2026 ロンド・ファン・フラーンデレンに向けて、最大級のサプライズがもたらされた。
これまで本人とチームが再三にわたって出場を否定してきたレムコ・エヴェネプール(Red Bull – BORA – hansgrohe)が、ついにロンドへの初出場を公式に発表したのだ。
しかし、この発表の裏には、ファンの予想をはるかに超える用意周到な計画が隠されていた。
秘密にされた綿密な計画
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レムコ・エヴェネプールは水曜日の朝、Instagramでの投稿を通じて数ヶ月にわたる憶測に終止符を打ち、正式にロンド参戦を表明。
さらにその後、自身のYouTubeチャンネルで一本の動画を公開したことで、自転車ロードレース界に衝撃が走った。
なんと彼は、「今年は出ない」と公言し続けていた。それは以下の記事でも明確に述べている。
だが、昨年の12月の時点で確実に出場を決めており、すでにコースの試走まで済ませていたのである。
それが以下の動画だ。
公開された動画の中でエヴェネプールは、12月27日と28日の2日間にわたり、フランドル地方で極秘のコース試走を行っていたことを明かしている。
動画内で彼は「今日は12月27日。外はとても寒いけれど、僕たちはコッペンベルグの頂上にいる。ここで明かさなければならないことがある。僕は今年、ロンド・ファン・フラーンデレンを走る」と語っている。
なぜ彼はこれまで事実を伏せ、極秘で試走を行わなければならなかったのか。その背景には、移籍に伴う契約上の厳密な制約があった。
「全身黒のウェアで極秘の試走をしているんだ。今の時点ではRed Bull – BORA – hansgroheのウェアを着ることができないし、この動画が公開される時に前のチームのウェアを着ているわけにもいかないからね」と彼は説明している。まあ、当然だ。
まだ正式な移籍契約が開始される数日前だったため、特定のチームウェアを着用せずにプロジェクトを極秘裏に進める必要があったのだ。
この試走は決して彼一人で進められたものではなかった。12月末の試走には、スポーツディレクターのスヴェン・ファントーレンハウトや戦略アドバイザーのアラン・パイパーといった新チームの首脳陣が同行。
さらに2日目の残り160kmの試走には、新しいチームメイトであるジャンニ・フェルメールシュも加わっていた。
これは目撃されており、SNSにも投稿されていた。ただトレーニングに付き合っただけとなっていたけれど、本格的な偵察だったことがわかる。
エヴェネプールはロンドの石畳の登りに向けて32mmのチューブレスタイヤと56/43のチェーンリングを用意し、
「初めてのロンドだからこそ、100パーセントの準備を整えて完全に用意しておきたい」と強い意気込みを見せている。
ベルギー代表監督時代から彼を知るファントーレンハウトは、「彼がこのようなレースに出場するとは誰も予想していなかったかもしれないが、これこそ彼が愛し、歴史を作ることができるレースだ」と高く評価している。

Image credit: chan
周囲を完全に欺き、冬の寒空の下で静かに進められてきたこの極秘プロジェクト。まさに卵を温めるように作戦を練っていたわけだ。
石畳にも順応したならば、タデイ・ポガチャルの対抗馬となるのは間違いない。
周到な準備を経てスタートラインに立つレムコ・エヴェネプールが、フランドルの石畳でどのような歴史を作るのか、世界中が熱い視線を注いでいる。



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