イネオスのツール・ド・フランスのメンバーには、クリス・フルームとゲラント・トーマスが含まれなかった。
クリス・フルームについては、誰が見てもトップフォームに戻っていないことは確認できたが、まさかゲラント・トーマスまで選出されないとは、本人も思っていなかったのではないがたろうか?
トーマスとしては、ツールまでに更に1kgの減量をして本番に備えるつもりだったのだろうけど。
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ゲラント・トーマスはエガン・ベルナル、クリス・フルームとならんで3人のリーダーの一人だと思われていた。
2018年のツール優勝者であり、2019年はエガン・ベルナルに続いて2位。しかも、コース短縮など何か納得のいかない中での順位なので、今年にかける思いは強かっただろう。
トーマスはインスタの投稿で、
最終的にしっかりとした計画を立てて、何をしているかを正確に把握して、ええと、今年から何らかのポジティブなことを試してみるのはいいことだ。
ジロをターゲットにして戦うことにする。私はそこでのレースを楽しみたい。それが今の計画だ。
今回のジロには、最終週に厳しい山岳ステージが待っているが、3つのタイムトライヤルがあり、トーマスにとっては有利になるだろう。
イル・ロンバルディアでの落車により、レムコが活動中止しているので、ヴィンチェンツォ・ニバリとヤコブ・フルサンがトーマスのライバルとなるのではないか?
来年ツールに出れるのか?
トーマスは、チームの動画では
2017年は、ツールで優勝した2018年と似たような素晴らしい状態だった。ジロはあのクラッシュで悪くなってしまったので、いつも戻りたいと思っていた。
イタリアでのレース、ロード、ファン、食べ物が大好きだ。
と語っている。
いつかジロには戻ってくるつもりだっただろうが、今年ではなかったはずだ。トーマスの本心は彼にしかわからないが、プロなので気持ちを切り替えて戦うだろう。
チームとして3人を分けるのは戦略的にも良い。特にカラパスはTTが得意でないのでジロよりはツールのほうが良いだろうし。
2010年以来、毎年のようにツールに出ていたが、ついに連続出場も途切れる。来年ツールを走れるチャンスはあるんだろうか?
ツールに出れなかった悔しい思いを全てジロにぶつけて勝って欲しい。
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