ロードバイクの情報を発信しています!

ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ 登りゴールを制したのは誰か?

海外情報
Image by meipakk from Pixabay
この記事は約11分で読めます。

第10ステージでは、平坦ステージのゴールでまさかのプリモシュ・ログリッチの勝利。ボーナスタイムと20分の審議の後に、3秒のタイム差が。

 

だが、選手は第11ステージの前に抗議。レース後のルール変更に対してフルームが代表して抗議した。

山岳ステージの前にマイヨロホをログリッチが奪いかえすという展開となった。さて、週末2日連続の山岳ステージで更なるタイム差がつくのか。

総合勢は、アタックよりも遅れないことのほうが重要だ。勝負はゴールまじかから行われるだろう。

 

スポンサーリンク

第11ステージ ビリャビシオサ〜アルト・デ・ラ・ファラポナ、ラゴス・デ・ソミエド 170㎞

第11ステージ photo Unipublic

 

よくもこんなコースを作ったものだ。登るたびに難易度が高くなっていく。しかも二日連続での登りゴールとなる。

最後のゴールとなるラ・ファラポーナは、2011年と2014年に登場している。

2011年はレイン・タラマエ(ReinTaaramäe)が勝利。2014年はアルベルト・コンタドールがクリス・フルームを突き放して優勝している。

 

ラ・ファラポーナ

ラ・ファラポーナの登りは、18.6kmで平均勾配は5.7%。前半は緩い登りだがゴール手前になると12%の勾配が待っている。

明日は魔の山アングリルが待っているので、早くからのバトルはないだろう。それよりもアシスト陣がどこまで残れるのか。

今日のゴールは明日の結果にもつながるだろう。

 

逃げは8人

photo tz cycling ストリーミングより 以下同様

ロットのティム・ウェレンスのアタックから出来た11人の逃げは最初の山岳ポイントの前に吸収される。

頂上手前で数人が集団から飛び出す。

 

最初の山岳ポイントをトップ通過したのはネルソン・オリヴェイラ(Movester)。下りで逃げているのは6人。後ろのメイン集団とは十数秒のタイム差。

 

クリス・フルームは先頭から3番目付近で走っている。相変わらず下を向くことが多い。カメラが来るとちゃんと反応してくれるところはさすが。

 

新たに出来た逃げは8人。山岳賞ジャージのギヨーム・マルタンにティム・ウェレンスも入っている。

 

マルク・ソレルがメイン集団からアタック。現在総合10位で3分55秒遅れている。モビスターは総合5位にエンリク・マス、アレハンドロ・バルベルデは総合8位。

前の逃げ集団までは2分のタイム差がある。追いつく予定で踏んでいるようだ。

 

なんと、マルク・ソレルは2分のタイム差を追いついてしまう。前で待っていたのは、ネルソン・オリヴェイラ。

マルク・ソレルは、ステージ優勝を狙う。

 

集団先頭はキャメロン・ワーフが引く。アイアンマンは強い。登りでもしっかりとアシストの役目を果たしている。

 

先頭は2番目の山岳ポイントを通過。先頭はギヨーム・マルタンが1位追加で39ポイントとなる。明確に山岳賞を狙っているので次の山岳ポイントまで逃げるはず。

後続とは2分10秒のタイム差。

 

下りで3人が抜け出す。ギヨーム・マルタンにマルク・ソレル、ネルソン・オリヴェイラが逃げる。

モビスターが2人いるので、ギヨーム・マルタンはオリヴェイラが切れるまで、引かない作戦に出るかな。

と、思っていたら3人は、すぐに捕まる。

 

集団はユンボ・ヴィズマが先頭で引き始める。タイム差が3分に近くなってきた。フルームは4番手につけている。

 

先頭は、モビスターが引き続ける。3つ目の山岳ポイントまで後3.6km。メイン集団とは2分56秒のタイム差。ゴールまでは後37.2km。

 

プリモシュ・ログリッチの後ろには、伝家の宝刀セップ・クスが控えている。今日も最後に爆発するのか?

 

ギヨーム・マルタンは3番目の山岳ポイントも1位通過。先頭からはニクラス・エイ(Trek – Segafredo )が切れて7名となっている。

 

残り14.3kmでクリス・フルームは仕事を終えて集団からドロップ。

 

先頭は、ネルソン・オリヴェイラが引いたり、ギヨーム・マルタンが引いたりしている。残り13.2kmでタイム差は2分48秒。どこまで粘れるだろうか?

