シクロクロスの皇帝と呼ばれたスヴェン・ネイスを称えて始まったGP Sven Nysでは、チーム名を変更したAlpecin-Fenixが大活躍した。
男子U23と女子エリート、そしてマチュー・ファンデルプールが男子エリートで優勝し、Alpecin-Fenixのライダー3人が表彰台の中央を独占することになりチームの門出を祝った。
DVV VerzekeringenトロフィーGP Sven Nys2019
コースは今日もわりと高速コース。自然の高低差を利用した部分もあり、一気に上がる土の坂で選手の足の差が出たコースだった。
まず、レースのほうは、先に男子U23が行われており、2019フランスシクロクロスチャンピオンとなっているAntoine Benoistが優勝している。
アントワン・ブノワ(Antoine Benoist)は、2019年8月1日からトレーニーとしてコレンドン・サーカスにはいった20歳の若者で、Alpecin-Fenixと2年の契約を結んでいる。
Alpecin-Fenixの2020年シーズン最初の勝利だ。
女子エリートもセイリン・デルカルメンアルバラード(Ceylin del Carmen Alvarado)が優勝しており、新しいAlpecin-Fenixのジャージで走っての優勝だ。
2位争いが面白い展開となる
男子エリートは、スタートしてエリ・イーゼルビットとマチュー・ファンデルプールがランデブー。
途中エリ・イーゼルビットが前を走るパートもあったのだが…..
一度、差がついてしまうとイーゼル・ビットは後退。第2集団で走ることに。
今回は、イギリスの天才と呼ばれるトム・ピドコックとエリ・イーゼルビットの2位争いが中々面白かった。最後は好調なエリ・イーゼルビットに差をつけられてしまったけれども。
やはり、ロードでも鍛えているトム・ピドコックは舗装路での走りがとても速い。ここで一気に前においついてきた感じだ。エリートに上がって徐々に順位を上げてきている。
マチュー・ファンデルプールはゴールではゆっくりと、Alpecin-Fenixのチーム名を指さしてアピール。
17歳のティバウ・ナイスが素晴らしいテクニックを見せてくれた。
Thibau Nys rode the stairs again in Baal. pic.twitter.com/WS5Dz1MMNn
— Cyclocross24.com (@cyclocross24) January 1, 2020
階段の左側は土が見えているので、こちらを上がる選手はいた。
階段のささらの部分を登るライダーはいない。後続との差がついていたので、余裕でクリアーした感じだ。
元世界チャンピオンのゼネク・スティバルはシクロクロスでは最後のレースだった。15位でフニッシュ。しかし、Deceuninck – Quick Stepのジャージも変わってしまって走っていると見つけるのに苦労する。
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