2022 ツール・ド・スロバキア第3ステージ 厳しい山岳ステージを制したライダーは?

スロバキアでは、新たな新星が誕生した。

第2ステージで優勝したアーチー・ライアンは、Jumbo-Visma Development Teamで走る20歳。これからどこまで強くなるだろうと言った感じだ。

総合リーダーはQuick-Step Alpha Vinyl Teamのヨセフ・チェルニーとなったけど、第3ステージも厳しい登りが控えているのでキープするのは大変な作業だ。

 

第3ステージ   デトヴァ～スピシュスカー・ノバー・ベス　214.8km

 

大会最長ステージの214.8km。スタートから1級山岳に登っていく厳しいコース。平坦が全くなく、7箇所の山岳ポイントが設定してある。

山岳を乗り越えたライダーだけがゴールで勝負できるコースだ。

 

1. スプリントポイント　HRÍNOVÁ
2. 1級山岳    DETVIANSKA HUTA   12.6m・3.8%
3. 3級山岳    ABOVE THE SADDLE OF CHOREPA  4.3km・4.8%
4. スプリントポイント　Hnusta
5. 3級山岳     Sedlo BREZINA   4.1km・5.7%
6. 3級山岳     SEDLO HRÁDOK    6.6km・5.3%
7. 3級山岳     DOBŠINSKÝ KOPEC    7.1km・5.5%
8. 3級山岳     Sedlo GRAJNAR    9km・3.1%
9. スプリントポイント　フニッシュライン
   
10. 3級山岳   PREDATORS   3.2km・3.8%

 

スタート前

ヨセフ・チェルニーはリーダージャージの死守をしないといけない。

 

前日優勝のアーチー・ライアンはまたも足を見せるだろうか。

 

山岳賞はEOLO-Kometaのロレンツォ・フォルトゥナート。

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

スプリントポイント　HRÍNOVÁ

ここはQuick-Step Alpha Vinyl Teamのポイント賞ジャージのイーサン・バーノンがトップ通過。

 

1級山岳    DETVIANSKA HUTA   12.6m・3.8%

1級山岳はEOLO-Kometaのロレンツォ・フォルトゥナートが1位通過。

 

3級山岳    ABOVE THE SADDLE OF CHOREPA  4.3km・4.8%

集団から15人程度が少し前に抜けている。

 

ここはEOLO-Kometaのディエゴ・ローザがトップ通過。これはロレンツォ・フォルトゥナートの山岳賞トップを守るためでもある。

 

スプリントポイント　Hnusta

ここはQuick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭を引いて、マウリ・ファンセヴェナントがトップ通過。このボーナスタイムでマウリ・ファンセヴェナントはバーチャルで総合2位に。

1. マウリ・ファンセヴェナント　Quick-Step Alpha Vinyl Team　6ポイント・3秒
2. イーサン・バーノン　Quick-Step Alpha Vinyl Team　4ポイント・2秒
3. ミケル・モルコフ　Quick-Step Alpha Vinyl Team　2ポイント・1秒

 

ユライ・サガンは世界選手権にスロバキア代表として兄弟で出場する。

 

12人の逃げ

Jumbo-Vismaのレナード・ホフステッドが入った逃げがようやく出来る。

1. Adam Stachowiak (HRE Mazowsze Serce Polski)
2. ディエゴ・パブロ・セビーリャ (EOLO – Kometa)
3. レナード・ホフステッド (Jumbo – Visma)
4. Michael Belleri(Biesse – Carrera)
5. Ricardo Ciuccarelli (Biesse – Carrera)
6. Gleb Syritsa (Astana Qazaqstan Team)
7. Jefferson Cepeda (Caja Rural – Seguros RGA)
8. Charles-Étienne Chrétien (Human Powered Health)
9. Kristjan Hočevar (Adria Mobil)
10. Norbert Banaszek (HRE Mazowsze Serce Polski)
11. Edo Goldstein (Israel – Premier Tech)
12. Lukáš Kubiš (Dukla Banská Bystrica)

 

3級山岳     Sedlo BREZINA   4.1km・5.7%

3級山岳通過。

 

逃げの後ろには、遠いが集団が見えている。

 

タイム差はあまり開かない。

 

3級山岳     SEDLO HRÁDOK    6.6km・5.3%

EOLO-Kometaのディエゴ・パブロ・セビーリャが3級山岳トップ通過。

 

先頭集団は登りで崩壊していく。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamの引きで逃げは吸収。

 

3級山岳     Sedlo GRAJNAR    9km・3.1%

3級山岳頂上手前から、Equipo Kern Pharmaが先頭を引く。

 

