今年の世界選手権は予定通りだと、スイスで行われる公算が大きくなった。
昨年のTT表彰台のメンバーは問題ないが、大きく問題の出るチームもある。
個人タイムトライヤルが初日に設定された理由は?
スイスで開催される世界自転車選手権のプログラムは、タイムトライアルのスペシャリストにとって難しい選択を迫られることになる。
この秋の過密カレンダーでは、グローバルタイトルレースが他の重要なレースとの重なりを生み出している。
最も大きな問題が、世界選手権個人TTがツール・ド・フランスの最終日と同じ日に開催されることだ。
昨年の世界選手権は混合チームリレーで幕を開けた。だが、UCIはこの種目の威信を高めるために、初日に個人タイムトライアルを設定することが昨年9月に決定されている。
初日に個人タイムトライヤルを設定することで、後で参加者がチームリレーに参加できるようになる。したがって、関心はさらに高まる。
これは男女平等のイメージを高めたいUCIの目標の一環であり、オリンピック種目で導入して貰うための方策でもある。
コロナウイルスのために再配置されたカレンダーのために、これらの 2 つの日付を元に戻すことを期待されていたが、UCIは、元のスケジュールが維持するようだ。
このため、多くのスペシャリストが今年のツール・ド・フランスと世界選手権(最終日)のどちらかを選択する必要が出てきた。
最も困るチーム
世界選手権TTとツール最終日のバッティングで最も困るのはTeam Jumbo-Vismaだ。
Team Jumbo-Vismaは、計画を再考しなければならいかもしれない。
チームは最近、
- トム・デュムラン 2017年優勝
- プリモシュ・ログリッチ 2017年3位
- トニー・マルティン 4度の世界チャンピオン
- ワウト・ファンアールト(ベルギー代表に選出された場合)
以上の4人で世界選手権個人タイムトライアルに特に力を入れたいと考えていることを示していた。
しかし、前述のカルテットはツール・ド・フランスのTeam Jumbo-Vismaのセレクションの一部だ。そのため、このカルテットは世界選手権のタイムトライアルには参加できないことになる。
チームイネオスを倒す最大のライバルチームとして最終日前にメンバーが抜けだす訳にも行かない。
表彰台の一角を占める可能性のある4人を個人TTに参加させないのは、逆に世界選手権の魅力が半減することにもつながらないのか?
Team Jumbo-Vismaはチーム編成を変えるのだろうか?
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