Huntの、新しい60 Limitless Aero Discホイールは、さまざまな状況でもコーナーを通過できる高速を求めるライダーのために、「スムーズなステアリングモーメントを維持しながら空力抵抗を最小限に抑える」と主張している。
新しいチューブレスでクリンチャー対応のロードホイールセットは、25mmから28mmのタイヤに空力的に最適化されていると言われいる。
Huntは、Enve 5.6 SESDiscとRovalRapide CLXと比較して、「ターゲット深度カテゴリで業界最速」であると主張。
あくまでトップではなく風洞実験では3番目の結果となっているが、ほとんど差はない。
Hunt 60 Limitless Aero Discホイール
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HuntはTeam Qhubeka ASSOSにホイールを提供しており、チームは実際のレースで使用している。ジャコム・ニッツォーロはすでに、2021クラシカ・デ・アルメリアで勝利をあげており、この時にも使用したのではないかな。
Huntは、特許出願中のLimitlessWidthテクノロジーを採用し、アウターリム構造に共成形された低密度ポリマー(密度0.7g / cm3対カーボンファイバープリプレグ1.6g / cm3)を使用している。
リム全体の重量を低く抑えながら、最新のワイドタイヤ用に最適化されたリム形状となっている。
リムの外部幅は34mm、内部幅は21mmで、25〜28mmのタイヤ用に設計された60mmのリムに最適な寸法となっている。
特に34mmという超ワイドなリム幅は、以前に発表されている48Limitless Aero Discと同じだ。
プロファイルは、空気流がリムを通過するときに空気流がより長く付着したままになるのを助けることにより、抗力を最小限に抑えると言われている。
風洞実験の結果
が用意されている。
テストの結果としては、ENVE 5.6 SES Disc、Roval Rapide CLX Discに続いて、3番目に早いという測定結果となっている。
1位のEnve 5.6 SESディスクは2,550ドルと高額であり、これと比べるとダイレクト販売のHUNT 60は、相当コストパフォーマンスが良いことになる。
出来れば、以前の48Limitless Aero Discとの比較も欲しかったところ。これについては現在準備中ということらしい。
全ての風洞実験の結果をについては、こちらの公式サイトでどうぞ
Hunt 60 Limitlessリムは、7.5度のエンゲージメントとエアロピラーエリプティカルスポークを備えたブランドのFastEngage Sprintハブとペアになっている。
EZOベアリングまたはプレミアム低摩擦のCeramicSpeedベアリングとの選択が出来るようになっている。
セラミックスピードベアリングには6年間の保証が付いている。6年も乗り倒したら十分かもしれないけど。
他のブランドとは異なり、Huntはフック付きリムにこだわっているため、クリンチャータイヤとチューブレスタイヤの両方に完全な互換性がある。
スペック
- 重量 : 1,669g
- リムハイト : 60mm
- リム幅 : 内部幅21mm ・外部幅34mm
- ハブ: FastEngage 7.5ハブスプリント
- ベアリング: CeramicSpeed&EZO利用可能
- スポーク:ピラーエリプティカルスポーク、PSRウィング20 14gストレートプルブラック
- タイヤ互換性:チューブレスおよびクリンチャー対応、25-28cに最適化
- フリーハブオプション: Shimano / SRAM 8/9/10/11速度、 SRAM XD / XDR、Campagnolo8 / 9/10/11/12スピード
- 価格 :198,600円
価格については、EZOベアリングならば16万円台となる。このコストパフォーマンスは圧倒的だろう。
現在、2021年4月第4週に配達予定の予約注文を受けついている。日本のユーザーもHuntを使っている人がチラホラみられてきており、創業年数は短いが注目のブランドと言っても良いだろう。
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