ロードバイクの情報を発信しています!

パリ~ニース第4ステージは登りゴール 誰が最初に駆け上がったのか?

海外情報
Image by RGY23 from Pixabay
この記事は約10分で読めます。

パリ~ニースは、今大会初の登りゴールが登場する。

山岳ステージまではいかないが、丘陵コースで最後が登りとなると総合は大きくシャッフルされるだろう。

第3ステージでトップに立った、シュテファン・ビッセガーのためにEF Education – Nippoは全力で集団をコントロールするだろうが、最後まで守り切るのは難しいのではないかな。

 

スポンサーリンク

第4ステージ シャロン=シュル=ソーヌ〜シルーブル 188㎞

第4ステージコースマップ photo paris-nice.f

 

のこぎりの歯のように、アップダウンが連続するコース。2級山岳が6か所あるが、距離は

さほど長くない。とはいえ、途中勾配のきつい箇所も多く、ライダーは足を削られるはず。

 

1級山岳 photo paris-nice.f

最後の1級山岳は、登坂距離7.3kmで平均勾配6%。ただ途中10%を越える勾配もあり、ここでシャッフルされるはず。

ゴール手前からは、クライマーの戦いとなるだろうが、アシストを残しているチームはどこだろう。

UAEの若いブランドン・マクナリティあたりがアタックをかけると面白いのですけどね。

 

逃げは6人

Team DSMのセーアン・クラーウアナスンは腰痛のためにDNS。昨日のTTでは5位だったのに残念。後々のクラシックを考えてのことのようだ。

 

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

オリバー・ナーセンを含んだ6人は残り65kmで2分30秒のタイム差を保っている。

  1. NAESEN Oliver(AG2R Citroën Team)
  2. BERNARD Julien(Trek – Segafredo)
  3. PEREZ Anthony(Cofidis, Solutions Crédits)
  4. DOUBEY Fabien(Team Total Direct Energie)
  5. ROJAS José Joaquín(Alpecin-Fenix)
  6. ROJAS José Joaquín(Movistar Team)

 

残り55kmを切って、トニー・マルティンが先頭に立って集団を牽引。ユンボ・ヴィズマのトレインが引きだす。

 

アルケア・サムシックのナセル・ブアニが下りでパンクしてしまう。集団のスピードが上がっているので、これは痛い。集団復帰は難しいだろう。

 

逃げていたファビアン・ドゥべ(Team Total Direct Energie)は、集団に戻る。山岳ポイントを集めたので仕事は終了だ。

残り41kmでタイム差は2分37秒。逃げ集団は相当頑張ってタイム差を保っている。

 

イネオスが攻撃を開始。まずはローレンス・デプルスがアタックをかける。後方には、テイオ・ゲイガンハートが備えている。

 

すぐに、ユンボ・ヴィズマがチェックにはいる。

 

先頭集団では、ジュリアン・ベルナール(Trek – Segafredo) がアタックをかけて抜け出す。これは勝利を狙った走りだが、集団とは40秒しかタイム差がない。

 

リーダージャージのシュテファン・ビッセガー(EF Education – Nippo)は、すでに50秒後方だ。トラック選手でもあるので、山岳はイマイチのようだ。

 

おっと、イネオスのテイオ・ゲイガンハートが落車してフラフラ。これは痛い。

 

レミ・カヴァニャがアタックだ。現在、0.83秒のタイム差で総合2位なので、集団から逃げ切れれば総合首位となるがどうかな。

 

 

後方から、ルイスレオン・サンチェス(Astana – Premier Tech)が合流。これは最高の援軍だ。レミ・カヴァニャにとっては、願ってもないライダーの登場となる。

さあ、登れるか?

 

ジュリアン・ベルナールは登りに入った。あと7.2kmだが、逃げ切れるか?

 

あ~、レミ・カヴァニャは先頭まで10秒と迫った時にパンクしてしまう。これは勿体ない。最大のチャンスがなくなってしまった。

パンクではなかった。これについては別記事で。

 

レミ・カヴァニャはサポートカーを待つしかない。どこまで登れるか楽しみだったのに残念。

 

ルイスレオン・サンチェスは先頭においついたが、集団も後ろに迫っている。30秒では厳しい。

 

ジュリアン・ベルナールが遅れ、ルイスレオン・サンチェスが単独トップとなる。後方には集団の姿が見えている。

 

集団からは、マイケル・マシューズ(Team BikeExchange)もアタックをかけるが続かない。

 

ピエール・ラトゥール(Team Total Direct Energie)が集団からアタック!

 

それを見た、プリモッシュ・ログリッチがラスト3.1kmでアタックだ!

 

  

プリモッシュ・ログリッチは一気に、ルイスレオン・サンチェスをパスしていく。アレクサンドル・ウラソフも全くついていけない。もう独走態勢だ。

 

登りなのに30km/hで走っている。すでに21秒もタイム差を開いた。

 

こうなると、後ろはお見合い状態で誰もログリッチを追えない。もう完全にぶっちぎりだ。

 

プリモッシュ・ログリッチはラスト3kmから独走し、後続を12秒引き離した。見事するぎるアタックで、誰も追い付かせないのは流石だ。

これは、今シーズン最初のステージレースで総合優勝を獲得することは、かなり濃厚となったと言えるのではないかな。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第4ステージリザルト

Rnk Rider Team Time
1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 4:49:36
2  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 0:12
3  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits ,,
4  BENOOT Tiesj Team DSM ,,
5  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech ,,
6  HAMILTON Lucas Team BikeExchange ,,
7  GAUDU David Groupama – FDJ 0:16
8  PACHER Quentin B&B Hotels p/b KTM ,,
9  LATOUR Pierre Team Total Direct Energie ,,
10  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 3 ▲2  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 13:26:40
2 13 ▲11  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 0:35
3 4 ▲1  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 0:37
4 15 ▲11  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:41
5 12 ▲7  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech 0:43
6 21 ▲15  JORGENSON Matteo Movistar Team 0:58
7 41 ▲34  BENOOT Tiesj Team DSM 1:05
8 48 ▲40  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 1:09
9 31 ▲22  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 1:11
10 45 ▲35  LATOUR Pierre Team Total Direct Energie 1:12

総合も大きくシャッフルされ、クライマーと総合系のライダーで占められることに。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 9 ▲8  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 27
2 1 ▼1  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 21
3 2 ▼1  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 21
4 3 ▼1  MATTHEWS Michael Team BikeExchange 19
5 5  BOL Cees Team DSM 15
6 4 ▼2  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 15
7 6 ▼1  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 13
8   ▼8  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 12
9 8 ▼1  DÉMARE Arnaud Groupama – FDJ 12
10 7 ▼3  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step 12

山岳賞

nk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 6 ▲5  PEREZ Anthony Cofidis, Solutions Crédits 29
2 4 ▲2  BERNARD Julien Trek – Segafredo 23
3 1 ▼2  DOUBEY Fabien Team Total Direct Energie 20
4   ▼4  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 10
5   ▼5  NAESEN Oliver AG2R Citroën Team 7
6   ▼6  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 5
7 2 ▼5  POLITT Nils BORA – hansgrohe 3
8 3 ▼5  ARMÉE Sander Team Qhubeka ASSOS 3
9   ▼9  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 3
10   ▼10  BENOOT Tiesj Team DSM 2

ヤングライダー賞

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました