo Team Qhubeka ASSOS 40 50 ,,
3  VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits 20 35 ,,
4  GROENEWEGEN Dylan Team Jumbo-Visma 12 25 ,,
5  SAGAN Peter BORA – hansgrohe 4 18 ,,
6  MOSCHETTI Matteo Trek – Segafredo   15 ,,
7  FIORELLI Filippo Bardiani-CSF-Faizanè   12 ,,
8  NAESEN Lawrence AG2R Citroën Team   10 ,,
9  CIMOLAI Davide Israel Start-Up Nation   8 ,,
10  EWAN Caleb Lotto Soudal   6 ,,

エガン・ベルナルが16位でゴールしている。ラスト3km当たりからずっと先頭付近にいた。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 20 4:29:53
2 2  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma   0:13
3 3  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma   0:16
4 7 ▲3  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step   0:20
5 4 ▼1  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   ,,
6 5 ▼1  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step   0:21
7 6 ▼1  VAN EMDEN Jos Team Jumbo-Visma   ,,
8 8  WALSCHEID Max Team Qhubeka ASSOS   0:22
9 9  BRÄNDLE Matthias Israel Start-Up Nation   0:25
10 10  MOSCON Gianni INEOS Grenadiers   0:26

レムコ・エヴェネプールがボーナスタイム2秒を稼いで一気に4位に浮上。新城幸也は125位でゴール。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1    MERLIER Tim Alpecin-Fenix 50
2    NIZZOLO Giacomo Team Qhubeka ASSOS 35
3    VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits 30
4    GROENEWEGEN Dylan Team Jumbo-Visma 18
5    SAGAN Peter BORA – hansgrohe 17
6 1 ▼5  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 15
7    TAGLIANI Filippo Androni Giocattoli – Sidermec 12
8 2 ▼6  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma 12
9    MOSCHETTI Matteo Trek – Segafredo 12
10    FIORELLI Filippo Bardiani-CSF-Faizanè 10

ティム・メルリエが明日からポイント賞ジャージだ。

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1  ALBANESE Vincenzo EOLO-Kometa 3
2  TAGLIANI Filippo Androni Giocattoli – Sidermec 2
3  MARENGO Umberto Bardiani-CSF-Faizanè 1

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 4:29:53
2 2  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma 0:13
3 3  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma 0:16
4 5 ▲1  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 0:20
5 4 ▼1  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step ,,
6 6  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:27
7 7  DEKKER David Team Jumbo-Visma 0:35
8 8  HONORÉ Mikkel Frølich Deceuninck – Quick Step 0:36
9 9  BATTISTELLA Samuele Astana – Premier Tech ,,
10 10  SOBRERO Matteo Astana – Premier Tech ,,

 

 

 

 

 

 

 

 

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