イネオスのディラン・ファンバーレは、今シーズンのクラシックで徐々に調子を上げて、ついにドワルス・ドール・フラーンデレンでは50kmの独走を決めて勝利することに成功した。
いきなりの暑さの中、多くのライダーが力を発揮できなかった中での独走勝利は凄いことだ。
当然、続くロンド・ファン・フラーンデレンでもお気に入りの一人として急浮上することになっている。
クラシックの王様に挑むイネオスのメンバーを見てみよう。
イネオスのスタートリスト
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エースナンバーは、トム・ピドコックがつけている。だが、トム・ピドコックは少し膝に違和感があるようで、ここ最近のレースでは精彩を欠いている。
さらに、クラシックにはかかせないミハウ・クフィアトコフスキがいない。2014年と2017年のストラーデビアンケを制しており、2017年のミラノ~サンレモ制覇。
さらに2014年の世界チャンピオンが不在なのは痛い。だが、これは骨折からのリハビリがあるためだ。
今回のメンバーを見ると、イーサン・ヘイターやルーク・ロウがアシストして、ディラン・ファンバーレとトム・ピドコックのダブルエース体制でレースに望むような感じの布陣だ。
ロンド・ファン・フラーンデレンに挑むディラン・ファンバーレは
先週の日曜日にヘント〜ウェヴェルヘムで過ごした後、自分を信じ始める時が来たと思った。
自分には足があることを知っている。それは自分自身を信じ始め、どれほど強いかを知っているときにしなければならないスイッチだ。
以前は運が悪かったし、タイミングも間違っていたかもしれない。今はすべてが正しい方向に進んでいる。
勝利後も違和感はないと思うが、もう少し自信があるかもしれない。形的には、明日も同じだと思う。上手くいくように願っています!
ファンバーレは、2017年にキャノンデールで走っていた時に、ロンド・ファン・フラーンデレンで4位となっている。
この時には、フィリップ・ジルベールが抜け出し、2位争いのスプリントで、グレッグ・ファンアーヴェルマート、ニキ・テルプストラに破れている。
ロンド・ファン・フラーンデレンでは、3強が飛びぬけているがディラン・ファンバーレもその一角に入るかもしれない。
ディラン・ファンバーレと言えば、グランツールで平地のアシストのイメージが強いが、クラシックにも強いライダーだ。イネオスのクラシック班として存在を示して貰いたい。
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