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2026 ドワルス・ドール・フラーンデレン フィリッポ・ガンナのハンドル破損原因についてPinarelloが公式見解

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Image credit: chan
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2026 ドワルス・ドール・フラーンデレンにおいて、劇的な勝利を飾ったフィリッポ・ガンナ。

レース中にはホイールとハンドルの破損という2度の大きなメカニカルトラブルに見舞われていた。

このうち、映像にも捉えられて波紋を呼んだハンドルの破損について、自転車メーカーのPinarelloが公式な声明を発表している。

 

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ハンドル破損について

 

ドワルス・ドール・フラーンデレンでは、逃げていたワウト・ファンアールトをガンナがゴール前200mでかわすという白熱した展開となった。

 

しかし、ガンナにとってその勝利への道のりは平坦なものではなかった。

ゴールまで残り38kmの地点で、ガンナが乗るPinarello Dogma Fの右側のドロップハンドル部分が突如として折れ、後方に曲がってしまうというショッキングな場面が中継カメラに映し出された。

彼はすぐにバイク交換を余儀なくされたが、この破損事故についてPinarelloが調査結果を報告している。

Pinarelloによると、初期の分析の結果、破損の原因は製品の製造上の欠陥ではなく、組み立て時のセッティングの問題であったとしている。

具体的には、ブレーキレバーとシフターをハンドルに固定するための金属製バンド(クランプ)が強く締め付けられすぎていたと指摘している。

ロードバイクのSTIレバー(ブレーキ・シフトレバー)をハンドルに固定する際の締め付けトルクには、各メーカーが定めた明確な基準が存在する。

一般的なカーボン製ハンドルの場合、レバーを固定するクランプの締め付けトルクは最大5Nm程度に指定されていることがほとんど。

カーボンは引っ張る力には非常に強い素材だが、クランプなどで局所的に強く締め付けられる「圧縮の力」には弱いという特性を持っている。

指定されたトルク(5Nmなど)を超えて強く締めすぎると、外見上は問題なく見えても、内部のカーボン繊維が押し潰されて断裂したり、ダメージが蓄積したりする。

規定トルクを超えてクランプが強く締め付けられていたことでカーボンが局所的にダメージを受けた。そこに石畳の激しい振動とガンナの桁違いの体重を乗せたハンドリングなどが加わり続けた結果、限界を超えて破断してしまったというのが、Pinarelloの指摘するセッティングの問題の真相となる。

私の場合にはTrekの5Nmまでしか締めれないトルクレンチが付属していた。ただ、プロの整備士なのでトルク計測ができる工具を使ったと思われるけれど、そこはわからない。

なお、ガンナはレース中にホイールの破損とこのハンドル破損により、二度にわたって集団から遅れをとった。

懸命な追走によって見事に集団復帰を果たして勝利を掴んだ彼だが、その追走の過程でチームカーからボトルを受け取る際に長時間掴まり続ける「スティッキーボトル」の違反があったとして、レース後には罰金処分が科されている。

 

過去にはハンドル破損はあったし、サドルが落ちたりするケースも多々ある。石畳の上を走るのは大変なのだ。

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