ある時から急にサドルが下がったような気がしていた。
下がったと思った日付は11月22日の朝から。丁度久しぶりに朝練に行った時からだ。
その時には、冬物のパールイズミビブショーツを着たからかと思っていた。そんなに、厚みは変わらないはずなのだけど??
だが、日増しにサドルが低いことを実感。少し上げてみることに。
何が悪い??
シートクランプが緩んでいるのかと思って、サドルを持ってグラグラとゆすってみたけれど全く動かず。
サドルの上面がへたったのかと思ったけど、そうでもないみたい。一度、セライタリアのカーボンレースが折れたことがあったけど、今回は関係なし。
以前使っていたシートポストには目盛りが書いてあったので、下がったら一目瞭然で分かっていたのだけど、今のは何もないので見た目で下がってもはわからない。
シートクランプは、普通に六角アーレンキーで締められるタイプ。フレームを買った時についていた
TREKのトルクレンチで再度締めてみた。
六角レンチで再度締めてみる
- 4mmの六角レンチ(自転車用語ではアーレンキー) 5Nm
- ハンドル回りのみ使用可能
- 締めつけ専用
自転車の場合、カーボンパーツが増えているため最近ではデジタルトルクレンチを使用するのが当たり前になっている。
これはカーボンの特性として力をかけると変形してしまうので、何度も締めたりしていると変形が進みカーボンが破断することがあるから。
ただ、TREKのシートクランプの締め付けトルクって、正確にはいくらなのかな?
- 2021 Emonda SLR/SL サービスマニュアル 左を見てもシートクランプのトルク値は書いてなかった。
2mmサドルを上げる
だが、結局再度締めた所でサドルが低く感じるのはかわらず。当たり前か^^;
もう一台ローラー用のバイクがあるので測定してみると、BBセンターからサドル上面まで720mm。
股下寸法が82cmなので、よくある係数をかける設定方法だと
- 0.893
- 0.870
- 0.885(中級者 0.87、初心者 0.86)など
ネットで見てみると上のような感じですね。0.87は今中大介氏が本で書いてました。
これで計算すると
- 0.893×82=732.26mm
- 0.87×82=713.4mm
- 0.885×82=725.7mm
と、いうことで大体720mmでも良いみたい。ただ、上限は732.26mmなので、まだ上限まではサドル高さの余裕がかなりある。
だけど、720mmでは低すぎるので2mmあげて722mmに。まだ、低い感じがするけど、一度設定を変えたらしばらく乗ってみないと何が正解なのかわからなくなってしまう。
昔の記憶だと725mmだったような気もするし~。
まあ、正解までは5mm範囲以内だろうから、少しずつ上げてみよう。締めてあるようでも、下がったりするのか、これは疑問のままになりそう。
追記
皆さんのコメントによると、赤の奴は5ニュートンで実際には7ニュートンないといけないみたい。
カーボン用グリスと、トルクレンチを調達しないといけないな~。NTさん、トップクラマーさん(温泉チャンピオンか?)、ご指導ありがとうございます<(_ _)>
コメント
いつも楽しく記事を拝見させていただいています。
自分はTREK MadoneSLRに乗っていて、フレームには締付けトルク5Nmとなっています。クランプ方式が違うので、同じかどうかは、わかりませんが…。
締付けトルクが問題ないのであれば、少しお金がかかりますが、
フィニッシュラインやマックオフなどのカーボンパーツ用のグリスがあるので、それを使ってみても良いかもしれません。
グリス内に固形物が添加されて、それが滑り止めになるようです。
参考までに。
NTさん、いつもありがとうございます<(_ _)>
ホーボンパーツ用のグリスとを塗ると下がらないのですね。要チェックして物色してみますね。
また、よろしくお願いします!
後ろで走っている時にサドル下げたんじゃねとHさんと話してたんですけど
あの赤はハンドル周りで、シートは黒の7ニュートンなんですよ
トレックストアで組んで無いとダメですよ
なるほど~。
人から見ても下がって見えるのならば5mmは下がってますね。
赤は5Nmで、黒の7Nmでないとダメなのですね。と、いうことは締め付けトルクが足りないということか。
これで、原因が分かったので対策をしてみようと思います。
だいぶ、あげないとダメですね~