 

 

 

 

 

 

残り1.3kmでQuick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭に。

 

頂上まで400mでCaja Rural – Seguros RGAが先頭に。

 

トップ通過は山岳賞ジャージのロレンツォ・フォルトゥナート。

 

集団は下りで人数が増えてきた。

 

スプリントポイント　フニッシュライン

フニッシュラインに向かっている。

 

スプリントポイント前でJumbo-Vismaが前に。

 

Jumbo-Vismaが先頭を引いている。フニッシュラインの通過でヘリコプターの映像になるので全くわからなかった。

トップ通過は、ヨナタン・ラストラ (Caja Rural – Seguros RGA) 

 

スプリントポイントから二人が逃げだした。

 

30秒ほどタイム差を稼ぎだす。

1. SCHULTING Peter(VolkerWessels Cycling Team)
2. SCHURAN Michal(ATT Investments)

 

集団から、Bardiani-CSF-Faizanèのアレッサンドロ・ピナレッロがアタック。

 

先頭二人は後ろからの合流を待っている感じ。

 

アレッサンドロ・ピナレッロにIsrael – Premier Techのエド・ゴールドスタインが合流して二人で前を追う。

1. エド・ゴールドスタイン　Israel – Premier Tech
2. アレッサンドロ・ピナレッロ　Bardiani-CSF-Faizanè

 

3人が集団から追走に出る。抑えはQuick-Step Alpha Vinyl Teamのマーティン・スヴルチェク。

ここでリーダージャージのヨセフ・チェルニーがアタック!

 

 

先頭は一人に。

1. SCHULTING Peter(VolkerWessels Cycling Team)

 

ヨセフ・チェルニーが動くので集団も追いついてきた。

 

集団はまた追いついてきて大集団に戻っている。先頭付近はずっと抜け出そうと蛇行している。

 

単独なので全く危険ではない。10秒差で逃げていたが捕まった。

 

3級山岳   PREDATORS   3.2km・3.8%

集団は最後の3級山岳に向かう。単独で抜けだすライダーもいるけど。

 

EOLO-Kometaがポイント前で引して逃げていた一人を吸収。

 

山岳賞ジャージのロレンツォ・フォルトゥナートが先頭通過。

 

ここで新人賞ジャージのアーチー・ライアンが引く。

 

これはスプリントに向かっている。

 

先頭はJumbo-Visma。

 

最後のアタックがかかる。

 

 

だが、アタックは捕まえられてしまう。

 

コンチネンタルのライダーが二人逃げだすが。

 

Jumbo-Vismaのアーチー・ライアンが、渾身の引きで連れ戻す。

 

残り2.3km。先頭はコンチネルタルチームのCycling Team Friuli ASD。

 

残り2kmでQuick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭に上がってきた。だが、後ろがついていない。

 

ゴール前でJumbo-Vismaのクーン・ボウマンが先頭でカーブを曲がってきた。

 

先頭のクーン・ボウマンが最後のカーブを切り込んでいく。

 

クーン・ボウマンがカーブから完全に抜け出した。後ろからリーダージャージのヨセフ・チェルニーも追いこんでくる。

 

ヨセフ・チェルニーがクーン・ボウマンに迫る。

 

だが、クーン・ボウマンがそのままゴールを駆け抜けた～!

後方ではチームメイトのローバン・ベルが万歳している。先頭でカーブを曲がったのが勝因だ。リーダージャージのヨセフ・チェルニーは4位でゴール。リーダージャージを死守。

総合2位には3秒差でQuick-Step Alpha Vinyl Teamのマウリ・ファンセヴェナント。クーン・ボウマンも同タイムで総合3位に。

総合優勝は最終日のステージで決定となる。

 

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

クーン・ボウマンのコメント

もちろん、優勝できたことはとてもうれしい。

登りが多く、結局、クラス分けのライダーグループが生き残ることができましたね。

ラインから80kmのところで、首位のヨセフ・チェルニーを引き離そうとしたが、うまくいかなかった。Quick-Step Alpha Vinyl Teamは本当に強い走りをしていた。その後、プランBのステージ優勝に切り替えた。

このステージ優勝のおかげで、ボーナスタイムを獲得して総合3位です。まだ、ツアー・オブ・スロバキアで総合優勝の可能性を残してますね。

ボーナスタイムを獲得しなければならないが、簡単ではないだろう。Quick-Step Alpha Vinyl Teamは、この数秒を奪い取るために、何人かの速い男たちを擁している。ここではすでに2つのステージで優勝しているが、必ず総合優勝を狙う。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