イタリアの老舗コンポーネントメーカー、Campagnoloが新たな一歩を踏み出した。
2026年9月2日、Campagnoloはスイスの持株会社SPAC SAから戦略的投資を受け、少数株式を売却したと発表。Campagnolo一族は引き続き筆頭株主として経営を維持するという。
Campagnoloは1933年の創業以来、クイックリリースなど数々の技術革新を生み出してきた。しかし現在、ロードコンポーネント市場ではShimanoとSRAMに大きく差をつけられている。
今回の投資は、そんなCampagnoloが再び存在感を取り戻すための転機になるのだろうか。
ワールドツアー復帰となるか?

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Campagnoloによれば、今回の投資によって新たな資金と戦略的な専門知識を得て、技術力や製品開発をさらに強化していくという。
また、プロレースへの関与も強める方針を示しており、エリートレースとの結びつきを再び強化したい考えだ。
ここが大きなポイントになる。
現在のワールドツアーでは、Shimanoが10チーム、SRAMが8チームを供給しており、Campagnoloには採用チームがない。
かつてはトップチームのバイクに当然のように装着されていたCampagnoloだが、2025年末でCofidisも採用を取りやめている。
Campagnoloはこの数年、巻き返しに力を入れてきた。2023年にはSuper Record 12Vで初のワイヤレスコンポーネントを投入。
その後、2025年にはSuper Recordは13速化し、製品ラインアップの立て直しを進めている。
少数株主を迎えて「独立」は維持

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今回の外部資本受け入れは、経営再建のためだけではなく、すでに始めている製品面での巻き返しをさらに加速させるためとも考えられる。
そして、もう一つ気になるのがSPAC SAだ。
詳細はまだ明らかになっていないものの、同社は自転車業界への投資を行っており、Pinarelloもその一つとされている。
さらに、Pinarello Q36.5 Pro Cyclingを所有する億万長者イヴァン・グラゼンバーグ(Ivan Glasenberg)とのつながりも指摘されている。
そのため、2027年シーズンにPinarello Q36.5 Pro Cyclingで復帰する可能性にも言及している。もちろん、これは現時点では可能性の話であり、正式発表ではない。
もし実現すれば、これはCampagnoloにとって非常に大きい。最高峰のレースで最新コンポーネントを実際に使用してもらえるからだ。
Campagnolo自身も今回、プロレースとの関係を強化すると明言している。
一方で、投資を受け入れたからといって、すぐにShimanoやSRAMとの差が埋まるわけではない。老舗イタリアンブランドCampagnoloの本当の勝負は、ここから始まる。
現在のロードコンポーネント市場では、変速性能だけでなく、電動化、アプリとの連携、補修体制、ホイールやフリーハブの互換性、そしてプロチームでの実績まで含めて競争しなければならない。
今回得た資金とノウハウを、どのように製品とレース活動につなげていくのか。そこが本当の勝負になる。









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