 

残り11.9kmでユンボ・ヴィズマのアシストは4人。対するイネオスはイバン・ソーサとアンドレイ・アマドールの二人しかいない。

 

ラスト10.8kmで先頭は、ネルソン・オリヴェイラが切れて5人となる。

 

  1. 43. マーク・ドノヴァン(Mark Donovan)Team Sunweb
  2. 46. マイケル・ストーラー(Michael Storer)Team Sunweb
  3. 94. ダヴィ・ゴデュ(David Gaudu)Groupama-FDJ
  4. 151.  ギヨーム・マルタン(Guillaume Martin)Cofidis, Solutions Crédits
  5. 177. マルク・ソレル(Marc Soler)Movistar

タイム差は徐々に縮まってきた。若いSunwebの二人が入っている。

 

おっと、マルク・ソレルがラスト5.1kmでアタック!

 

ダヴィ・ゴデュが追いついてくる。二人で行くのかな。ダヴィ・ゴデュは現在総合14位まで順位を上げている。

2019ツール・ド・フランスではエースのティボー・ピノをアシストしつつ自身も総合13位に食い込んでいる。173cmで54kgと小柄なクライマーだ。

 

リチャル・カラパスはすでにアシストがいない。対するログリッチは未だ4人のアシストがいる。これは万全の体制だ。

 

どうやらこの二人でステージ優勝を争うようだ。このままいくと、二人共2分以上のタイムを稼ぐことになる。

 

 

二人はラスト1kmのゲートまできた。ここから二人は牽制を初めてペースが鈍る。

 

メイン集団からは、アレクサンドル・ウラソフ(Astana Pro Team)がキレの良いアタックで抜け出す。

 

先頭の二人はゴールまで牽制してスプリントへ。

 

スプリントで先行したダヴィ・ゴデュがそのまま凄いスビードでゴール。ブエルタ初出場で初優勝だ。

Groupama – FDJはエースのティボー・ピノが背中の痛みでリタイヤしているが、立派に代役を果たした。

これで総合順位も2つ上げて12位となっている。

 

メイン集団は、セップ・クスが引いていたが、ダン・マーティンがアタックをかけて、この集団のトップの7位ゴール。総合上位勢は明日が決戦ですね。

 

こちらはレースハイライト

 

こちらはラスト1kmから

 

レースリザルト

第11ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1 Gaudu David Groupama – FDJ 100 80 4:54:13
2 Soler Marc Movistar Team 40 50 0:04
3 Storer Michael Team Sunweb 20 35 0:52
4 Donovan Mark Team Sunweb 12 25 ,,
5 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 4 18 0:55
6 Vlasov Aleksandr Astana Pro Team   15 0:58
7 Martin Dan Israel Start-Up Nation   12 1:03
8 Mas Enric Movistar Team   10 ,,
9 Carapaz Richard INEOS Grenadiers   8 ,,
10 Roglič Primož Team Jumbo-Visma   6 ,,

 

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 45:20:31
2 2 Carapaz Richard INEOS Grenadiers ,,
3 3 Martin Dan Israel Start-Up Nation 0:25
4 4 Carthy Hugh EF Pro Cycling 0:58
5 5 Mas Enric Movistar Team 1:54
6 10 ▲4 Soler Marc Movistar Team 2:44
7 6 ▼1 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 3:31
8 8 Valverde Alejandro Movistar Team 3:44
9 9 Poels Wout Bahrain – McLaren 3:54
10 12 ▲2 Nieve Mikel Mitchelton-Scott 4:43

マルク・ソレルが10位から大きくジャンプアップして6位に浮上してきた。

 

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 135
2 3 ▲1 Martin Dan Israel Start-Up Nation 91
3 2 ▼1 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 90
4 4 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 70
5 5 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 54
6 18 ▲12 Soler Marc Movistar Team 53
7 7 Carthy Hugh EF Pro Cycling 50
8 8 Mas Enric Movistar Team 50
9 6 ▼3 Woods Michael EF Pro Cycling 45
10 10 Valverde Alejandro Movistar Team 42

 

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1 Mas Enric Movistar Team 45:22:25
2 2 Gaudu David Groupama – FDJ 3:08
3 3 Vlasov Aleksandr Astana Pro Team 4:53
4 6 ▲2 Zimmermann Georg CCC Team 22:43
5 4 ▼1 Mäder Gino NTT Pro Cycling 23:34
6 5 ▼1 Goossens Kobe Lotto Soudal 25:05
7 8 ▲1 Barta Will CCC Team 35:35
8 7 ▼1 Champoussin Clément AG2R La Mondiale 52:44
9 13 ▲4 Power Robert Team Sunweb 59:39
10 11 ▲1 López Juan Pedro Trek – Segafredo 1:03:18

 

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 1 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 50
2 2 Kuss Sepp Team Jumbo-Visma 24
3 3 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 24
4 5 ▲1 Wellens Tim Lotto Soudal 22
5 4 ▼1 Martin Dan Israel Start-Up Nation 20
6 6 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 17
7 23 ▲16 Storer Michael Team Sunweb 17
8 7 ▼1 Woods Michael EF Pro Cycling 16
9   Soler Marc Movistar Team 16
10   Gaudu David Groupama – FDJ 14

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました