ツール・ド・フランス第6ステージはアレクセイ・ルチェンコが先頭集団から抜け出して単独で勝利。
その後ろではイネオスが集団先頭を固めて走り続ける。路面状況が悪かったので前に位置していたとも言われている。
だが、ラスト200mでバウケ・モレマが意味深な言葉を聞いている。
調子は戻っていないのか?
#TDF2020 Stage 6⃣ report:
◾ @Eganbernal holds station in fifth overall
◾ 3 INEOS Grenadiers in top 10 on summit finish
◾ GC remains largely unchanged
◾ “We rode on the front with our own speed” – @kwiato 🗣— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) September 3, 2020
エガン・ベルナルは、第4ステージのレースフニッシュでプリモシュ・ログリッチが加速した時について行けなかった。この時ベルナルは7位。ログリッチェとはかなりの差が開いていた。
そして、昨夜の第6ステージ。ラスト32kmからイネオスは集団を支配。最後まで支配が持つのかと思っていたが、集団先頭はミカウ・クウィアトコウスキーが引き続ける。
問題はラスト200mでのこと。
バウケ・モレマは、エガン・ベルナルがミカウ・クウィアトコウスキーに向かって「簡単に」と叫んだことを聞いている。
調子が良ければ、ベースを落とせということはないはず。大抵はアシストを追い抜いてラストスパートをかけるのがエースの役目だ。
これについて、バウケ・モレマはベルナルが速く進みたくないか、気分が悪かったのではないかと言っている。
エガン・ベルナルはペースを落としてほしくて、簡単にと叫んだのか、それとも背中の調子が万全でなく痛みを感じていたのか、それはわからない。
先頭を引き続けたミカウ・クウィアトコウスキーは自分のペースで登りたかったとレース後に語っている。イネオスで最後まで残ったのはリチャル・カラパスとベルナルの3人。
先頭を走るアレクセイ・ルチェンコよりも、速いペースでミカルは最後に引いている。確かにきついペースだったことは間違いないだろう。
エガン・ベルナルの調子が悪いのか、まだ痛みがあるのか、その答えは第3週の本格的な山岳が再び訪れる時にわかるだろう。
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