EF Education-EasyPostのワールドツアー最年少ライダーとして大きな注目を集めるマッティア・アゴスティーナッキオ。
彼は2024 シクロクロスジュニア世界王者としての顔も持ち、チームの新たなシクロクロス部門の立ち上げという重要な役割も担っている。
オンロードの最高峰レースとシクロクロスの両立を目指す彼が、大舞台に向けて一体どのようなトレーニングを積んでいるのか。今回は、彼のレース直前1週間のトレーニングルーティンに迫る。
マッティア・アゴスティーナッキオが明かすレース前1週間のトレーニング
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マッティア・アゴスティーナッキオの才能は、ロードレースの枠にとどまらない。シクロクロスのジュニア世界選手権で見せた圧倒的な走りは、彼がオフロードでも世界トップクラスの実力を持つことを証明している。
EF Education-EasyPostは彼の加入を機にシクロクロスチームを本格始動させており、彼自身もシクロクロスのシーズンにおいても全力でトップを狙うという強い意志を持っている。ロードレースのスピードと戦術、そしてシクロクロスで培ったバイクコントロールと爆発力。
この2つの異なる分野の能力をどのように融合させ、レース直前の重要な1週間を過ごしているのだろうか。
マッティアのトレーニングダイアリー(12月8日〜14日)
ターゲットレース:UCIシクロクロスワールドカップ エリート(ベルギー・ナミュール) トレーニング地:イタリア、ベルギー
月曜日:リカバリーライド(合計走行時間:1時間30分)
今週はエリート選手たちと戦う初めてのワールドカップとなるナミュール戦の準備に完全に集中していた。11月30日のフラマンヴィルでのU23のレース(8位)の後は、12月にたくさんのレースが控えていたから、トレーニングを軽めにしていたんだ。今週は170から190ワットの間を維持するゾーン1のライドから始めたよ。
火曜日:瞬発力トレーニング(合計走行時間:3時間)
このライドの前に、いくつかエクササイズを取り入れた短いコアセッションを行った。最近このセッションを週に2回やり始めたんだ。その後、外に出て3時間走り、僕のお気に入りのセッションをこなした。
ゾーン5で50rpmのペダリングを30秒間、その後15秒間全力で踏むのを6回繰り返すというものだ。このセッションで自分の瞬発力が鍛えられ、向上していると感じている。
水曜日:午前 エンデュランスライド / 午後 VO2maxインターバル(合計走行時間:3時間30分)
午前中はゾーン2(220〜230ワット)で2時間安定して走り、昼食後はVO2maxのトレーニングを行った。レースペースより少しきつい450〜500ワットで2分間を2回、間に1分間のリカバリーを挟んだ。このセッションはシクロクロスのレースでとても役立つんだ。
木曜日:エンデュランスライド(途中で中止)(合計走行時間:30分)
本当は3時間半走る予定だったけれど、朝起きた時にあまり体調が良くなくて、自転車に乗ってすぐにこのセッションをやり遂げられないと気づいたんだ。結局、30分しか走らなかった。無理して体調を悪化させるより、立ち止まって回復させる方がいいからね。
金曜日:リカバリーライド(合計走行時間:1時間30分)
前日より少し体調が良くなったから、金曜日は本来休息日だったけれど、90分間のゾーン1のリカバリーライドに出かけた。そして夜には、レースのためにベルギーへ移動した。
土曜日:コース試走(合計走行時間:1時間30分)
ナミュールは僕にとって大きなレースだったから、ジュニア時代に走ったことがあるコースだけれど、念入りに準備をした。何周も走り込んで、時には少しペースを上げたりしながら、常に最適なラインを探していたよ。
日曜日:レース本番 UCIシクロクロスワールドカップ・ナミュール(合計走行時間:1時間40分)
僕のレース前の準備には、コースを1、2周走ることと、20分間のウォーミングアップが含まれている。まずはゾーン2で4分、ゾーン2b(ほぼゾーン3)で2分、ゾーン3で2分、さらにゾーン4で2分、そして3分間のリカバリーという流れだ。
その後、30秒間のVO2maxエフォートを2回行い、間に30秒間のイージーペースを挟む。
レースは5列目というかなり後ろからのスタートだったけれど、自分のリズムを見つけることができて、最後の数周はトップ10の何人かの選手よりも速いタイムで走れた。13位という結果には本当に満足しているよ。
年齢以上の賢明さと今後の展望
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マチュー・ファンデルプールが勝利したナミュールでは1分46秒遅れの13位。12位はトーン・アールツ、14位はティボール・デル・グロッソだ。すでにエリートと変わらない順位でのゴールは18歳としては凄いものがあるる
ハードなトレーニングは慎重に調整され、リカバリーとのバランスが取れており、身体の初期の警告サインにもしっかりと耳を傾けている。
木曜日にライドを途中で切り上げる決断を下したことは、彼の年齢以上の賢明さを示している。 無謀な挑戦よりも継続性を信じることで、彼は目標としていたレースで正当な結果を手にした。
ロードとシクロクロスの両方でトップを目指すこの才能は、間違いなく今後数年間にわたって注目すべき存在だ。




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