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2026 ツール・ド・フランス  なぜ選手たちは腕の毛も剃るのか?

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ロードレーサーに乗っているバリバリのライダーならば足のすね毛はそっている人が大半だろう。

2026年のツール・ド・フランスでは、マチュー・ファンデルプール、ソーレン・ヴァーレンショルト、マウロ・シュミットといったステージ優勝者たちにある共通点が見られた。

それは全員が腕の毛まで剃っていることだ。現地調査によると、今年の集団の約半数が腕の毛を処理しているという。脚の毛を剃ることは自転車界では常識だが、なぜ腕の毛まで剃るようになっているのだろうか?

 

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腕の毛の処理の理由とは?

 

腕の毛を剃る理由の一つは、落車時の怪我の処置だ。

 

Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミットのコメント

「ちょっとした擦り傷ができた時に、少しでも清潔に保てるんだ。空気抵抗を減らすためだけではないよ。

脚も同じだね。もし転倒した時に、包帯を巻く際に毛が抜けてしまうことがなくなるので、ずっと楽になると思う。Tudor Pro Cycling Teamのマルク・ヒルシがやっていて、マネしたんだ。」

 

 

逃げて敢闘賞を何度も獲得したLotto Intermarchéのバティスト・ヴェストロッフェも同じように言っている。

「まず第一に、転倒時のことを考えればね。転倒して傷口を清掃したり、手術が必要になったりした場合、毛がない方が楽なんだ。」

 

空気抵抗も削減

 

腕の毛を剃る主な理由の一つは空気抵抗の削減だという。

Caja Rural – Seguros RGAのフェルナンド・ガビリアのコメント

「チームメイトのアレックス・モレナールと、剃るべきかどうか話し合ったんだ。それから一晩部屋で話し合って、『よし、やろう』ってなったんだ。

ただ空力を良くするためだ。登りでは違いを感じないし、同じように遅れるけどね。」

 

フェルナンド・ガビリアは、ツール・ド・フランス開始前の映像では前腕は剛毛のままだった。第12ステージで落車して腕に擦過傷を負ったが、事前に毛を剃っていたことが幸いしている。

 

 

Uno-X Mobilityのパフォーマンスディレクターであるキャスパー・フォン・フォルサッハは、効果は腕毛の量による個人差が大きいとしつつも、違いは確実にあると述べている。そのため、今年のツールにはUno-X Mobilityの全選手が腕の毛を剃って臨んだ。

その他の副次的な理由として、日焼け止めが塗りやすくなるという利点も挙げられている。

2015年にSpecializedが行った風洞実験では、腕の毛を剃ることで40kmあたり19秒短縮できるというデータも存在する。これは個人差が大きそうだけど。

腕の毛を剃ることは、わずかなタイム短縮と実用的なメリットを両立する手段として、現代のプロトンに定着しつつある。

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