クリテリウム・デュ・ドーフィネが開幕した日に、イタリアではワンデイレースのグラン・ピエモンテが行われた。
クリテリウム・デュ・ドーフィネに続いて、放送されていたので見られた方も多かったのでは。
Santo Stefano Belbo › Barolo (187k)
小刻みにアップダウンの繰り返されるコース。
一番長い登坂でも6.1kmで平均勾配4.1%。だが、3キロくらいの登りが何回も現れるので足を削られるコースだ。
ゴールも登っていて生き残れたライダーしかスプリントに参加出来ない厳しいコース設定だ。今回のレースでも、サバイバルとなり小集団がゴールを目指した。
先頭集団を追う、追走グループの中には、ジャンニ・モスコンとジョージ・ベネットの姿が。
ニバリのアタックも見れたのだが~。
ジョージ・ベネットは小さくなった集団で、ジャンニ・モスコンをちぎってソロ攻撃を開始。
ここからのジョージ・ベネットの力強さは凄かった。
These are the numbers behind @georgenbennett‘s incredible attack to win 🇮🇹#GranPiemonte!
Bennett averaged 30.8km/h on a gradient of 6%, pushing out 550W over a one-minute effort.
Simply stunning! 💪 https://t.co/QyFy94NOhJ pic.twitter.com/KALfNocFoR
— Velon CC (@VelonCC) August 12, 2020
Velon CCのデータによると、ジョージ・ベネットは最後の6%の勾配で平均30.8km/hで、1分間で550Wで逃げ続けた。
追いすがるディエゴ・ウリッシのスパートに追いつかれることはなかった。後ろの後続からはマチュー・ファンデルプールが3着で駆け抜けている。
レース再開後のジョージ・ベネットの調子は最高だ。ツール・ド・レンでのアシストでも良い働きを見せている。
今年はジロを目指す予定だったが、現在の所ツールしか予定がない。
だが、これならば、ツールは間違いなくベストの状態で望めるはず。Jumbo-Vismaのツールでの貴重なアシストとなるだろう。
これで、Jumbo-Vismaは一日で2勝をあげた。更に勝利を積み重ねていくのは間違いない。
逆にジャンニ・モスコンは今年グランツールに出場する予定がないのに、勝利がつかめないのではチームにとっても損失ではないかな。
リザルト
- George Bennett (NZl) Jumbo-Visma, 4:38:23
- Diego Ulissi (Ita) UAE Team Emirates +0:00
- Mathieu van der Poel (Ned) Alpecin-Fenix, +0:04
- Aleksandr Vlasov (Rus) Astana
- Simon Geschke (Ger) CCC Team
- Alexander Aranburu (Esp) Astana
- Dries Devenyns (Bel) Deceuninck – Quick-Step
- Robert Stannard (Aus) Michelton-Scott
- Giulio Ciccone (Ita) Trek-Segafredo
- Attila Valter (Hun) CCC Team
ゴール前の様子はこちらのほうが良くわかる
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