世界選手権個人タイムトライヤルを4度獲得しているタイムトライヤルスペシャリストのトニー・マルティンが、東京オリンピックのタイムトライアルには参加しないことを表明した。
トニー・マルティンは、マネージャーのヨルク・ヴェルナーと相談してその決定を下したとMDRに語った。
東京オリンピック回避の理由
計画は、オリンピック大会を手放すことです。そうすれば、世界選手権のタイムトライアルのために100%準備することができる。そのコースは私にぴったりです。
とマーティンは語っている。
2020年世界選手権男子個人タイムトライヤルのコースは、スイスのAIGLEをスタートし、MARTIGNYでゴールするコース。
高低差が少なく、獲得標高は278mとなっている。割とフラットだ。
一方、東京オリンピックのタイムトライアルコースは富士サーキットを利用した厳しいコース。
東京オリンピックのTTコースは、富士スピードウェイをスタートして、4.9kmから10.3kmまで登りが続く。15.5kmまで下り、再び2kmの登坂。
このコースを男子は2周するのだから、TTとしてはとても厳しいコースだ。
私のマネージャーは東京でコースを見ている。彼は東京のコースを非常に重いと述べていた。もちろん、オリンピックは常に特別なものだから難しい。
トニー・マルティンはオリンピックのTT代表は若手に譲るつもりだ。その代わりに5回目の世界選手権TT王者を目指すことに100%集中するようだ。
今年の世界選手権では、ブエルタの落車で不本意な走りしか出来なかったので、そのリベンジもあるのだろう。
下の写真は、世界選手権の前の状態の写真だ。まだ顔のケガが治ってない(‘Д’)
トニー・マルティンが出場しないならば、ドイツの代表は誰になるのだろうか?
まずは、2019年ドイツ2位のニルス・ポリッツは有力候補だろう。昨年もミックスで世界2位となっているメンバーでもあるし間違いないだろう。
あとモビスターからSumwebに移籍するヤシャ・ズッタリンあたりかな。
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